ニホンカモシカ

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?ニホンカモシカ

サンディエゴ動物園にて
種の保全状態評価[1]
LOWER RISK - Conservation Dependent (IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Image:Status iucn2.3 CD.svg
分類
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門 脊椎動物亜門 Vertebrata
哺乳綱 Mammalia
鯨偶蹄目(クジラ偶蹄目) Cetartiodactyla
ウシ科 Bovidae
亜科 ヤギ亜科 Caprinae
シャモア族 Rupicaprini
カモシカ属 Capricornis
ニホンカモシカ C. crispus
学名
Capricornis crispus
(Temminck, 1844)
和名
ニホンカモシカ
英名
Japanese Serow

ニホンカモシカ(日本羚羊、学名:Capricornis crispus)は、日本中国地方を除く本州四国九州の低山帯から亜高山帯にかけて棲息するカモシカ。日本固有種

目次

[編集] 由来

カモシカという名称は、昔その毛を氈(かも)と呼んでいたことによる。「氈鹿」のほかに「羚羊」という漢字を宛てることがあるが、同様に「羚羊」と書く「レイヨウ」(インド・アフリカに生息)は、ウシ科 レイヨウ亜科に属する別のグループである。

別名を「アオジシ」と言い、青色の汗をかくと言われる。他に、ニク、クラシシなどの別名もある。

[編集] 体形

頭胴長70~85cm、肩高70~75cm、体重30~45kg。ホンシュウジカなどのシカ類より小柄でずんぐりしており、四肢も首も太く短く、毛も長い。よって、しばしば用いられる「カモシカのような脚」という形容は、レイヨウとの混同によるものと言われている。

角は黒色で先がとがっており、15センチほど。後ろ側にゆるやかに湾曲している。目の下のよく目立つ眼下腺をもち、ここから分泌液を出してマーキングをする。シカ科のシカ類はひづめがほっそりしていて、開けた場所を走るのに向いているのに対して、ニホンカモシカはひづめの先を広げて立つことができ、岩場など足場の悪い所での活動に向いている。

四国のニホンカモシカは体色が黒く、亜種と見る向きもあるが、生息数が少ないため、定かではない。

なお、カモシカの毛皮は水を通さず、保温性も高いので、腰当てとしては最上という評価があったとされる[要出典]

[編集] 習性

[編集] 行動

崖地を好み、犬に追われた場合など、崖に逃げる傾向が強い。好奇心が強く、人間を見に来ることもあると言う。

[編集] 食性

主に森林内の植物の葉を食べ、冬には冬芽や枝先の樹皮なども採食している。上側の歯がないので、枝先からこそぐように食べる。つまみ食いをするように少量食べて移動することを繰り返す。なお、シカは植物質なら樹幹の樹皮などでも食べ、一帯を食べつくすため植生に大きな影響をもたらすことが多い。 カモシカは葉もの野菜を食害することもあり、農業被害の一因になっている。

[編集] 糞塊

カモシカの糞はシカの糞とほぼ同じ形で、楕円形である。野外において、この両者を見分けるのは簡単ではない。一つの目安は、シカは糞を少数ずつ散布するが、カモシカは塊を作ることである。盛り上がった糞塊が作られていれば、カモシカの可能性が高い。これは、シカは、歩きながら糞をするのに対して、カモシカは、立ち止まって糞をする傾向があるからである。森下正明は糞塊からカモシカの個体数を推定するモデルを造った。

[編集] 保全の現状

乱獲が進み3000頭まで減少したため1955年、特別天然記念物に指定された。新潟県笠堀の生息地は天然記念物に指定されている。中国地方では絶滅、四国九州でも絶滅に近い状態となっている一方で、それ以外の地域では近年個体数が増加し、生息域を平野部まで広げていることから、食害による林業や農業への被害が問題になっているところも多い。現在の生息数は7万頭から10万頭と推測されている。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ Caprinae Specialist Group 1996. Capricornis crispus. In: IUCN 2007. 2007 IUCN Red List of Threatened Species. Downloaded on 24 February 2008.

[編集] 外部リンク

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