タルシス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
地形性の雲が、火山の山頂付近に見られるタルシス地域のカラー画像。左上部はオリンポス山、中央はタルシス三山である。三山のうち、下はアルシア山、中央はパヴォニス山、上はアスクレウス山である。画像はNASA/JPL-カリフォルニア工科大学による。

火星におけるタルシス地域は、火星の赤道の巨大な火山平原で、マリネリス峡谷の西端にある。その名は聖書に記された、世界の西の果てにある土地の名タルシシュによる[1]

この地域は、太陽系で最大規模の火山の幾つかがあるタルシス台地を含む。その中のオリンポス山は、35~38億年前のノアキス紀のうちの1億年間にマントルプルームの上昇によってできた[要出典]

タルシス台地の巨大さは、火星地質学に大きな影響を及ぼした。タルシス地域は、タルシスの谷(trough)と呼ばれる、環状の低地に囲まれている。そして、火星の反対側にはタルシス台地より小さなアラビア大陸(Arabia Terra)があるが、これはタルシスの重みの結果形成された可能性がある。これらの特徴は、ノアキス紀後期の火星の渓谷の形成における主要な影響であった。タルシスのマグマから噴出した大量の二酸化炭素水蒸気は、火星が湿潤だった時代に重要な働きをしたと考えられる。ロジャー J. フィリップスの2001年の計算では、火星表面が1500ヘクトパスカルの二酸化炭素の大気と、平均120mの深さの液体の水で覆われたことを示している。

アルバ・パテラはタルシス地域の北方にある特徴的な火山である。

参考[編集]

  1. ^ Welcome to the Planets Version 1.5

外部リンク[編集]