スズガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
スズガモ
オス
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: Aythya
: スズガモ A.marila
学名
Aythya marila (L. 1761)
和名
スズガモ(鈴鴨)
英名
Greater Scaup

スズガモ(鈴鴨、学名:Aythya marila L.)はカモ目カモ科に分類される鳥類の一種。

目次

[編集] 形態

全長はオスが約46 cm、メスが約43 cm。小型の潜水ガモ(海ガモ)類であり、成鳥はくちばしは灰青色で目は黄色。オスは黒い頭で緑の光沢がある。メスは全体的に褐色。嘴の基部に白い斑がある。

名前の由来は、飛ぶときの羽音が金属質での音に似ていることから。

[編集] 分布

繁殖地は北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部である。冬季はヨーロッパ北部、カスピ海、中国東部、北アメリカ西部及び東部に渡り越冬する。アリューシャン列島では、留鳥として周年見られる。

日本では冬鳥として、亜種スズガモが海岸に多数渡来する。日本に渡来する海ガモ類では、最も渡来数が多い種とされる。東京湾では毎冬大群が見られる。北海道東部ではでも観察される。

[編集] 生態

越冬期には、主に内湾など波の静かな海に大群で生息する。ただし小数の群れで海や海に近い湖沼等にも分布する。多くの場合、カモ類は同じ場所に生息するため、本種を含めた色々な群が見られる。

主に潜水して採食する。アサリを始めとする貝類などを食べるが、水草を食べることも希にある。昼間のみならず、夜間も採食する。貝類を採食する時は、貝殻ごと丸呑みにする。このため、体内に強力で大きな砂のうを持っている。

繁殖地は湿地である。巣は水辺の草むらや藪の中、岩の間に作り、しばしばコロニー状に営巣する。また、カモメやアジサシ類のコロニー内に営巣することもある。1腹8-10個の卵を産む。抱卵期間は24-28日である。

東京湾で越冬するスズガモ
スズガモのメス

[編集] 種の保全状況評価

国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている[1]。日本の千葉県レッドリスト準絶滅危惧の指定を受けている[2]

[編集] 亜種

以下の2亜種に分類される。

  • Aythya marila marila オオスズガモ
  • Aythya marila marila スズガモ

[編集] Sibley分類体系上の位置

シブリー・アールキスト鳥類分類

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2. (Aythya marila)” (英語). IUCN. 2012年1月13日閲覧。
  2. ^ 日本のレッドデータ検索システム(スズガモ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2012年1月13日閲覧。

[編集] 参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、74頁

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語