スコット (ミサイル駆逐艦)

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基本情報
艦歴
発注 1978年3月23日
起工 1979年2月12日
進水 1980年3月1日
就役 1981年10月24日
退役 1998年12月11日
その後 2005年12月17日台湾海軍で再就役
要目
満載排水量 9,783 トン
全長 171.6 m (563 ft)
最大幅 16.8 m (55 ft)
機関 ゼネラル・エレクトリック
LM 2500-30 ガスタービン4機, 2軸
出力 80,000 shp
最大速力 33ノット (61 km/h)
乗員 士官31名、兵員332名
兵装 Mk45 5インチ単装砲 2門
ファランクスCIWS 2基
ハープーン4連装発射筒 2基
Mk26連装発射機(スタンダードSM-1後にSM-2MR / アスロック兼用) 2基
Mk 32短魚雷3連装発射管 2基
搭載機 SH-3 シーキング 1機
またはSH-2 シースプライト 2機
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スコット (USS Scott, DDG-995) は、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦キッド級ミサイル駆逐艦の3番艦。艦名は太平洋戦争での第三次ソロモン海戦において軽巡洋艦アトランタ」に乗艦し戦死したノーマン・スコット少将に因む。

艦歴[編集]

当初はイラン王国によってナーディル (Naderナーディル・シャー) の艦名で発注されたが、1979年のイラン革命でキャンセルとなった。

その後強力な空気浄化機能、フィルターによる防砂機能、生物化学兵器戦への対応能力を持つ本艦はアメリカ海軍によってペルシャ湾地中海での作戦行動に適任と認められ、採用されることとなった。

スコットは1998年に退役した。

その後[編集]

退役後スコットは2004年に同級3隻と共に台湾に売却された。アメリカ海軍時代のスコットはキッド級ミサイル駆逐艦の三番艦であったため、当初の予定では新ミサイル駆逐艦の三番艦として紀德 Chi Tehと名付けられる予定であった。しかしながらその状態がキッドよりも良好であったため、台湾海軍では基隆級ミサイル駆逐艦の一番艦とされ、基隆(Kee Lung, DDG-1801)と命名された。

アメリカで2年間の改修及び訓練が行われた後、基隆は2005年12月17日に台湾北部の基隆海軍基地で就役した。

外部リンク[編集]