サリー (イングランド)

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サリー
Surreyflag.gif
カウンティカウンシルモットー Making Surrey a better place
EnglandSurrey.png
地理
様態 典礼および非都市カウンティ
リージョン イングランド南東部
面積
総面積
行政区画
35 位
1,663 km2 (642 sq mi)
31 位
カウンシル所在地 キングストン
(extraterritorially)
ISO 3166-2 GB-SRY
ONSコード 43
NUTS 3 UKJ23
人口統計
人口
総人口 (2006年推計値)
人口密度
行政区分
13位
1,085,400
650 /km2 (1,700 /sq mi)
5位
民族構成 95.0% 白色人種
2.2% アジア系
政治

Surrey County Council
http://www.surreycc.gov.uk/
国会議員
ディストリクト
SurreyNumbered.png
  1. スペルソーン
  2. ラニーミード
  3. サリー・ヒース
  4. ウォキング
  5. エルムブリッジ
  6. ギルフォード
  7. ウェイヴァリー
  8. モル・ヴァリー
  9. エプソム・アンド・ユーエル
  10. ライゲット・アンド・バンステッド
  11. タンドリッジ

サリー (Surrey /ˈsʌri/) はイングランド南東部に位置するカウンティで、ロンドン近郊のホーム・カウンティの一つ。サリー州(the county of Surrey, Surrey county)とも呼ばれる。グレーター・ロンドンケントイースト・サセックスウェスト・サセックスハンプシャーバークシャーに隣接している。

歴史的なカウンティ・タウンギルフォードである[1]サリー・カウンティ・カウンシル(州の役所)は、キングストン・アポン・テムズ英語版に所在するが、当地は1965年にグレーター・ロンドンの一部となった。1889年まではランベスウォンズワースサザークロンドン特別区の区域はサリーの一部とされていた。その後、1965年にグレーターロンドンが現在の区画に定まるまでは、さらにクロイドンキングストンマートンサットンバーネスリッチモンドの区域もサリーの一部だった。

マグナ・カルタで知られるラニーミードジョナサン・スウィフトのパトロンであったウィリアム・テンプルが造り上げた庭園ムア・パークなどがある。

サリーはロンドンへの通勤圏で、「豊かで中流の人の住む場所」というイメージを抱く人が多い。たとえば、『ハリー・ポッター』の主人公の家(伯父・伯母の家、ダーズリー家)はサリーの瀟洒な住宅街にあるという設定になっている。

南隣のウェスト・サセックスとの境界線上に立教英国学院がある。

エマージェンシー・サービス[編集]

サリー州内を管轄地域とする緊急事態対応機関は以下の通りである。

名所[編集]

ラニーミードは1215年のマグナ・カルタの調印が行われた地として有名である。

ギルフォード大聖堂は戦後に建立された粘土製レンガ造りの大聖堂である。

映画や小説におけるサリー[編集]

H・G・ウェルズのSF小説『宇宙戦争』に登場する火星人の戦闘機械「トリポッド」を模したオブジェ

1898年に発表されたH・G・ウェルズのSF小説『宇宙戦争』では、実在するサリー州の特定の町や村をモデルにしたと推測される描写が多数登場する。火星人が最初に着陸したウォーキング英語版の北に位置するホーセル公有地英語版は実在の場所である。物語の語り手はロンドン方面へ避難を開始するが、その際、まずバイフリート英語版を通り、次にウェイブリッジ英語版を渡った後にテムズ川北岸沿いに東へ進んでいる。ジェーン・オースティンの小説『エマ』において、エマがミス・ベイツを当惑させる有名なピクニックの場面はボックス・ヒルで起きている。『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場するフォード・プリーフェクトは、サリー州ギルフォードの出身であると自称するが、実際はベテルギウスに近い小さな惑星からやって来た宇宙人という設定である。ジュリアン・ストックウィンが著した海洋冒険小説トマス・キッド』シリーズに登場する主人公のトマス・ペイン・キッドは、初めはギルフォード生まれのカツラ職人の青年だったが、ある日突然、強制徴兵されたことを契機に立派な水兵へと成長していく。イアン・マキューアン作の『贖罪』もサリー州を舞台としている。桂冠詩人ジョン・ベッチェマンが詠んだ詩『A Subaltern's Lovesong』にはキャンベリーについての言及が見られるほか、ジェームズ・フェラーによる多くの詩はカーシャルトンがその文学的背景を生み出している。J・K・ローリング作の『ハリー・ポッター』シリーズでは、主人公ハリーの親戚である意地悪なダーズリー家は、サリー州リトルウィンジングという架空の閑静な住宅街にあるとされる。ダーズリー一家は、サリー州 リトルウィンジング プリベット通り4番地 (Number Four Privet Drive, Little Whinging, Surrey) の完璧に普通の"まとも"な家に住む"まとも"な住人であるという設定である。

サリー州は映画の撮影に使用するロケ地にも度々選ばれている。『ホリデイ』の一部シーンはゴダルミングシェールにて撮影された。このカットはケイト・ウィンスレット演じるシェールにあるコテージに住むアイリスとキャメロン・ディアス演じるアマンダが互いに住む家を交換するシーンで使われた。『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 (映画)』のラストシーンや『ウエディング・デイト』では、同じくシェールにある村の教会が使用された。1976年の映画『オーメン』の劇中に登場する大聖堂はギルフォード大聖堂である[2]。『I Want Candy』では、レザーヘッド出身の将来有望な2人の学生が映画製作にのめり込んでいくという内容で、ブルックランズ・カレッジウェイブリッジキャンパスで撮影が行われた。ラッセル・クロウ主演の『グラディエーター』でドイツの森を描写するオープニングシーンの為に、サリー州ファーナム郊外のボーン・ウッズの森林地帯が使われた。2009年にBBCプロダクションが制作したジェーン・オースティンの小説『エマ』のテレビドラマ化作品では、ロモーラ・ガライマイケル・ガンボンが主演し、ギルフォード近郊のセント・メアリー・ザ・ヴァージン教会とローズリー・ハウスが撮影に使用された。

脚注[編集]

  1. ^ Medieval Guildford—"Henry III confirmed Guildford's status as the county town of Surrey in 1257"”. Guildford Borough Council. 2007年2月12日閲覧。 [リンク切れ]
  2. ^ Sharp, Rob (2004年6月4日). “Church fears return of Omen curse”. The Observer (UK). http://observer.guardian.co.uk/uk_news/story/0,,1789988,00.html 2007年8月31日閲覧。 

外部リンク[編集]