ギラファノコギリクワガタ
| ギラファノコギリクワガタ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ギラファノコギリクワガタ(オス)標本
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Prosopocoilus giraffa (Olivier, 1789) |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| ギラファノコギリクワガタ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Giraffe stag beetle | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 亜種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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(本文参照) |
ギラファノコギリクワガタ (Prosopocoilus giraffa) は、昆虫綱・コウチュウ目・クワガタムシ科・ノコギリクワガタ属の1種で、9亜種に分類されている。 世界で最も体長が長く、人気が高いクワガタムシである。 ギラファ (giraffa) とは「キリン」のことである。 また、キバナガノコギリクワガタと呼ばれることもある。
目次 |
[編集] 形態
体長はオスが35 - 118mm、メスが31 - 56mm、飼育下ではオスが最大118.3mm
最大体長118mmが記録されている世界で最長のクワガタムシである。 種小名のgiraffa が「キリン」を意味する通り、大アゴが体に比べて特に長く、 体形は全体的に扁平である。
大アゴは基部が太く盛り上がり、波打つように曲がっていて、先端は二股に分かれるが、 亜種によって、大アゴがやや直線的なものや、やや細いものがいる。 内歯(内側のトゲ)は左右対称ではなく、ややずれており、その大顎は見た目ほどではなく、挟む力はそれほど強くはない。ただ大型の分、瞬発的な力では並のクワガタ以上の挟む力を発揮する事もあるが、その力も他のクワガタに比べて長続きはしない。 体色は黒色であるが、亜種によって光沢が強いもの、弱いもの、上翅が やや褐色のものまでがいる。
[編集] 分布
ネパール・ブータン・ミャンマー・タイ・ラオス・ベトナム・カンボジア・マレー半島・インド・インドネシア・ティモール島・フィリピン
[編集] 生態
熱帯雨林に生息しているため、季節に関係なく、連続して発生していると考えられ、主に広葉樹の高木の幹の上で生活するが、詳しい生態については、あまり分っていない。
食性は植物食で、成虫は広葉樹の樹液を餌としている。 オスは餌場やメスをめぐって争うと考えられる。 メスは広葉樹の朽木に産卵する。 成虫の寿命は 5 - 15ヶ月とされる。
幼虫は朽木の中で生活し、その朽木を食べて育つ。 他の性的二形の著しいクワガタムシと同様に、オスよりもメスの方が幼虫期間は短い。 孵化から7 - 14ヶ月で蛹になる。 蛹になった後、1ヶ月ほどで羽化し、成虫になる。
[編集] 分類
- ギラファノコギリクワガタ・原名亜種
- Prosopocoilus giraffa giraffa (Olivier, 1789)
- ネパール、ブータン、インド北東部、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、マレー半島。 ♂45-107mm ♀31-48mm。
- ギラファノコギリクワガタ・南インド亜種
- P. g. nirgiriensis Mizunuma et Nagai, 1991
- 南インド。 ♂62.5-101.5mm ♀44.5-45mm。
- ギラファノコギリクワガタ・亜種ボロブドゥール
- P. g. borobudur Mizunuma et Nagai, 1991
- ジャワ島、バリ島、スマトラ島南部。 ♂58-98mm ♀41-49.5mm。
- ギラファノコギリクワガタ・亜種ケイスケ
- P. g. keisukei Mizunuma et Nagai, 1991
- フローレス島、ロンボク島、タナジャンペア島。 ♂48.5-118mm ♀35.5-48.5mm。
- ギラファノコギリクワガタ・ティモール亜種
- P. g. timorensis Mizunuma et Nagai, 1991
- ティモール島、ウェター島。 ♂35-91mm ♀35.5-45mm。
- ギラファノコギリクワガタ・スラウェシ亜種
- P. g. nishiyamai Mizunuma et Nagai, 1991
- スラウェシ島。 ♂47.5-101mm ♀37-46mm。
- ギラファノコギリクワガタ・サンギール亜種
- P. g. nishikawai Mizunuma et Nagai, 1991
- サンギール諸島(タフナ島)。 ♂55.5-96mm ♀43.5-48mm。
- ギラファノコギリクワガタ・亜種マキタ
- P. g. makitai Mizunuma et Nagai, 1991
- ミンドロ島、ルソン島。 ♂47.5-103mm ♀?mm。
- ギラファノコギリクワガタ・亜種ダイスケ
- P. g. daisukei Mizunuma et Nagai, 1991
- ネグロス島、シブヤン島。 ♂66-108mm ♀44-56mm。
[編集] 人間との関係
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。 最大亜種である亜種P. g. keisukeiの人気が高い。 飼育や繁殖は難しくないようで、飼育下繁殖個体が多く見られる。
[編集] 参考文献
- 水沼哲郎・永井信二 『世界のクワガタムシ大図鑑』 むし社、1994年6月、256頁。
- 「クワガタ特集号19」、『月刊むし』2007年8月号、むし社、 35頁頁。