オニヒトデ
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| ?オニヒトデ | |||||||||||||||||||||
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海遊館での飼育展示 |
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Acanthaster planci (Linnaeus, 1758) |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||
| オニヒトデ | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| crown-of-thorns starfish |
オニヒトデ (学名 - Acanthaster planci,鬼海星、鬼人手)とは、オニヒトデ科の動物である。輻長約15cmで、多数の腕を持ち、全身が棘に覆われた、大型のヒトデである。サンゴを食べ、時に珊瑚礁の破壊者と目される。
目次 |
[編集] 生態
造礁サンゴの敵、オニヒトデ は腕の先端から先端までの直径が最大で約60cmまで成長するが、通常は30‐40cmである。1個体のメスヒトデから1000万のオーダーで細胞の直径約 0.2mmの卵が放出される。受精卵はヒトデとして典型的な発生過程をたどり、約半日後に嚢胚初期で孵化し、幼生(ビビンナリア)は植物プランクトンを摂取して成長し、ブラキオラリア期を経て、2‐6週間の浮遊幼生期間の後に石 灰藻などの付着基盤に固着して直径約0.5mmで5腕の稚ヒトデに変態する。定着した幼体は石灰藻やデトライタス(魚などの死体が分解してできた有機物)を食べるが、ある程度の大きさまで成長すると石灰藻食、デトライタス食に加えて珊瑚を捕食するようになる。腕の数を増やしながら生長し、熱帯海域の温度では約半年間で直径8mmまで生長して腕の数もこのヒトデとして 標準の14‐18本となる。この頃から腕と体盤の上の棘が伸び始め、造礁サンゴを食べるようになる。満1年で径数センチ、満2年で約 20cmとなって性成熟し始め、3年目以降数年間は毎年繁殖を繰り返し、6‐7年で生理的な寿命を迎えると見られている。石灰藻、珊瑚とも摂食するときは口から胃を裏返して広げて餌生物に押し付け、消化吸収を行う。なお、通常はミドリイシ類やコモンサンゴ類等の成長が早いサンゴを好む。( http://www.churaumi.net/yamaguti/AcanthasterEntry.htm を参照)。
[編集] 大発生について
オニヒトデは、時をおいて大発生することがあり、成長の速いミドリイシ類やコモンサンゴ類を食べ尽くして、成長の遅いサンゴまで食べるため、珊瑚礁環境の保全上有害とされている。ここ数年、沖縄近海のサンゴ礁にオニヒトデが大量発生しており、問題となっている。また、2009年2月には、徳島県牟岐町の牟岐大島に生息するハマサンゴの周辺にも存在が確認されている。
この大発生に関して、自然の長期サイクルによるとする説と、人間の環境破壊に要因を求める説があるが、富栄養化がオニヒトデ幼生の餌である植物プランクトンを増殖させ、大発生につながるとする説が最も有力視されている。オニヒトデの天敵は造礁サンゴで、オニヒトデ浮遊幼生を造礁サンゴポリプが食べて相互の天敵関係となる。巷で言われてるオニヒトデの天敵ホラガイ説は、ナマコやウニなども捕食する他、1個のオニヒトデを消化するのに1週間かかると言われており、大発生したオニヒトデの前では天敵となり得ない。そしてオニヒトデが汚染に強い事と相俟って、大発生のサイクルが短くなっている、という指摘もある。
かつて大発生時には対症療法的に駆除作業が多大の予算をつぎ込んで行われることが多かったが、すべてのオニヒトデを駆除することは不可能であること、また漫然とした駆除がかえって間引きによるオニヒトデの生長を助長しオニヒトデの再生産に荷担する可能性があることなどから、近年、状態の良いサンゴ礁において徹底的に駆除を行い、それらのサンゴ礁を保全することで、将来的に、食害に遭ったサンゴ礁へのサンゴ幼生の供給源とする考えに基づいた駆除が行われている。
オニヒトデの体表面には大量の有毒の棘が生えており、これがヒトの皮膚に刺さるとオニヒトデ粗毒によって激しい痛みを感じ、アナフィラキシーショックによって重症に陥ることがあり、最悪の場合、死に至ることがある。
[編集] 珊瑚の死滅と海洋環境の変化について
[編集] 利用・活用
愛媛大学南予水産研究センターの研究によると、オニヒトデの分泌液には魚の成長を促進する成分が含まれており、これを利用した飼料開発により、養殖魚の白点病の抑制や養殖漁業を効率化に役立つのではないかと期待されている。

