イモカタバミ

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イモカタバミ
Oxalis articulata.jpg
イモカタバミ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: カタバミ目 Oxalidales
: カタバミ科 Oxalidaceae
: カタバミ属 Oxalis[1]
: イモカタバミ O. articulata
学名
Oxalis articulata Savigny[2]
和名
イモカタバミ
英名
jointed woodsorrel [3]

Pink sorrel [4]

イモカタバミ(芋片喰、学名 Oxalis articulata Savigny[2]シノニム Oxalis rubla A. St.-Hil.[5])は、カタバミ科カタバミ属の植物。 別名、フシネハナカタバミ(節根花片喰)とも呼ばれる[2]

南アメリカ原産であるが、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化している。他にも、北アメリカ、オーストラリア、熱帯アジアなどに帰化している。

特徴[編集]

背丈は約30cm、地下に鱗茎があり、地上には葉と花柄だけを伸ばす。葉は三出複葉、小葉はハート形、裏面の基部に黄色い腺点がある。

は主に夏に咲き、葉の間から伸び出した花柄は葉を越えて伸び、先端に数輪を散形花序につける。花は桃色。種子は付けない。繁殖は鱗茎の周囲に小さな鱗茎を生じることで行われる。

同属の種のムラサキカタバミに似ているが、比較すると、地下に芋状の塊茎を持ち、花の色が濃いピンクで、花粉が黄色という特徴がある[6]

品種及び亜種[編集]

イモカタバミには Oxalis articulata f. crassipes (Urb.) Lourteig 及び Oxalis articulata subsp. rubra (A. St.-Hil.) Lourteig の1品種1亜種が知られている[5]

利害[編集]

元来は観賞用に栽培されたものであるが、現在では畑地を中心に広く見られる。土の中の鱗茎を取り尽くすのが難しいので、駆除の困難な雑草であるが、草の丈が低く柔らかいため雑草の刈り取りから殆ど無視される対象でもある。葉を刈り取った場合、殆ど畑に鋤き込まれ肥料となることもある。また、葉が一面に茂るため、他の大型の雑草の生育を阻害する。また、石垣に生えた場合は、葉が石垣内への雨水の侵入を防ぎ、鱗茎とあわせ、石垣内の土の流失を防ぐ役目もするなど益草としての一面も持つ。

独特の色合いで美しいが、より花の鮮やかな種が多く導入され、また雑草としてもありふれているため市販されることはほとんどない。

他に、葉を根元から抜き、葉柄の芯を取り出してそれの先端に葉がぶら下がった状態を作り、それを絡め合わせて引っ張り合い、どちらの葉がちぎれるかを競う子供の遊びがある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 大場秀章 編著 『植物分類表』 アボック社、2010年4月、初版第2刷(訂正入)、pp. xx-xxiv, 129-130。ISBN 978-4-900358-61-4
  2. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠「イモカタバミ」『BG Plants 和名−学名インデックス(YList)』、2003年-(2015年5月9日閲覧)
  3. ^ Oxalis articulata Savigny”. Integrated Taxonomic Information System. 2013年6月5日閲覧。
  4. ^ Oxalis articulata”. Encyclopedia of Life. 2015年5月9日閲覧。
  5. ^ a b the Royal Botanic Gardens, Kew and Missouri Botanical GardenOxalis articulata『The Plant List』(2015年5月9日閲覧)
  6. ^ 下村孝「緑化植物 ど・こ・ま・で・き・わ・め・る : イモカタバミ(Oxalis articulata Savigny)」、『日本緑化工学会誌』第29巻第4号、日本緑化工学会、2004年5月、 521頁、 ISSN 09167439NAID 110002912255

参考文献[編集]

  • 林弥栄監修、平野隆久写真 『野に咲く花』 山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、ISBN 4-635-07001-8。(ムラサキカタバミの項を参考)

外部リンク[編集]