アメリカ合衆国行政管理予算局

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行政管理予算局の紋章

アメリカ合衆国行政管理予算局(アメリカがっしゅうこくぎょうせいかんりよさんきょく、: Office of Management and Budget、略称:OMB)は、アメリカ合衆国連邦政府行政機関の一つである。その役割は議会に送付する予算教書を作成し、成立した予算を執行することであり、各行政機関の活動を管理することである。

行政管理予算局は行政管理予算局長によって統轄されている。また局長は閣僚級の地位であり、大統領に直属する立場である。

沿革[編集]

アイゼンハワー行政府ビル

前身である予算局は、1921年財務省の内部部局の一部として設置され、1939年には大統領府に移された。その後、1970年ニクソン政権によって行政管理予算局として改組、改称された。

2009年時点において500人ほどのスタッフがおり、大統領府内のアイゼンハワー行政府ビルに事務局が置かれている。

役割[編集]

行政管理予算局の役割の一つは、約一年をかけて各行政機関の個別の政策を評価し、競合する予算要求を調整、査定して毎年2月初めに議会に送付する予算教書を作成することである。なお、アメリカ合衆国では大統領議会法案を提出することはできず、予算教書を送付することはあくまでも勧告であって、正式には議員が提案者となる。また、予算教書がそのまま採用されるわけでもない。[1]

行政管理予算局のその他の役割としては、各行政機関が無駄を省き、効率的な業務を行うことによって、国民が低い費用で行政サービスを容易に利用できるようにすること(電子政府政策の推進)[2]や、各行政機関の規制政策分析を監視することなどがある。 

幹部[編集]

  • 局長
  • 副局長
  • 副局長(最高業務責任者)
  • 政府財務管理担当管理者
  • 政府調達担当管理者
  • 電子政府および情報技術政策担当管理者(最高情報責任者)
  • 情報政策および規制政策担当管理者

脚注[編集]

  1. ^ 「2007年度米国予算教書(概要)」外務省サイト、2006年2月7日。
  2. ^ トッド・ダッツ「米国電子政府法」で何が変わるのか『CIO Magazine』、2003年7月号。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]