ちびっこバス タヨ

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ちびっこバス タヨ
TAYO
企画 Iconix Entertainment
製作
制作 韓国教育放送公社(EBS)、ソウル特別市
放送
放送局韓国教育放送公社(EBS)
公式ウェブサイト
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ちびっこバス タヨ』(朝:꼬마버스 타요、英:Tayo the Little Bus)は、大韓民国Iconix Entertainmentが企画し、韓国教育放送公社(EBS)とソウル特別市が共同制作したフル3Dアニメーションである。

概要[編集]

韓国のソウル市内を走るバスをモチーフにして製作された幼児向けアニメーションで、カラフルな色遣いをする点や、乗り物を題材にしたアニメーションという点では『きかんしゃトーマス』と似ており、事実、ともに韓国で高い人気を誇る。

作品は英語等にも吹き替えられ、アメリカをはじめとした世界各国でも人気がある。日本では2019年2月からYouTubeにて『はたらくくるま ちびっこバス・タヨ』(現・『ちびっこバス タヨ Tayo Japanese はたらく車』)のタイトルで日本語吹き替え版が公開されている。

2018年から『チビ列車ティティポ (ko:띠띠뽀 띠띠뽀というスピンオフの鉄道アニメが放送され、タヨをはじめとして、当アニメの登場キャラクター達も時折登場している。

2021年には、ENHYPENが本作のテーマ曲「Hey Tayo」のリメイク音源を配信リリース[1]。また、放送10周年を記念して製作された全10話のスペシャルシリーズ『マジックバス タヨ (ko:마법버스 타요が公開されている。

登場キャラクター[編集]

※各キャラクターの日本語名は代表的なものを挙げている。日本語版及び朝鮮語版の声優名は判明している人物のみを、モデルは現時点で判明している車両のみを掲載をしている。

ちびっこバス[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
タヨ
(声: 安士百合野,向日一花
타요 Tayo 青色、主人公。路線番号120(ソウル市の総合コールセンターの番号に由来)。男の子の中では末っ子。明るく人見知りせず、好奇心旺盛で、陽気で楽天的な性格。責任感が強い一方で純真な一面もあり、他人の話をよく信じる。時には過度の好奇心から始まった冒険心によって過ちを犯すこともあるが、間違ったと悟れば、すぐに間違いを認めて直そうとする。歌が得意。スピンオフシリーズ『チビ列車ティティポ』ではシーズン1第2話から登場。
ロギ
(声: 伊藤清人
로기
(声: オム・サンヒョン
Rogi 緑色、路線番号1000(ソウル市の人口(1000万人)に由来)。男の子で2番目に年上。明朗快活で積極的な性格。考えるよりも先に行動するタイプであり、目立ちたがり屋。タヨと仲良しだが時々喧嘩をすることもある。様々な古い物を集めては自分の車庫に保管するのが趣味だが、タヨとラニとガニはそれを迷惑に思っている。コレクター同士でウィンディと意気投合した。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第10話から登場。
ラニ
(声: 愁閭ひいろ桜瀬尋
라니
(声: ウン・ヨンソン
Lani 黄色、路線番号02(ソウル市の市外局番に由来)。最年少で紅一点(女の子)。明るくて優しい性格だが、少し短気な面もある。いつも可愛く笑って雰囲気を明るくするムードメーカーである一方でとても臆病で、緊急持には慌てて正しく対処できない時もある。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場し、同話で汽車村カラオケ大会を観覧していた。
ガニ
(声: 向日一花
가니
(声: ウン・ヨンソン
Gani 赤色、路線番号1339(ソウル市の救急医療番号に由来)。ちびっこバス達の中で最後に車庫に来た。男の子で最年長。内向的な為口数が少なく、運動神経も良くはないが 、このような点を配慮してくれる友達と上手く調和している。とても真面目で、ちびっこバス達4台の中で最も思慮深く大人びた面があるが、友達と楽しく遊ぶ時は天真爛漫としている。廃車となったベテランバスのワンのシステムメモリー「Neuro-Z System」を移植され、ノウハウを伝授された為、自身でも気付かないうちに知恵と勇気、大人っぽさを発揮する時がある。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第10話から登場。

バス[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
シト
(声: 上条佑人
씨투
(声: )
Cito 二階建てのソウルシティツアーバス。一人称は「私」。シティツアーバスということから自身の役割に大きな自尊心を持っている。とても責任感が強く、自身の豊富な経験を元にタヨをはじめとするちびっこバス達に市内の運行と交通安全について丁寧に指導する。第3期第18話の回想ではブーバーと共に整備士を選ぶ試験官を担当していた。
ワン
(声: 三楠紡)
원디 Wondie ターコイズとクリーム色の古いバス。第1期第9話で初登場(但し、同話では昔の写真での登場)。一人称は「わし」。老朽化によりスクラップになったが、彼のシステムメモリー「Neuro-Z System」がガニに移植された。第3期第18話のシトの回想では故障していた所を通りかかったハナに修理してもらい、これを機にハナは整備士になった。第5期、第6期では彼とよく似たバスがカメオ出演していた。
キンダー
(声: 春本まひろ
킨더
(声: チョン・ミラ
Kinder 幼稚園バス。タヨと同い年の6歳の男の子。時々幼稚園児たちのいたずらにどう対処して良いのか分からず慌てることもあるが、その時までは笑顔が絶えない。幼稚園児たちを安全に送迎することに責任感と誇りを持っている。虫が苦手。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第15話から登場。
ナナ
(声: 佐倉愛未
나나 Nana 田園地方に住むバス。第2期第7話で初登場。同話で初めて都会にやって来て、タヨと友達になった。路線番号は082。
クク
(声: 青山ゆり華
쿠쿠
(声: キム・ウンア
Cuckoo 同上。路線番号は031。第2期第24話で初登場。一人称は「俺」。ナナとは幼なじみで、タヨがナナと仲良く会話していた事に嫉妬し、タヨに酷い態度を取っていたが、ある時タヨ達が裏山にホタルを見に行こうとしたのを止め(猪が出たので罠が仕掛けられていた為、危険なので)、それをまた意地悪されたと思い込んだタヨ達には聞き入れてもらえず、酷い態度を取った事を反省し、ハナに相談し、イノシシ用の罠にハマってタイヤがパンクしてしまったタヨに、自身のスペアタイヤを渡し、タヨに意地悪した事を謝罪し、和解した。
ブーバー
(声: 三楠紡
부바
(声: チョン・テヨル
Booba お爺さんバス。第2期第13話で初登場。シトの父親的存在。第3期第18話のシトの回想ではシトと共に整備士を選ぶ試験官を担当していた。第5期で『チビ列車ティティポ』のキャラクターであるスチームやハーブとの交流があったことが判明し、同話で彼らと再会した。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場し、同話で汽車村で開催されたカラオケ大会にスチームと共に参加していた。
ピーナッツ
(声: 竹中さやか
피넛
(声: キム・ウンア
Peanut 韓国ファイバー・プリムス。登山ツアーバス。車体の色は白色、路線番号は03が基本だが、便により変わる。第4期で初登場。男の子。電気自動車[注釈 1]
ローリー
(声: )
로리
(声: )
Rolly 他都市に配属される前にシトの下で研修を受けたシティツアーバス。教科書通りに物事をこなす優秀且つ生真面目な性格だが、シトやタヨたちと接したことで柔軟に物事に接するようになれた。一人称は「私」。

スポーツカー[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
スピーディー
(声: 上条佑人
스피드 Speedy ポルシェ・997型GT3がモデルの赤いスポーツカー。一人称は「俺」。悪戯好き。シャインとコンビを組んでいる。自分が自動車の中で一番速く、最も性能が優れているという自負心が強い。実力を見せようとするあまり、よくシャインと共に猛スピードで走行してはトラブルを引き起こし、パットとルーキーから説教されている。第2期第13話ブーバーの回想シーンではシトの子供時代の友達として、彼と同型の青いスポーツカーが登場している。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場し、同話では汽車村カラオケ大会でシャインと一緒に「ブンチャカブン」を歌った。同作の同期第20話ではティティポとディーゼルがテオに見せようと考えていたガーディアンXの芝居でガーディアンXの相棒であるスーパーカーのサンダーボルトを演じる予定だったが、急用で出掛けた為、サンダーボルト役はハートが演じることとなった。
シャイン
(声: 春本まひろ
샤인
(声: オム・サンヒョン
Shine メルセデスベンツSLK55 AMG R172型がモデルの黄色いオープンカー。一人称は「俺」。スピーディーとコンビを組んでいる。表面上は傲慢な態度を取っているが、実際は怖がり屋である。ロギ同様に目立ちたがり屋で、他の車達からかっこいいという印象を持たれるのが大好きであり、それを当然のように思っている。よくスピーディーと共に猛スピードで走行してはトラブルを引き起こし、パットとルーキーから説教されている。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場し、同話では汽車村カラオケ大会でスピーディーと一緒に「ブンチャカブン」を歌った。

レスキューチーム[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
フランク
(声: 伊藤清人
프랭크 Frank 消防車。梯子の先端に放水が装備されている。一人称は「俺」。自分の仕事を熱心にこなし、責任感が強く正義感にあふれているが、少し頑固な面があり、時々愚痴を言うこともある 。第4期以降はアリスやエア、パットとルーキーと共に救急センターに配属された。
アリス
(声: 古俣麻弥
앨리스
(声: キム・ウンア
Alice 救急車。第4期以降はフランクやエア、パットとルーキーと共に救急センターに配属された。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場し、同話でテオの依頼で、風邪を引いたハーブ(汽車村管制センターの所長)をジェイと共に病院に搬送した。
パット
(声: 藤村ひろ
패트
(声: オム・サンヒョン
Pat パトカー。一人称は「俺」。市内をパトロールして交通状況をチェックし、トラブルを解決するのが主な仕事。交通ルールに違反した車(特にスピーディーとシャイン)に対しては厳しい。とても几帳面なので事故の原因を正確に突き止められるが、たまに頑固で意地を張ることもある。人情があり活発なルーキーと比べ、規則に忠実で無愛想に見えるが、意外と優しい一面もある。第4期以降はフランクやアリス、エアとルーキーと共に救急センターに配属された。
エア
(声: 三楠紡
에어 Air 消防ヘリ。第2期第21話で初登場。第4期以降はフランクやアリス、パットとルーキーと共に救急センター配属となった。

建設車両[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
ビリー
(声: 藤村ひろ
빌리 Billy ブルドーザー。シトとパットとは同年代。第3期第17話ではジョイが主催したマジックサーカスショーでジャグリングを披露した。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第10話から登場。ビリー、クリス、マックス、ポコは建設現場仲間として、同時に登場することが多い。
クリス
(声: 春本まひろ
크리스 Chris ミキサー車。見た目に似合わずおせっかいで陽気な性格。おしゃべり好きで、誰とでもすぐに仲良くなれる。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第10話から登場。
マックス
(声: 伊藤清人
맥스
(声: チェ・ハン
Max 大型ダンプカー。劇中では色違いの同型車が数台登場している。第3期第17話ではジョイが主催したマジックサーカスショーで火の輪くぐりを披露した。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場(それ以前に『チビ列車ティティポ』のシーズン1第1話で彼と同型の黄色いダンプカーがティティポが踏切で道を尋ねる場面で登場していた)。
ポコ
(声: 古俣麻弥
포코< Poco ショベルカー。第3期第17話ではジョイが主催したマジックサーカスショーで鉄棒を披露した。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場し(それ以前に『チビ列車ティティポ』のシーズン1第20話の採石場の場面で彼と同型のオレンジ色のショベルカーがカメオ出演していた。)、同話で汽車村カラオケ大会を観覧していた。

トラック[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
ビック
(声: 三楠紡

(声: チョン・ヨンウン
Big 大型牽引自動車。主に長距離運送を担当している。体つきに似合わず小心者で優しい性格の持ち主。トニーと仲が良い。
トニー
(声: 相沢みゆ希
토니
(声: キム・ウンア
Tony 小型トラック。とても芯が強くて負けず嫌い。交通ルールを熟知しており、それを誇りに思っている。交通違反をする車を見ると厳しく注意することがあるが、それが行き過ぎて時々配達に遅れることもある。交通ルールをラップにして歌うなど、友達と一緒に遊ぶことが好き。「『チビ列車ティティポ』」では同名のディーゼル機関車が登場している。
ウラチャ
(声: 五十嵐優樹
으랏차
(声: オ・ビョンジョ
Uracha 無蓋軽トラック 。タヨと同年代。数回に渡る不合格の末にやっと運転免許を取得した。口下手でぎこちなく注意散漫な性格の為、しょっちゅう事故を起こしていたが、その後、ジェイの指導によって改善された。特に決まったものはなく、様々な荷物を積んで配達しているが、規定の量を超えて荷物を積載し、トラブルを起こす描写がしばしば見られる。怖がりで小心者。社交性はあまりないが、憎めないキャラクター。最初はブルーミー(블루미/Vroomy)という名前だった。
ケリー
(声: 向坂伊織青山ゆり華
캐리
(声: ウン・ヨンソン
Carry キャリアカー。第2期で初登場。ボンボン達赤ちゃん車を運んでいる。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第22話で初登場(但し、同話では名前のみ)。
チャンプ
(声: 春本まひろ
챔프
(声: オ・ビョンジョ
Champ 田園地方に住むピックアップトラック。第2期第24話で初登場。
ロング
(声:)
Long 大型トレーラートラック。第6期で初登場。

電車[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
KTX-山川(劇中では「高速列車」と呼ばれている) KTX-산천 KTX-Sancheon 高速列車。第1期第4話で初登場。モデルとなった車両は韓国鉄道公社110000系電車。第1期第22話ではシャインと、第3期第9話ではレオと踏切で衝突しかけた(その際シャインはトトに、レオはガニに救出された)。
マット
(声: 三楠紡
메트
(声: チェ・ハン
Met ソウル地下鉄。第1期第14話で初登場。モデルとなった車両は韓国鉄道5000系3次車。スピンオフシリーズ「『チビ列車ティティポ』」ではシーズン1第2話から登場した(但し、カメオ出演)他、彼の同型車が数台登場した。
トラミー
(声: 結音りんか
트라 미
(声: チョン・ヘオン
Trammy 路面電車。第4期第9話で初登場。第5期第22話では願い事によって道路を走れるようになった事があった。

その他の乗り物[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
ヌリ
(声: :沼田智佳、ししゃも)
누리
(声: キム・ウンア
Nuri タクシー。溌剌としていて、几帳面で落ち着いた性格。しっかりしていて、はきはきしたイメージで、タクシー達の間で人気が高い。プライドが高くなることを嫌う。タヨとは運転免許試験場で初めて会った時に友達になり、それ以来、市内で走っている時によくおしゃべりをしている。少し恐怖心もあるが責任感が強く、どんなことがあっても引き受けた仕事に対し最善を尽くしている。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場(それ以前に『チビ列車ティティポ』のシーズン1の第1話と第24話で彼女と同型の雄のタクシーが登場していた)。
トト
(声: 春本まひろ
토토
(声: チョン・ミラ
Toto レッカー車。『チビ列車ティティポ』ではシーズン1第15話から登場し、同話でティティポの所に近づこうとして泥沼にはまったタヨを救出した。
ボンボン
(声: 純、ししゃも)
봉봉
(声: キム・ウンア
Bong Bong 小型ワンボックスカー。第2期で初登場。川沿いの道路でタヨと出会い、それからよくタヨや他の車達と遊んでいる。物真似が得意。赤ちゃん車。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第22話から登場。名前やジャンルなど、キア・ボンゴ(Bongo、봉고)の影響が垣間見える。
オーリー
(声: [[ ]])
올리
(声: [[ ]])
Ori コンパクトカーMINIがモデル。第2期で初登場。[注釈 2]赤ちゃん車。
ラビ
(声: 上条佑人
러비
(声: チョン・ミラ
Rubi 清掃車。第2期第6話で初登場。同話でセメントにはまっていた所をタヨとロギに助けてもらって2人と友達になった。同期第12話では遊び場(元立体駐車場)のリーダーに選ばれた。街の掃除を引き受けながらも自身の名を成さしめない成熟した一面を持っている。模倣的な性格と態度の持ち主だが、一緒に遊ぶ時は楽しむ愉快な子ども。時々潔癖症な部分を見せる。
ティチ
(声: 佐々木彩乃
티치 Ms. Teach タヨたちが通う車学校の先生。第3期第5話で初登場。
ティーティー 티티 Tea tea 運転免許試験場でピーナッツとおしゃべりをしていた赤い車。
レオ
(声: 五十嵐優樹
레오 Reo 人気のスーパースター。第3期第9話で初登場。踏切でKTX山川と接触しそうになった所をガニに救われた。
ウィンディ
(声: 佐々木彩乃
윈디 Windy カラフルなペイントが施された白い車体のキャンピングカーアフリカフランスハワイなどの世界中を旅しており、旅先で集めた様々な物を車内に保管している(ガニ曰く「まるでロギの車庫みたい。」)。一人称は「俺」。第2期第11話で初登場。タヨたちが住んでいる都市に来た際にロギと出会い、コレクター同士で意気投合した。また、ロギのコレクションに感心していた。フラダンスが得意。動物に好かれやすいタイプである(実際アフリカでキリンワニと一緒に記念撮影をしたことがあった)。タヨたちの車庫で一夜を明かした翌朝にロギに見送られて旅立っていった(その際ロギに「一緒に旅に出ないか?」と誘ったが、結局ロギはそれを断った)。
レクター
(声: 三楠紡
렉터 Rector 田園地方に住むトラクター。第2期第24話で初登場。
スカイ
(声: 獅子山虎々
스카이
(声: チョン・ヨンウン
Sky トラム管制センター。トラミーの車庫も兼ねている。第4期第9話で初登場。シリーズ初の建物のキャラクター。
ハート
(声: 沼田智佳、ししゃも)
하트
(声: チョン・ヘオン
Heart コンパクトカーフィアット・500 (2007年型)がモデル。第3期で初登場。ハナをサポートしている。元々はブラウン系の塗装だったが、ハート自身の希望でハナによってピンク色に塗り替えられた。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第20話から登場し、同話でハナとスチームと共にテオの為にガーディアンXの劇を演じたが上手くいかなかった(この時はガーディアンXの相棒であるスーパーサンダーボルトを演じていた)。
ルーシー
(声: )
루시 Lucy マジック車。シトロエン・2CVをモチーフにした老婆になり、ちびっこバス達が手助けや人助けをすると、お礼に元の姿に変身して願いを1つだけかなえてくれる。

人間[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
ハナ
(声: 相沢みゆ希
하나
(声: チェ・ワン
Hana 女性 女性整備士、タヨたちの面倒を見ている。儒教により、目上の人を敬う習慣の強い朝鮮語版においては、単に「ハナ」では失礼に値するため、男の子からは「ハナお姉さん」を意味する「ハナ ヌナ(하나 누나)」、女の子からは「ハナ オンニ(하나 언니)」と慕われている。日本語版を含め、他言語版では単に「ハナ」と呼ばれる。明るく愉快で少しそそっかしいが、機械について詳しい。他人が困っているのを放っておけないタイプで、車達のことを第一に考えている。普段はバス車庫にある整備所で車達を修理しているが、トラブルが発生した時は現場に赴いて修理をすることもある。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場し、同話でテオと共に「汽車村カラオケ大会」を主催した。
ルーキー
(声: 五十嵐優樹
루키
(声: リュ・スンゴン
Rookie 男性 警察官。パットの相棒。25歳[2]。規則に忠実で頑固なパットに比べ、人情があり活発な性格。とても真面目だが、新人ということもあり時々そそっかしい。車達に親切だが、交通ルールを破った車(特にスピーディーとシャイン)には厳しく当たることもある。第4期以降はフランクやアリス、パットやとエアと共に救急センター配属となった。子供の頃に犬に噛まれて以来犬が苦手だったが、最終的にはそれを克服した模様。
ドゥリ
(声: 上条佑人
두리 Duri 男性 タヨと親しい好奇心旺盛な6歳の男の子。タヨが住んでいる都市に引っ越してきた。タヨと初めて会った時に市内観光をしながらタヨと仲良くなる。幼稚園に通っており、平和主義者で突拍子もない性格。自動車などの交通手段にとても興味が強い。
先生
(声: 佐々木彩乃
선생님 Teacher 女性 ドゥリたちが通う幼稚園の先生。本名は不明。
ジョイ
(声: 三楠紡
조이 Joey 男性 マジシャン 。第1期第17話で初登場。第3期第17話ではピエロに扮していた。
アンディ
(声: 五十嵐優樹
앤디 Andy 男性 アーティストの青年。第2期第2話で初登場。展覧会を開催するのに多くの金がかかるという理由から、自身の絵を多くの人に見てもらおうとバス停留所に落書きをし、ルーキーとパットに犯行現場を取り押さえられる。その後、バス停留所の落書きは全て自分で消し、工事現場の壁に絵を描くようになった。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第11話から登場。
八百屋
(声: 三楠紡
야오야 Greengrocer 男性 野菜果物を売る男性。第4期第8話では財布を忘れた買い物客の男性に財布を届けようとしたが、タヨはそれを窃盗事件と勘違いしてしまった(八百屋が買い物客を追いかけていた為)。
アスラ
(声:)
아슬라 Asura 男性 魔法使いの少年。魔法の国から来た。最初は魔法を使って人々を困らせていたが、タヨ達の優しさによって改心した。マジックバス タヨ で、タヨと再会する。
ハンス(声: 東柊希 한스 Hans 男性 視覚障害を持つ男性。第5期第3話で初登場。盲導犬のハッピーを連れて出掛ける。チェロのコンサートに行く事を自身の過去の失敗からためらっていたが、ピーナッツから勇気をもらってコンサートで成功した。
ジュン June 男性 消防車が好きな男の子。第2期22話で初登場。いたずら電話で呼び出されたフランクとアリスがやって来た現場で、いたずら電話の犯人探しをロギに手伝わされていたガニに出会い、彼を消防車だと勘違いをする(赤い車体の為)。姉がいる。以前は消防署の近くに住んでおり、よく消防署に遊びに行っていたが、引っ越した事で消防署に遊びに行けなくなりがっかりしていたが、フランクとアリスが来る事を喜んでいた。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第12話から登場し、同話では汽車村管理センターで母親とはぐれてしまい、母親が迎えに来るまでティティポとエリックに汽車村を案内してもらった。
ジュンの姉 준누나 June's Sister 女性 第2期22話で初登場。いたずら電話で嘘の通報をしてフランクとアリスを呼び出していた張本人。だがそれは消防署に遊びに行けなくなり落ち込んでいたジュンを喜ばせる為にやっていた事だった。後に全てガニにバレてしまい、改心してもう二度と悪戯電話はしないと誓った。
ジェリー 제리 Jerry 男性 赤髪の男の子。最初はいたずらを時々していたがガニとの出会いで優しい子供になった。ガニに見せてもらったマジックに憧れている。
ジェミー 제미 Jamie 男性 ルーキーの甥っ子。男の子。
ジミー
(声: 伊利也
지미 Jimmy 男性 ギタリストの男性。第4期で初登場。公園でジェニーと出会い、彼女と共に歌の活動をするようになる。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第11話から登場し、同話では汽車製作所で開催された祭りに参加していた。
ジェニー
(声: 青山ゆり華
제니 Jenny 女性 歌手の女性。第4期で初登場。歌手のオーディションで不合格になり落ち込んでいたが、公園でジミーと出会い、彼と共に歌の活動をするようになる。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第11話から登場し、同話では汽車製作所で開催された祭りに参加していた。また、同作には同名のディーゼル機関車が登場している。因みに、本作のジェニーもティティポのジェニーも日本語版の声優は同一である(青山ゆり華)。
ジェイ
(声:佐倉愛未)
제이 Jay 女性 新しく救急センターに配属された女性レスキュー隊員。第5期第6話で初登場。オートバイを所有している。『チビ列車ティティポ』ではシーズン2第5話から登場し、同話でテオの依頼で、風邪を引いたハーブ(汽車村管制センターの所長)をアリスと共に病院に搬送した。

動物[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
クロ(声:向日一花) タヨが拾った子犬。こっそりバス車庫で飼われていたが車庫で飼うのは危険なのでドゥリの家で飼われることになった。
ラッキー(声:東柊希) 럭키 lucky アリスが拾った。救急センターで飼われている。
ハッピー 해피 Happy ハンスの盲導犬
ムム 무무 Mumu 田園地方で飼われている

劇場版 第1作[編集]

MISSION:ACE エース救出作戦

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
エース
(声: 五十嵐優樹
에이스 Ace ドュリが大切にしているスーパーカーのおもちゃ。前面のボタンを押すことで武装形態に変形する。ドュリの不注意から道路に落ちてしまい、ラビにゴミ捨て場に持っていかれる。その後、2台のフォークリフトにおもちゃの世界に運ばれ、おもちゃの世界に着いた際に変身ボタンを紛失する。更に人間の肩を持っているという理由から女王によって宮殿の地下牢に監禁される。
ブロー
(声: 五十嵐優樹
블라우 Blo ブロックでできた緑色のトラックのおもちゃ。
トリ
(声:)
Tori クマをモチーフにした車のおもちゃ。
メロ
(声:)
Melo 電子音が鳴るおもちゃの車。声は出ない。
女王(声:古俣麻弥) 여왕 Queen おもちゃの世界の女王。

劇場版 第2作[編集]

MISSION:ACE2 タヨのおもちゃアドベンチャー

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
ケビン
(声: 藤村ひろ
케빈 Kevin
ミナ
(声: 古俣麻弥
미나 Mina
タヨ
(声: 向日一花
타요 Tayo
ラニ
(声: :愁閭ひいろ
라니 Lani

マジックバス タヨ[編集]

名前(日本語版) 名前(朝鮮語版) 名前(英語版) 性別 特徴
カリ (声:古俣麻弥) 칼리 Cali 女性 魔法学校の校長である魔法使い。本編より数年前に魔法学校の前代校長から太陽のストーンと月のストーンの守護役を任される。
ルナ(声:) 루나 Luna 女性 魔法学校の生徒でアスラの妹。お転婆な性格をしている。最初は魔法を上手に使いこなせずトラブルを起こしてばかりで、パートナーを組んでいたマジック車と喧嘩別れするほどだった。校長室に行く際に自分のキャリーバッグと間違えてキャリーバッグに姿を変えられたタヨを持ち出したのを機にタヨと出会い、それからはタヨと一緒に魔法を学ぶこととなる。
プロディ 魔法学校の生徒でメロディのパートナー。ルナのライバル。
バード(声:五十嵐優樹) 버드 Bird 男性 カリの愛車。ルナにマジック車と心を一つにするよう諭す。
メロディ 女性 プロディのパートナーであるマジック車。嫌味な性格をしている。
魔法学校の先生 女性 ルナとプロディのクラスの担任の先生。容姿は幼稚園の先生に似ている。
魔法学校の校長 男性 カリがドミニク(後のディオ)の担任だった頃の魔法学校の校長。本編より数年前に太陽のストーンと月のストーンの守護役をカリに任せる。
ディオ D.O. 男性 悪の魔法使い。本編より数年前に魔法学校の校長室から魔法のストーンの場所が記された魔法の本を盗み出した。周辺を海と崖に囲まれた城の拠点にしている。手下の魔法使い共々目の部分を仮面で覆っている。正体はカリのかつての教え子であり、本名はドミニク。
グレイ
(声:藤村ひろ
그래이 Gray マジック捜査隊の隊長。タヨをマジック捜査隊で保護することをカリに提案するも断られ、悪の魔法使いの正体を突き止めることに全力を注ぐよう命じられる。実はディオの手下である。魔法学生コンテストが開催されている最中の魔法学校から月のストーンを盗み出し、ディオに献上する。

他多数。

放映リスト[編集]

シーズン1[編集]

話数 タイトル 放送日
1話 タヨ、路線バスになる
2話 迷子になったタヨ
3話 タヨの初運行
4話 ボク達友達
5話 暗闇が怖い
6話 ありがとう、シト
7話 仲良くしよう
8話 新しいタイヤが欲しい
9話 新しい友達、ガニ
10話 ハナとガニ
11話 ピクニックに行きたい
12話 友達になりたい
13話 スーパースターヌリ
14話 かっこいい、フランクとアリス
15話 ハナの外出
16話 最高のはたらくくるま
17話
18話
19話 ラニの誤解
20話 仲直りしよう!フランク、アリス
21話 タヨの宇宙旅行
22話 スピードの出し過ぎは危ないよ
23話 ラニの休みの日
24話 ぼくの方が大変なのに!
25話 ガニの体調不良
26話 最高のバス、タヨ!

シーズン2[編集]

話数 タイトル 放送日
1話 タヨとボンボン
2話 名コンビ、ルーキーとパット
3話 先生になったガニ
4話 僕が助けてあげる、ビック
5話 僕と一緒に行こう
6話 遊び場ができたよ
7話 ナナの都市見物
8話 ヌリの最悪な一日
9話 宝物は僕の物
10話 名探偵ロギ
11話 ロギの特別なお客さん
12話 遊び場のリーダーを選ぼう
13話 シトの秘密
14話 プリンセスになりたい
15話 大人になりたい
16話 タヨ、小さくなる
17話 タヨの宇宙大冒険 前編
18話 タヨの宇宙大冒険 後編
19話 いいことをするってすごく大変
20話 ガニのプレゼント
21話 勇敢なヘリコプター、エア
22話 いたずら電話大騒動
23話 真夜中の幽霊騒ぎ
24話 ナナからの招待
25話 初雪が降るよ
26話 ハナの特別な一日

シーズン3[編集]

話数 タイトル 放送日
1話 新しい友達、ハート
2話 ぼくたちは家族
3話 清掃車になったロギ
4話 ぼくだってわかってる
5話 学校に行く日
6話 がんばれ、フランク
7話 シトと一緒に過ごした週末
8話 タヨとの約束
9話 スターになったガニ
10話 トトとボンボン
11話 笑って、パット
12話 おれたち最高
13話 ククとチャンプで都会にお出掛け
14話 眠れない
15話 仲良くなりたい
16話 都市のヒーロー、タヨとドゥリ
17話 ぼくたちははたらくくるまサーカス団
18話 最高の整備士
19話 子犬を飼いたい
20歳 マットに聞いてみて
21話 ポコのキレイな花
22話 タヨのクリスマス
23話 タヨの地球防衛大作戦 前編
24話 タヨの地球防衛大作戦 後編
25話 誰か助けて
26話 ちびっこ達の運動会

シーズン4[編集]

話数 タイトル 放送日
1話 ドゥリの夏休みの宿題
2話 みんな友達だよ
3話 ぼくの話を信じて
4話 勇気をください
5話 はじめまして、ピーナッツ
6話 キミは特別だよ
7話 認められたいクリス
8話 童話も好き
9話 ありがとう、ティチ
10話 ハナへのプレゼント
11話 ピーナッツの誤解
12話 ブーバーとの一日
13話
14話 どっちがかっこいい?
15話 ロギの宝物のガラクタ
16話
17話 田舎に行ったタヨ
18話 警察官になったタヨ
19話 シトの秘密の公園
20話 最高の名探偵
21話
22話 のやま幽霊大騒動
23話 トラミーの初運行
24話 トラミーの秘密
25話 キンダーの遠足
26話 ちびっこバスたちの演劇公演

シーズン5[編集]

話数 タイトル 放送日
1話 緊急出動!タヨとガニ
2話 ロギの奇想天外な挑戦
3話 チェロの持ち主
4話 最高のコンビ
5話 タヨとティティポの競走
6話 新しいレスキュー隊員がやってきた
7話 タヨの鳥の友だち
8話 キンダーの農業体験
9話 秘密の遊び場復旧大作戦
10話 元気を出して、トニー
11話 ハートの秘密
12話 ジョイのマジックショー
13話
14話
15話
16話
17話
18話
19話
20話
21話
22話
23話
24話
25話
26話

歴史[編集]

放映時間[編集]

第5期はEBS1にて放送。

  • 毎週月 - 木曜日 午前7時30分 - 7時45分
  • 毎週月 - 木曜日 午後5時30分 - 5時45分(再放送)

その他[編集]

  • 2014年には、キャラクターを模したラッピングバスが複数運行され、市内各所を走行している(詳細は朝鮮語版を参照)[3]
  • ソウル・鍾路区にある「昌信洞文具・玩具通り」には、タヨをはじめとした当アニメの各キャラクターを模したタイルが複数箇所にわたって路上に埋め込まれている。
  • 韓国国内各所に「タヨ キッズカフェ[4]なるキッズスペースがあり、子供たちが自由に遊べるようになっている。
  • 朝鮮語版ではキム・ウンアがボンボン、ヌリ、トニー、アリス、ピーナッツの5キャラクターを、オム・サンヒョンがロギ、パット、シャインの3キャラクターをそれぞれ1人で声優をこなしている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 実車のプリムスは電気自動車ではない。
  2. ^ オーリーという名前で登場するのは第4期第15話からである。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]