首都として建設された計画都市の一覧
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首都として建設された計画都市の一覧(しゅととしてけんせつされたけいかくとしのいちらん)は、首都とすることを目的に建設された計画都市の一覧である。
一覧
[編集]計画段階または建設中の都市
[編集]- インドネシアでは、ボルネオ島(カリマンタン地方)東部の東カリマンタン州に新たな首都を建設し、2024年までにジャカルタから遷都する計画がある[2]。2022年1月に、新首都の名前を「ヌサンタラ」とすることが発表された。
- エジプトでは、カイロの東に新たな首都を建設する計画がある(New Administrative Capital)[3]。
- 赤道ギニアでは、リオ・ムニ(大陸部)に新都市ラパス(旧称オヤラ)を建設しており、首都をマラボから遷都する予定である。
- 大韓民国では、忠清南道に新都市世宗特別自治市を建設し、首都をソウル特別市から遷都する計画が進められている。当初は完全移転を目指していたが、行政機能の移転に変更された。2021年2月時点で44の政府機関が移転している[4]。2020年7月、政府は完全移転の推進を決定している[5]。
- 南スーダンでは、ラムシェルに新たな都市を建設しジュバから遷都する計画がある[6]。
消滅した計画
[編集]- 世界首都ゲルマニア - 1933年にナチス・ドイツが立案したベルリン改造計画。1950年ごろに完成する予定だったが、敗戦により実現しなかった。
- アル・カラマ - かつてアラブ首長国連邦憲法に定められていた首都。予定地はアブダビ首長国とドバイ首長国の国境付近で、憲法発効から7年以内に完成する計画であった。またそれまでの暫定首都はアブダビと定めらていた[7]。しかし1971年の憲法発効後もアル・カラマの建設は進められず、1996年の憲法改正で本項は削除されアブダビが首都となった[8]。
出典
[編集]- ^ ただし今日の研究では首都として建設された可能性は低いとされる。井上浩一『生き残った帝国ビザンティン』講談社〈講談社学術文庫〉、2008年。ISBN 9784061598669。pp.62-73
- ^ “インドネシアの新首都はカリマンタン東部=ジョコ大統領、移転先発表”. 時事通信 (2019年8月26日). 2019年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月4日閲覧。
- ^ A new New Cairo: Egypt plans £30bn purpose-built capital in desert
- ^ “South Korea's 'island of bureaucrats' emerges as next capital”. NikkeiAsia (2021年2月20日). 2021年6月4日閲覧。
- ^ “韓国政府、行政首都の移転を推進”. 中央日報 (2020年7月25日). 2021年6月4日閲覧。
- ^ 南スーダン、首都移転へ 5〜6年かけ中部に 日本経済新聞 2011年9月4日
- ^ “The Union , its fundamental constituents and aims”. helplinelaw.com. 2021年6月4日閲覧。
- ^ “The Constitution of the United Arab Emirates”. legaladviceme.com. 2021年6月4日閲覧。