陸前階上駅
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陸前階上駅 | |
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駅舎(2021年10月) | |
りくぜんはしかみ Rikuzen-Hashikami | |
◄大谷まち (2.2 km) (1.7 km) 最知► | |
所在地 | 宮城県気仙沼市長磯原 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■気仙沼線BRT |
キロ程 | 61.6 km(前谷地起点) |
駅構造 | 地上駅 |
乗車人員 -統計年度- |
123人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 2012年(平成24年)8月20日[* 1] |
備考 | 無人駅 |
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陸前階上駅 | |
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駅舎(2009年7月) | |
りくぜんはしかみ Rikuzen-Hashikami | |
◄大谷海岸 (3.3 km) (1.7 km) 最知► | |
所在地 | 宮城県気仙沼市長磯原 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■気仙沼線 |
キロ程 | 61.6 km(前谷地起点) |
電報略号 | リミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
開業年月日 | 1957年(昭和32年)2月11日[2] |
廃止年月日 | 2020年(令和2年)4月1日[** 1] |
備考 | 無人駅[1] |
陸前階上駅(りくぜんはしかみえき)は、宮城県気仙沼市長磯原(ながいそはら)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)のバス停留所である。元々は同社の気仙沼線の鉄道駅であった。
歴史
[編集]- 1957年(昭和32年)2月11日:日本国有鉄道(国鉄)気仙沼線の駅として開業[2]。
- 1972年(昭和47年)2月1日:荷物扱いを廃止[3]。無人化[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[2]。
- 2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災により営業休止。
- 2012年(平成24年)8月20日:BRTで仮復旧。当駅 - 最知駅間はバス専用道として整備される[5]。
- 2020年(令和2年)4月1日:柳津駅 - 気仙沼駅間の鉄道事業廃止により、鉄道駅としては廃駅となる[6][7]。
駅構造
[編集]BRT化と専用道の整備に伴い、当駅ホームはBRTの乗降車対応に改修された。旧ホームの上り線を舗装したうえで、その最知方にBRTのりばが整備されている。
駅舎は外観に手を加えた上でそのまま利用され、上り下りの乗降場が相対して設置されている。1車線の両側をのりばで挟む形のため、上下双方向の同時発着は不可。 駅舎内にはバスロケーションシステムのモニターと待合室・トイレが設置されている。
BRTの運行開始後も跨線橋や鉄道駅ホームが残されていたが、2021年に撤去され、駅前道路との出入口が整備された。
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待合室(2024年2月)
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駅構内(鉄道駅施設撤去前)
(2012年8月)
旧鉄道駅
[編集]震災前は島式ホーム1面2線を有する地上駅で、気仙沼駅管理の無人駅であった[1]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■気仙沼線 | 下り | 気仙沼方面 |
2 | 上り | 前谷地・小牛田方面 |
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は123人である[利用客数 1]。
2013年度(平成25年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2013年(平成25年) | 67 | [利用客数 2] |
2014年(平成26年) | 66 | [利用客数 3] |
2015年(平成27年) | 67 | [利用客数 4] |
2016年(平成28年) | 60 | [利用客数 5] |
2017年(平成29年) | 64 | [利用客数 6] |
2018年(平成30年) | 109 | [利用客数 7] |
2019年(令和元年) | 159 | [利用客数 8] |
2020年(令和 | 2年)136 | [利用客数 9] |
2021年(令和 | 3年)136 | [利用客数 10] |
2022年(令和 | 4年)130 | [利用客数 11] |
2023年(令和 | 5年)123 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]- 国道45号
- 気仙沼市役所階上出張所
- 陸前階上郵便局
- 宮城県気仙沼向洋高等学校
- 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(震災遺構、気仙沼向洋高等学校・波路上旧校舎)
- 気仙沼市立階上小学校
- 気仙沼市立階上中学校
- 宮城交通・ミヤコーバス「階上公民館前」停留所
- ミヤコーバス「岩井崎入口」停留所
- 岩井崎
その他
[編集]1967年の東映映画『喜劇急行列車』において、渥美清演じる特急さくら号の専務車掌・青木吾一が17歳で国鉄の駅員となった際に、初めて勤務したとされる駅である。駅長役は左卜全で、西村晃が気仙沼線の元蒸気機関士として登場する。
隣の停留所
[編集]かつて存在した鉄道路線
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■気仙沼線
- 大谷海岸駅 - 陸前階上駅 - 最知駅
脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 56号 新庄駅・気仙沼駅・鳴子温泉駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年9月15日、24頁。
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、484頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “日本国有鉄道公示第537号”. 官報. (1972年1月28日)
- ^ 「通報 ●鹿折駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1972年1月28日、4面。
- ^ “気仙沼線における暫定的なサービス提供開始について”. 東日本旅客鉄道株式会社仙台支社 (2012年7月18日). 2015年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月4日閲覧。
- ^ 『気仙沼線(柳津〜気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼〜盛間)における鉄道事業の廃止の日の繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年1月31日。オリジナルの2020年2月4日時点におけるアーカイブ 。2020年2月6日閲覧。
- ^ 『鉄道事業の廃止の届出に係る廃止の日の繰上げについて』(PDF)(プレスリリース)国土交通省東北運輸局、2020年1月29日。オリジナルの2020年2月1日時点におけるアーカイブ 。2020年2月6日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ a b “BRT駅別乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月10日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月24日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月19日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月10日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “BRT駅別乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(陸前階上駅):JR東日本