「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」の版間の差分

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: 勇者パーティーの一員で「賢者」の加護を持つ。レッドをパーティーから追放した。没落した公爵家の出で、実家を復興させるための足掛かりとして勇者パーティを導く立場をギデオンから奪うが、元々他者を見下した態度から不手際を繰り返しパーティは崩壊する。
: 勇者パーティーの一員で「賢者」の加護を持つ。レッドをパーティーから追放した。没落した公爵家の出で、実家を復興させるための足掛かりとして勇者パーティを導く立場をギデオンから奪うが、元々他者を見下した態度から不手際を繰り返しパーティは崩壊する。
: 彼の持つ「賢者」の加護には強烈な承認欲求を生じさせるというデメリットがあり、これがレッドへ対する嫉妬心を生じさせた。
: 彼の持つ「賢者」の加護には強烈な承認欲求を生じさせるというデメリットがあり、これがレッドへ対する嫉妬心を生じさせた。
; ダナン・ラボー
: 勇者パーティーの一員で「武闘家」の加護を持つ。魔王軍に滅ぼされた村の出身で、打倒魔王の最短ルートと考え勇者パーティーに参加する。ギデオンの実力を認めており、パーティーに必要と考え、連れ戻す為に勇者パーティーから抜け、単独行動を行う。
; テオドラ・ディフイーロ
: 勇者パーティーの一員で「クルセイダー」の加護を持つ。聖堂騎士流槍術師範代の肩書を持ち、打倒魔王を必達任務として勇者パーティ-に参加する。
; ティセ・ガーランド
: レッドが勇者パーティーから抜けた穴埋めとして暗殺者ギルドを介してアレスが契約し、勇者パーティーに参加する。「アサシン」の加護を持つ。蜘蛛の相棒「うげうげさん」と行動する。


== 用語 ==
== 用語 ==

2020年6月7日 (日) 10:43時点における版

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、
辺境でスローライフすることにしました
ジャンル ハイ・ファンタジー
小説
著者 ざっぽん
イラスト やすも
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川スニーカー文庫
刊行期間 2018年6月 -
巻数 既刊6巻(2020年2月現在)
漫画
原作・原案など ざっぽん(原作)
やすも(キャラクター原案)
作画 池野雅博
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊少年エース
発表号 2018年7月号 -
発表期間 2018年5月 -
巻数 既刊3巻(2020年1月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル 文学漫画

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』(しんのなかまじゃないとゆうしゃのパーティーをおいだされたので、へんきょうでスローライフすることにしました)は、ざっぽんによる日本のライトノベル

2017年10月から小説家になろうに投稿され、2018年6月に角川スニーカー文庫より書籍が刊行された(イラストはやすも)。池野雅博によるコミカライズ版は同年5月発売の『月刊少年エース』7月号から連載中[1]

2019年8月には、電子書籍ストアBOOK☆WALKER主催の「次のヒット作はこれだ!新作ラノベ総選挙2019」の文庫部門で1位となった[2]

2020年1月時点で、シリーズ累計50万部[3]

あらすじ

生まれつき与えられた「加護」が大きな意味を持つ世界。レベル+30の「導き手」の加護を持つレッドは小さいころからモンスター退治に出かけ、騎士団にスカウトされ副騎士団長まで出世した。妹のルーティが勇者だとわかると一緒にパーティーを組み、魔王軍を倒すための旅に出る。しかしパーティーメンバーのレベルが上がり、敵が強くなってくると、レベルが底上げされるだけで戦闘関連のスキルを持たないレッドは仲間の足手まといとなっていった。レッドはパーティーメンバーのアレスから「君は真の仲間じゃない」と告げられパーティーを抜け出した。

辺境の地ゾルタンに流れ着いたレッドは、勇者パーティー時代に得た知識と経験を活かし、薬草採取で資金を貯めて薬屋を開店した。開店して間もなく、かつて短期間一緒に戦ったことのあるリットがやってきて、半ば押しかけ気味にレッドと同居することになった。

登場人物

レッド
本作の主人公。以前の名前はギデオン・ラグナソン。「導き手」の加護を持つ。「導き手」の加護にはレベル+30以外のスキルがなく、徐々に勇者パーティの中で力不足となったところをアレスに突かれ、勇者パーティーを追放される。追放後、ゾルタンに来てからはレッドと名乗る。固有スキルがない欠点を、知識と経験、コモンスキルにより補っている。
リット
本名リーズリット・オブ・ロガーヴィア。ロガーヴィア公国の第2王女で英雄の称号を持つ。かつてロガーヴィア公国に魔王軍が攻め込んだ際、勇者パーティーと共に戦った。レッドが追放されたことを知るとゾルタンまで追いかけていき、強引に同居して共に薬屋を営むことになる。
ルーティ・ラグナソン
レッドの妹。「勇者」の加護を持つ人類最強の戦士。だが、魔王を倒す最強の力である「勇者」の加護には、最強の力に不要なありとあらゆるものを抑制する力があり、それにより感情を失い「勇者という加護の入れ物」になりつつある。
アレス・スロア
勇者パーティーの一員で「賢者」の加護を持つ。レッドをパーティーから追放した。没落した公爵家の出で、実家を復興させるための足掛かりとして勇者パーティを導く立場をギデオンから奪うが、元々他者を見下した態度から不手際を繰り返しパーティは崩壊する。
彼の持つ「賢者」の加護には強烈な承認欲求を生じさせるというデメリットがあり、これがレッドへ対する嫉妬心を生じさせた。
ダナン・ラボー
勇者パーティーの一員で「武闘家」の加護を持つ。魔王軍に滅ぼされた村の出身で、打倒魔王の最短ルートと考え勇者パーティーに参加する。ギデオンの実力を認めており、パーティーに必要と考え、連れ戻す為に勇者パーティーから抜け、単独行動を行う。
テオドラ・ディフイーロ
勇者パーティーの一員で「クルセイダー」の加護を持つ。聖堂騎士流槍術師範代の肩書を持ち、打倒魔王を必達任務として勇者パーティ-に参加する。
ティセ・ガーランド
レッドが勇者パーティーから抜けた穴埋めとして暗殺者ギルドを介してアレスが契約し、勇者パーティーに参加する。「アサシン」の加護を持つ。蜘蛛の相棒「うげうげさん」と行動する。

用語

加護
作中において、アスラデーモンを除く全ての種族に与えられる力。大半は職業を補正する程度の代物だが、社会的には悪とされる物に対する加護も存在し、種類によっては加護が人格にも影響をおよぼす例がある。様々な固有スキル基本的には与えられた加護に従って生きることが美徳とされているが、そういった生き方を否定して「自身の望む生き方を目指す者」もいる。
レベル
加護にはレベルがあり、経験値を得ることでレベルを上げることが出来る。経験値を得るには、加護を持つ他者を殺す必要がある。レベル差の大きい者と戦うことで、より多くの経験値を得ることが出来る。
スキル
身体変化や能力向上、魔法や錬金術などを得ることが出来るもの。加護レベルが上がる際にポイントが付与され、付与されたポイントを割り振ることで獲得することが出来る。スキルにもレベルがあり、上位になるほど高性能なスキルになる。
固有スキル
加護ごとに異なり、特定の加護でしか取得することが出来ないスキル。加護に従って生きることを美徳とする作中においては重要視され、職業選択など、固有スキルに左右されることも少なくない。
コモンスキル
加護を問わず取得することが可能なスキル。加護を中心とした作中の世界では固有スキルより軽んじられることが多い。
デミス
作中の唯一神であり、全ての加護はこの世に生まれるときにデミスにより授けられる。

書誌情報

小説

ざっぽん(著)/やすも(イラスト)、KADOKAWA角川スニーカー文庫〉、既刊6巻(2020年2月現在)

巻数発行/発売日ISBN
12018年6月1日 ISBN 978-4-0410-6858-8
22018年9月1日 ISBN 978-4-0410-6861-8
32019年1月1日 ISBN 978-4-0410-6862-5
42019年5月1日 ISBN 978-4-0410-8254-6
52019年9月1日 ISBN 978-4-0410-8258-4
5(特装版)2019年9月1日 ISBN 978-4-0410-8522-6
62020年2月1日 ISBN 978-4-0410-8259-1

漫画

池野雅博(漫画)/ざっぽん(原作)/やすも(キャラクター原案)、KADOKAWA角川コミックス・エース〉、既刊3巻(2020年1月24日現在)

巻数発売日ISBN
12018年12月25日 ISBN 978-4-04-107729-0
22019年8月26日 ISBN 978-4-04-108486-1
32020年1月24日 ISBN 978-4-04-109046-6

メディアミックス

ボイスドラマ

文庫版第5巻特装版の付録として、ドラマCDが出た[4]

声優

脚注

外部リンク