「アメリカンドッグ」の版間の差分
エピソード |
|||
37行目: | 37行目: | ||
また、衣が小麦粉主体のものは単に「ハットグ」と呼ぶようになった<ref name="改善展">[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1976052100329204001&editNo=2&printCount=1&publishDate=1976-05-21&officeId=00032&pageNo=4&printNo=9429&publishType=00020 고기·쌀안쓴 營養食 한국부인회 食生活 改善展]京郷新聞 1976年5月21日号</ref>。1976年5月の新聞記事ではすでに[[割り箸]]を串として活用した調理法が紹介されている<ref name="改善展"/>。 |
また、衣が小麦粉主体のものは単に「ハットグ」と呼ぶようになった<ref name="改善展">[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1976052100329204001&editNo=2&printCount=1&publishDate=1976-05-21&officeId=00032&pageNo=4&printNo=9429&publishType=00020 고기·쌀안쓴 營養食 한국부인회 食生活 改善展]京郷新聞 1976年5月21日号</ref>。1976年5月の新聞記事ではすでに[[割り箸]]を串として活用した調理法が紹介されている<ref name="改善展"/>。 |
||
1970年代後半に[[第一製糖]]や[[オットゥギ]]がホットケーキミックスとドーナツミックスの販売を開始したことで、子供向けのおやつや受験生の夜食としての需要が高まった<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1979071800329204006&editNo=2&printCount=1&publishDate=1979-07-18&officeId=00032&pageNo=4&printNo=10398&publishType=00020 간식 새우·오징어로 튀김을 입맛·영양가 관심둬야]京郷新聞 1979年7月18日号</ref><ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1984092600099209001&editNo=1&printCount=1&publishDate=1984-09-26&officeId=00009&pageNo=9&printNo=5713&publishType=00020 受驗生위한 영양간식 9가지]毎日経済 1984年9月26日号</ref>。また、1980年代に学校付近での[[屋台]]営業や[[自動販売機]]<ref>[http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2017/08/01/2017080101648.html 이거 알면 아재? 지하철역에 있었던 ㅇㅇㅇ 자판기]chosun.com 2017年8月1日</ref>が普及したことで世代によっては[[国民食]]的な存在となっていった。1980年代末に大手メーカーから[[冷凍食品]]として発売され、行楽用の[[携行食]]としても広まっていった<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1988051300099216003&editNo=1&printCount=1&publishDate=1988-05-13&officeId=00009&pageNo=16&printNo=6827&publishType=00020 행락용식품 人氣]毎日経済 1988年5月13日</ref>。1990年代末に衣にダイス状の[[フライドポテト]]を混ぜた新式の「カムジャハットグ」が登場<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1999070100209119001&editNo=45&printCount=1&publishDate=1999-07-01&officeId=00020&pageNo=19&printNo=24236&publishType=00010 "길거리 간식도 패션만큼 유행 빨라요"]東亜日報 1999年7月1日</ref>。2010年代にはソーセージの代わりに[[モッツァレラ]]や[[チェダーチーズ]]を入れた「チーズハットグ」がブームとなった。ブームは日本にも波及した<ref>[https://mainichi.jp/articles/20180913/ckp/00m/100/008000c 韓国トレンドグルメ☆「チーズハットグ」のチーズ対抗のび〜る&味合戦!]毎日新聞 2018年9月13日</ref>。 |
1970年代後半に[[CJグループ|第一製糖]](現在のCJ)や[[オットゥギ]]がホットケーキミックスとドーナツミックスの販売を開始したことで、子供向けのおやつや受験生の夜食としての需要が高まった<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1979071800329204006&editNo=2&printCount=1&publishDate=1979-07-18&officeId=00032&pageNo=4&printNo=10398&publishType=00020 간식 새우·오징어로 튀김을 입맛·영양가 관심둬야]京郷新聞 1979年7月18日号</ref><ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1984092600099209001&editNo=1&printCount=1&publishDate=1984-09-26&officeId=00009&pageNo=9&printNo=5713&publishType=00020 受驗生위한 영양간식 9가지]毎日経済 1984年9月26日号</ref>。また、1980年代に学校付近での[[屋台]]営業や[[自動販売機]]<ref>[http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2017/08/01/2017080101648.html 이거 알면 아재? 지하철역에 있었던 ㅇㅇㅇ 자판기]chosun.com 2017年8月1日</ref>が普及したことで世代によっては[[国民食]]的な存在となっていった。1980年代末に大手メーカーから[[冷凍食品]]として発売され、行楽用の[[携行食]]としても広まっていった<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1988051300099216003&editNo=1&printCount=1&publishDate=1988-05-13&officeId=00009&pageNo=16&printNo=6827&publishType=00020 행락용식품 人氣]毎日経済 1988年5月13日</ref>。1990年代末に衣にダイス状の[[フライドポテト]]を混ぜた新式の「カムジャハットグ」が登場<ref>[https://newslibrary.naver.com/viewer/index.nhn?articleId=1999070100209119001&editNo=45&printCount=1&publishDate=1999-07-01&officeId=00020&pageNo=19&printNo=24236&publishType=00010 "길거리 간식도 패션만큼 유행 빨라요"]東亜日報 1999年7月1日</ref>。2010年代にはソーセージの代わりに[[モッツァレラ]]や[[チェダーチーズ]]を入れた「チーズハットグ」がブームとなった。ブームは日本にも波及した<ref>[https://mainichi.jp/articles/20180913/ckp/00m/100/008000c 韓国トレンドグルメ☆「チーズハットグ」のチーズ対抗のび〜る&味合戦!]毎日新聞 2018年9月13日</ref>。 |
||
ブームがきっかけとなり、一部では旧式のアメリカンドッグを「イェンナルハットグ(昔風ハットグ)」と呼び分けるようになった<ref>[https://www.hankyung.com/news/article/2017052963451 쌀옷 입고, 치즈 품고 돌아온…핫도그, 핫 뜨거[「カムジャハットグ」]韓国経済 2017年5月29日</ref>。 |
ブームがきっかけとなり、一部では旧式のアメリカンドッグを「イェンナルハットグ(昔風ハットグ)」と呼び分けるようになった<ref>[https://www.hankyung.com/news/article/2017052963451 쌀옷 입고, 치즈 품고 돌아온…핫도그, 핫 뜨거[「カムジャハットグ」]韓国経済 2017年5月29日</ref>。 |
2019年6月23日 (日) 08:11時点における版
アメリカンドッグはソーセージ(または魚肉ソーセージ)に串を刺し、小麦粉などで作った衣をつけて油で揚げた食品。北海道の一部では「フレンチドッグ」と称して他の地方とは調理方法がやや異なる。アメリカで普及しているコーンミールの生地を使ったコーン・ドッグ(en:Corn dog)を改良したものであり、名称は和製英語である。
概要
日本では、小麦粉・卵・砂糖・ベーキングパウダー・牛乳か水を混合して衣を作る(家庭においては、簡単に作れるのでホットケーキミックスと卵、牛乳を混合して作ることが多い)。
アメリカンドッグとは日本独自の名称であり、発祥国であるアメリカ合衆国ではコーンミール(トウモロコシの粉)を原料としたコーンブレッドの生地が使われるため、日本以外のほとんどの国々では「コーンドッグ」(Corn dog)と呼ばれている。
アメリカンドッグは、ケチャップ・マスタード(販売業態によってはディスペンパックの場合もある)を付けて食べるのが一般的である。
日本では縁日や祭りなどの屋台、学園祭の模擬店、高速道路のサービスエリアやプール、遊園地などの野外遊技場などの売店、コンビニエンスストアなどでよく販売される。
比較的どこでも買えるが扱いはジャンクフードの域を出ず、(ハンバーガー等で見られるような)味や原材料、調理法で差別化を図った高級品や専門店がない。注文してから調理し揚げたてを食べることが出来る店舗は少なく、多くはフライヤーすら無いこともあり、通常は入荷した既製品を再加熱して保温器に入れ陳列している。
フレンチドッグ
北海道の一部の地域(主に道東地方)では「フレンチドッグ」と称し、調味料として砂糖をまぶすことも多い。縁日などの屋台では、購入の際の味付けが砂糖か、アメリカンドッグ風の味付けに倣ったケチャップ(&マスタード)の選択式となっているものが多く見られる。
フレンチドッグとアメリカンドッグとの違いについては、魚肉ソーセージを使ってフレンチトーストの様に粉砂糖を生地表面に塗すのがフレンチ、豚肉主体のソーセージ(主にフランクフルトソーセージ)を使ってホットドッグの様に主にケチャップを生地表面に塗ったものがアメリカンであるという説もある[要出典]。
更にソーセージを包み込む生地についても、フレンチドッグは主にホットケーキミックス(これも塩気のある味付けを避けて砂糖を塗す理由の一つ)を使用する点が挙げられる。ホットケーキ生地のふっくら感の元となる空気の泡は生地の攪拌時に生じ、揚げ焼きせずにいると時間経過と共にせっかく取り込んでた空気も抜けてしまう。前日夜間からの生地の調理前仕込み・作り置きが出来ないので、露店従業員は注文を受けてから、もしくは混雑具合を見計らって適度な頃合で事前に流動状の生地を用意する。
韓国での名称について
韓国では「ホットドッグ(핫도그)」をアメリカンドッグの名称としても用いる。(両者を厳密に呼び分ける方法は長らく存在しなかった)
ちなみにカリフォルニア州サンタモニカで1946年に創業したファストフード店Hot Dog on a Stickがあるように、アメリカでも一部の地域でコーンドッグをホットドッグと呼んだ歴史がある。
発音
標準語規定により平音が濃音化し「ハッドグ」ではなく「ハットグ」と発音する。
歴史
1968年の韓国貿易博覧会[1]においてアメリカ農產物館来場者にトーストやドーナツ、パンケーキとともに無料で配布されたことがきっかけとなり、韓国で本来のホットドッグが普及し始め[2]、1970年代中頃にソーセージに衣をつけてフライにして食す料理が普及した際に同じ名称で広まった。
慢性的なコメ不足とビタミンB群不足の改善のため[3]、1970年代前半からジャガイモをはじめとする[4]イモ類や豆類、トウモロコシの増産計画が実施された。 その時期に新聞などがそれらの材料を使用した家庭料理の調理法を特集する機会が増加、その中に「ソーセージ入りマッシュポテトフライ」があり、名称を「カムジャハットグ(ジャガイモホットドッグ)」として発表された[5][6]。 また、衣が小麦粉主体のものは単に「ハットグ」と呼ぶようになった[7]。1976年5月の新聞記事ではすでに割り箸を串として活用した調理法が紹介されている[7]。
1970年代後半に第一製糖(現在のCJ)やオットゥギがホットケーキミックスとドーナツミックスの販売を開始したことで、子供向けのおやつや受験生の夜食としての需要が高まった[8][9]。また、1980年代に学校付近での屋台営業や自動販売機[10]が普及したことで世代によっては国民食的な存在となっていった。1980年代末に大手メーカーから冷凍食品として発売され、行楽用の携行食としても広まっていった[11]。1990年代末に衣にダイス状のフライドポテトを混ぜた新式の「カムジャハットグ」が登場[12]。2010年代にはソーセージの代わりにモッツァレラやチェダーチーズを入れた「チーズハットグ」がブームとなった。ブームは日本にも波及した[13]。
ブームがきっかけとなり、一部では旧式のアメリカンドッグを「イェンナルハットグ(昔風ハットグ)」と呼び分けるようになった[14]。
アメリカンドッグに関連する作品
映像作品
- 海外紀行ドキュメンタリー「GO!GO!アメリカ」第33回「アメリカのマザーロード ルート66(1)」(専門チャンネル:旅チャンネル) - アメリカンドッグの歴史や考案した店舗の紹介がある。
エピソード
- 機体を金と赤に塗装したサウスウエスト航空のボーイング737 クラシックに「コーンドッグ」の愛称がつけられた。
注釈
- ^ 参照:ko:대한무역투자진흥공사#대한무역진흥공사_출범(1962.6.21)(大韓貿易投資振興公社#大韓貿易振興公社発足(1962.6.21))
- ^ 美農產物舘큰人氣 토스트등無料분배毎日経済 1968年9月9日号
- ^ 食生活改善 캠페인10章 (6) 健康食 粉食毎日経済 1972年4月13日
- ^ 농수산부 내년부터 増産운동 감자 主食化 유도毎日経済 1973年10月4日号
- ^ 감자 料理毎日経済 1975年7月16日号
- ^ 감자 조리법京郷新聞 1975年8月5日号
- ^ a b 고기·쌀안쓴 營養食 한국부인회 食生活 改善展京郷新聞 1976年5月21日号
- ^ 간식 새우·오징어로 튀김을 입맛·영양가 관심둬야京郷新聞 1979年7月18日号
- ^ 受驗生위한 영양간식 9가지毎日経済 1984年9月26日号
- ^ 이거 알면 아재? 지하철역에 있었던 ㅇㅇㅇ 자판기chosun.com 2017年8月1日
- ^ 행락용식품 人氣毎日経済 1988年5月13日
- ^ "길거리 간식도 패션만큼 유행 빨라요"東亜日報 1999年7月1日
- ^ 韓国トレンドグルメ☆「チーズハットグ」のチーズ対抗のび〜る&味合戦!毎日新聞 2018年9月13日
- ^ 쌀옷 입고, 치즈 품고 돌아온…핫도그, 핫 뜨거[「カムジャハットグ」韓国経済 2017年5月29日