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* [[ローソン]]が産学連携事業でかつて販売していた「金農パンケーキ」が復活。品切れが続発した。<ref>{{Cite web|url=https://akita-navi.net/kananoupan-kaenai|title=【秋田で大人気】金足農業開発「金農パンケーキ」がなかなか買えない話|accessdate=2019-01-12|publisher=}}</ref>
* [[ローソン]]が産学連携事業でかつて販売していた「金農パンケーキ」が復活。品切れが続発した。<ref>{{Cite web|url=https://akita-navi.net/kananoupan-kaenai|title=【秋田で大人気】金足農業開発「金農パンケーキ」がなかなか買えない話|accessdate=2019-01-12|publisher=}}</ref>
* 県民栄誉賞の授賞式は公開で行われたが、抽選倍率は13倍であった。
* 県民栄誉賞の授賞式は公開で行われたが、抽選倍率は13倍であった。
* 吉田の仮契約と入団会見は[[セリオン (秋田市)|セリオン]]で行われ、タワーのガラスにサインをしたがこちらも来場者が増加。{{要出典範囲|date=2019年1月|[[ドキュメント72時間]]のうどん自販機ブーム並みの来場であった。}}
* 吉田の仮契約と入団会見は[[セリオン (秋田市)|セリオン]]で行われ、タワーのガラスにサインをしたがこちらも来場者が増加した。
*2018年の[[新語・流行語大賞|流行語大賞]]に「金足農旋風」の名でノミネートされた。
*2018年の[[新語・流行語大賞|流行語大賞]]に「金足農旋風」の名でノミネートされた。


2019年2月17日 (日) 17:14時点における版

金農旋風（かなのうせんぷう）は、2018年8月に行われた第100回全国高等学校野球選手権記念大会で秋田代表・金足農業高校の快進撃と、それに伴う社会現象である。

地方大会

秋田大会は、山口航輝を擁する明桜と吉田輝星を擁する金足農が本命であった。

  • 7月12日 - 雨で順延で1日遅れで開幕。
  • 7月15日 - 2回戦・秋田北鷹に2-0で勝利。[1]
  • 7月18日 - 3回戦・能代に4-3で勝利。[2]
  • 7月20日 - 準々決勝・秋田商業に7-0で勝利。[3]
  • 7月23日 - 準決勝・由利に7-4で勝利。[4]
  • 7月24日 - 決勝・明桜に2-0で勝利。[5]

組み合わせ抽選会が8月2日に大阪市のフェスティバルホールで行われ、初戦は鹿児島実業高等学校に決まった。

甲子園

各試合の結果[6]

1回戦-対鹿児島実業（8月8日・第一試合）
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
鹿児島実 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 9 1
金足農 0 0 3 0 0 0 0 2 X 5 12 1
  1. 鹿：吉村、立本、吉村 - 西村、益満
  2. 金：吉田 - 菊地亮

鹿児島代表の鹿児島実業戦。3回にスクイズとタイムリーで先制し、その後も得点を増やすと、投げては吉田が9回14奪三振1失点の好投で5-1で初戦突破。秋田県勢としても3年ぶりの夏1勝となった。

2回戦-対大垣日大（8月14日・第二試合）
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
金足農 1 2 0 0 0 0 0 1 2 6 9 1
大垣日大 1 0 2 0 0 0 0 0 0 3 6 0
  1. 金：吉田 - 菊地亮
  2. 大：内藤、杉本 - 日高

岐阜代表の大垣日大戦。金農は序盤は得点と失点を繰り返す。試合が動いたのは8回。大友が勝ち越しの本塁打を放ち、1点をリード。援護をもらった投手吉田はギアをあげ速球を増やし相手打線を6安打3失点13奪三振に封じ、さらなる得点で6-3で勝利。

3回戦-対横浜（8月17日・第二試合）
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
横浜 2 0 0 0 0 1 1 0 0 4 12 0
金足農 0 0 2 0 0 0 0 3 X 5 8 1
  1. 横：板川 - 角田
  2. 金：吉田 - 菊地亮

南神奈川代表であり、20年前には優勝もした古豪・横浜戦。1回に先制されたものの、3回に投手吉田自らの2ランで同点に追いつくもその後突き放され、ずっと金足農が押し込まれる展開が続くが、8回裏、高橋が逆転の3ランを放つ。高橋は高校に入って初めてのホームランであった。

9回には吉田が150キロを記録する速球で相手打線を三者連続三振で抑え、横浜に5-4で勝利し、23年ぶりのベスト8。吉田はこの試合で14個の三振を奪った。

準々決勝-対近江（8月18日・第四試合）
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
近江 0 0 0 1 0 1 0 0 0 2 7 2
金足農 0 0 0 0 1 0 0 0 2x 3 8 2
  1. 近：佐合、林 - 有馬
  2. 金：吉田 - 菊地亮

滋賀代表の近江戦。1点のビハインドで敗色濃厚の9回裏、ノーアウト満塁から9番斎藤の2ランスクイズが決まり3-2でサヨナラ勝ち。1984年の第66回大会以来となるベスト4進出。投手吉田はこの試合でも10個の三振を奪い、これで初戦から4試合連続の2桁奪三振となった。

準決勝-対日大三（8月20日・第一試合）
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
金足農 1 0 0 0 1 0 0 0 0 2 10 2
日大三 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 9 0
  1. 金：吉田 - 菊地亮
  2. 日：広沢、河村、井上 - 佐藤英

西東京代表の日大三は、その年のセンバツで秋田の由利工業を倒した相手でもある。始球式は1984年の大会で対戦した桑田真澄が登板。試合は金足農が初回に先制すると5回にも追加点を奪う。それに対し日大三は4回以降の7安打は全て単打。8回に1点を返すにとどまった。秋田県勢としては第1回全国中等学校優勝野球大会以来となる103年ぶりの決勝進出となった。

決勝-対大阪桐蔭（8月21日）
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
金足農 0 0 1 0 0 0 1 0 0 2 5 1
大阪桐蔭 3 0 0 3 6 0 1 0 X 13 15 0
  1. 金：吉田、打川 - 菊地亮
  2. 大：柿木 - 小泉

決勝は春の覇者でもある北大阪代表の大阪桐蔭。吉田は初回に3点を失い35球投げさせられる。3回に1点を返したが、4回に吉田が初の被本塁打となる3ランを打たれ突き放されると、5回には根尾昂の2ランなど7長短打で6点を失い、この回限りで降板。最終的に2-13で大敗し、大阪桐蔭は二度目の春夏連覇を達成した。

大会後のナイン

エピソード

  • 試合を中継してきたNHK秋田放送局や予選中継の秋田朝日放送[8]のみならず、秋田テレビ・秋田放送[9]・エフエム秋田の権利のない局[要説明]や東京のキー、秋田に系列局のないTBSまでニュースや情報番組で時間をさいた。
  • NHKの秋田での視聴率は軒並み高視聴率であった。[10]
  • 決勝戦当日は本来、金足農業高校の始業式であったが、県勢103年ぶりの決勝進出を受けて臨時休校となった[11]。
  • 甲子園大会を勝ち進んでいくにつれて、応援団の遠征資金が不足する事態となり、OB会を中心に賛助金の呼びかけが行われた[12]。結果、全国から2億円超の賛助金が集まった[13]。
  • 金足農業高校の決勝進出を受けて、日本航空が秋田-伊丹の臨時便を設定した[14]。
  • 決勝の日、秋田市の最高気温は35.3度を記録した[15]がエリアなかいちのパブリックビューイングには大量に人が集まった。
  • 決勝に進むにつれ、秋田県内の企業や店舗のツイッターで「ああああああああ」などと興奮を隠さないつぶやきが続発。[16][17]
  • 追分地区の商店街や居酒屋では「祝 準優勝」という垂れ幕を掲げ、割引のサービスなども行った。
  • 学校の見学に全国から集まり、文化祭の公開が中止になった。[18]
  • 秋に秋田市で行われた種苗交換会で吉田の祖父が作った果物が受賞し、それをみるためにたくさん集まった。[19]
  • ローソンが産学連携事業でかつて販売していた「金農パンケーキ」が復活。品切れが続発した。[20]
  • 県民栄誉賞の授賞式は公開で行われたが、抽選倍率は13倍であった。
  • 吉田の仮契約と入団会見はセリオンで行われ、タワーのガラスにサインをしたがこちらも来場者が増加した。
  • 2018年の流行語大賞に「金足農旋風」の名でノミネートされた。

脚注

  1. ^ “夢球場2018　７月15日”. 2019年1月12日閲覧。
  2. ^ “夢球場2018　７月18日”. 20190122閲覧。
  3. ^ “夢球場2018　7月20日”. 20180112閲覧。
  4. ^ “夢球場2018　準決勝”. 2019年1月12日閲覧。
  5. ^ “夢球場2018　決勝”. 2019年1月12日閲覧。
  6. ^ “秋田朝日放送　甲子園”. 2019年1月12日閲覧。
  7. ^ “金足農に秋田県県民栄誉賞　輝星「今度は自分で活躍してもらいたい」”. 2019年1月12日閲覧。
  8. ^ 決勝は朝日放送の試合を臨時放送した
  9. ^ 1984年の時はまだ秋田朝日放送が開局前で中継を担当し、臨時中継をした。
  10. ^ “金足農の快進撃に秋田熱狂　準々決勝・近江戦の地元視聴率　驚異の５３・８％　瞬間最高６６・０％”. 2019年1月12日閲覧。
  11. ^ “金足農、異例の始業式延期　生徒の多くが甲子園で応援中”. 2019年2月18日閲覧。
  12. ^ “金足農お金が足りない…ＯＢら賛助金の寄付呼びかけ”. 2019年2月18日閲覧。
  13. ^ “「金足農」全国から寄付金2億円超 校長「もう大丈夫ですから…」”. 2019年2月18日閲覧。
  14. ^ “「金足農の健闘祈っています」機内アナウンスに拍手喝采”. 2019年2月18日閲覧。
  15. ^ “秋田　ｱｷﾀ”. 2019年1月12日閲覧。
  16. ^ “【甲子園】金足農業高校の勝利に「AAB秋田朝日放送」のTwitterがぶっ壊れる”. 2019年1月12日閲覧。
  17. ^ “金足農業の快進撃で「壊れた」のは、AAB秋田朝日放送だけではなかった”. 2019年1月12日閲覧。
  18. ^ “金足農業高校「金農祭」一般公開が中止に…野球部の餅まきは見れず”. 2019年1月12日閲覧。
  19. ^ “金農・吉田投手のおじいさんも快挙　種苗交換会で県知事賞”. 2019年1月12日閲覧。
  20. ^ “【秋田で大人気】金足農業開発「金農パンケーキ」がなかなか買えない話”. 2019年1月12日閲覧。
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