成瀬治
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人物情報 | |
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生誕 |
1928年3月8日 日本 |
死没 | 2016年8月26日 (88歳没) |
出身校 | 東京大学 |
学問 | |
研究分野 | 歴史学(西洋中世史) |
研究機関 | 北海道大学、東京大学 |
成瀬 治(なるせ おさむ、1928年〈昭和3年〉3月8日 - 2016年〈平成28年〉8月26日)は、日本の歴史学者、翻訳家。東京大学名誉教授。
経歴
[編集]1928年生まれ。東京大学文学部西洋史学科を卒業。
1958年、北海道大学助教授に就いた。1968年に東京大学文学部助教授となり、1973年に教授昇格。1989年に東京大学を定年退官し、名誉教授となった。
受賞・栄典
[編集]研究内容・業績
[編集]専門は中近世ドイツ史、ヨーロッパ近代政治思想史、近世国制史、マルティン・ルターらキリスト教思想史。
家族・親族
[編集]著作
[編集]単著
[編集]共著・編著・監修
[編集]- 『近代史における政治と思想』柴田三千雄共編、山川出版社 1977
- 『近代国家形成の諸問題』吉岡昭彦共編、木鐸社 1979
- 『カラー世界史百科』ヘルマン・キンダー,ヴェルナー・ヒルゲマン著、監修、平凡社 1978
- 増補版 1985年
- 『ドイツ現代史』黒川康・伊東孝之共著、山川出版社(世界現代史) 1987
- 『世界史テーマ学習80』佐藤次高共同監修、山川出版社 1991
- 『要説世界史:世界史A教授資料』江上波夫ほか共著、山川出版社 1995
- 『高校世界史:世界史B教授資料』江上波夫ほか共著、山川出版社 1995
- 『ドイツ史』(全3巻) 山田欣吾・ 木村靖二共編、山川出版社(世界歴史体系) 1996-1997
- 『理解しやすい世界史B:教科書マスターから受験対策まで』竺沙雅章共編、文英堂 2001
翻訳
[編集]- 『ヒューマニズム:他二篇』カール・バルト著、新教出版社(基督教論叢) 1951
- 『ドイツ : 歴史の反省』アレクサンダー・アブッシュ著、道家忠道 共訳、筑摩書房 1955
- 『経済学と経済政策』マンデス・フランス,ガブリエル・アルダン著、森有正・横山正彦共訳、日本経済新聞社 1956
- 『ルネサンス:宗教改革史』(少年少女世界の歴史 4) ヤーコプ・ブルクハルト・トーマス・リンゼイ著、あかね書房 1969
- 『ヨーロッパの形成 : 中世史の基本的諸問題』H・ヘルビック著、石川武共訳、岩波書店 1970
- 『寛容思想の系譜』H・カメン著、平凡社(世界大学選書) 1970
- 『身分制議会の起源と発展』オットー・ヒンツェ著、創文社(歴史学叢書) 1975
- 『ドイツ国制史:15世紀から現代まで』フランツ・ハルトゥング著、坂井栄八郎共訳 岩波書店 1980
- 『伝統社会と近代国家』F・ハルトゥングほか著、岩波書店、1982
- 『西ドイツ:その人々の歴史』(全4巻) ハンス・エーベリング,ウォルフガング・ビルケンフェルト著、古山正人・岡崎勝世・松俊夫 共訳)帝国書院(全訳世界の歴史教科書シリーズ) 1982
- 『啓蒙のヨーロッパ』ウルリヒ・イム・ホーフ著、平凡社(叢書ヨーロッパ)1998
脚注
[編集]- ^ a b 純丘曜彰 (2016年8月28日). “成瀬治先生の訃報”. researchmap. 2016年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。 “成瀬治先生(88歳)が8月26日(金)17時過ぎに天に召されたとのこと。[...] とても敬虔なルター派の信仰者でいらっしゃったので、死は悲しむべきことではないとはいえ、自分自身もまた学者の末席に座らせていただけるようになって、はるか先を行った学者としての一生は、学問以上のことを教えてくれているように思う。”
- ^ “平成21年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 16 (2009年4月29日). 2009年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。
- ^ 成瀬治, 橋場弦「インタビュー:成瀬治氏に聞く/企画・聞き手・採録:橋場弦」『クリオ』第1巻、東京大学文学部西洋史学研究室、1986年、61-70頁、doi:10.15083/00047565、hdl:2261/72652。