道家忠道
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道家 忠道(どうけ ただみち、1909年1月2日 - 1984年1月15日 )は、日本のドイツ文学者、翻訳家。東京大学名誉教授。
略歴
[編集]東京市本郷区湯島生まれ。九州門司で育ち、中学校時代より東京で生活する。 1928年東京高等学校卒、1931年東京帝国大学独文科卒。 1933年山形高等学校教授、1941年静岡高等学校教授、 1947年東京高等学校教授、1950年東京大学教養学部助教授、1952年教授。1969年定年退官、名誉教授。 1971年京都工芸繊維大学講師、1973年関西大学教授。1979年、退職。
著書
[編集]- 『若きヴェルテルの悩み』(京華社) 1948
- 『ファウストとゲーテ』(郁文堂) 1979.10
- 『アンナ・ゼーガースの文学世界』(共著、三修社) 1982.1
翻訳
[編集]- 『白百合を紅い薔薇に 寓詩物語』(ケラー、岩波文庫) 1939
- 『生の哲学』(ゲオルク・ジンメル、筑摩書房) 1943
- 『パリだより』上(ルートヴィヒ・ベルネ、日本評論社、世界古典文庫) 1949
- 『ドイツ文学小史』(ジェルジ・ルカーチ、小場瀬卓三共訳、岩波現代叢書) 1951
- 『文化と知識人』(グローテヴォール、三一書房) 1955
- 『ドイツ - 歴史の反省』(アーブシュ、成瀬治共訳、筑摩書房) 1955
- 『文学と現実 新しいドイツ文学史のために』(アーブシュ、新村浩共訳、未来社) 1955
- 『炎の文字 空飛ぶ円盤』上(フリードリヒ・ヴォルフ、白水社) 1955
- 『アテネの歌声(新ギリシャ抵抗小説集)』(新日本出版社、世界革命文学選) 1966
- 「ともだち」(ハインリヒ・マン、学生社、『ドイツ名作短篇集』所収) 1966
- 『ファウスト - その源流と発展』(訳編、朝日出版社) 1974
- 「ノヴェレ」(ゲーテ 、新日本出版社、『世界短篇名作選 ドイツ編』所収) 1977
アンナ・ゼーガース
[編集]- 『死者はいつまでも若い』(アンナ・ゼーガース、共訳、白水社) 1953
- 『決断』(アンナ・ゼーガース、北通文, 新村浩共訳、三一新書) 1960
- 『聖バルバラの漁民一揆』(アンナ・ゼーガース、集英社、世界文学全集21) 1965
- 『決闘』(アンナ・ゼーガース、三修社、『現代ドイツ短篇集 - ドイツ民主共和国の作家たち』所収) 1980
参考文献
[編集]- 『道家忠道先生追悼文集』 (道家忠道先生追悼文集刊行委員会編集・発行) 1985.11.15
- 道家忠道教授略歴および研究業績 (道家忠道教授古稀記念号) 「独逸文学」1979
- 駒場の50年