コンテンツにスキップ

岡崎武志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岡崎 武志(おかざき たけし、1957年3月28日[1] - )は、大阪府枚方市出身のフリーライター書評家。「SUMUS」同人。

大阪府立守口高等学校卒業。2浪の後、立命館大学二部文学部日本文学科に入学。卒業後、高校の国語講師になるが、1990年に退職して上京。なお、上京前に雑誌『鳩よ!』で四コマ漫画の連載をしていたこともある。編集者を経てライターに。「SUMUS」編集長の山本善行は高校時代の同級生。

古本古本屋に関する著作が多い。自称「神保町系ライター」「均一台小僧」。『ダ・ヴィンチ』書評欄などに連載を持つ。

庄野潤三を愛読し、野呂邦暢佐藤泰志などの作家の再評価をしている。

2023年からYOUTUBEチャンネル「岡崎武志OKATAKEの放課後の雑談チャンネル」を配信開始した。

著作

[編集]
  • 『文庫本雑学ノート』(ダイヤモンド社、1998)
  • 『古本めぐりはやめられない』(東京書籍、1998)
  • 『古本病のかかり方』(東京書籍、2000→ちくま文庫、2007)
  • 『古本屋さんの謎』(同朋舎、2000)
  • 『文庫本雑学ノート 〈2冊目〉』(ダイヤモンド社、2000)
  • 『古本でお散歩』(ちくま文庫、2001)
  • 『古本極楽ガイド』(ちくま文庫、2003)
  • 『本屋さんになる!─書店・古書店を独立開業するためのアイデアとノウハウ』(メタローグ、2004)
  • 『古本生活読本』(ちくま文庫、2005)
  • 『気まぐれ古書店紀行 1998→2005』(工作舎、2006)
  • 『読書の腕前』(光文社新書、2007→光文社知恵の森文庫、2014)
  • 『ベストセラーだって面白い』(中央公論新社、2008)
  • 『女子の古本屋』(筑摩書房、2008→ちくま文庫、2011)
  • 『昭和三十年代の匂い』(学研新書、2008→ちくま文庫、2013)
  • 『雑談王 岡崎武志バラエティ・ブック』(晶文社、2008)
  • 『太宰萌え 入門者のための文学ガイドブック』(毎日新聞社、2009)
  • 『あなたより貧乏な人』(メディアファクトリー、2009→「貧乏は幸せのはじまり」 ちくま文庫、2014)
  • 『古本道入門─買うたのしみ、売るよろこび』(中公新書ラクレ、2011→中公文庫、2017.2)
  • 『ご家庭にあった本─古本で見る昭和の生活』(筑摩書房、2012→ 改題「古本で見る昭和の生活」ちくま文庫、2017.12)
  • 『上京する文学 漱石から春樹まで』(新日本出版社、2012→ちくま文庫、2019.10)
  • 『蔵書の苦しみ』(光文社新書、2013→光文社知恵の森文庫、2017.10)
  • 『気まぐれ古本さんぽ』(工作舎、2015)
  • 『ここが私の東京』(扶桑社、2016→ちくま文庫、2023.1)
  • 『読書で見つけた こころに効く「名言・名セリフ」』(光文社知恵の森文庫、2016)
  • 『気がついたらいつも本ばかり読んでいた』(原書房、2016)
  • 『人生散歩術─こんなガンバラナイ生き方もある』(芸術新聞社、2017→『人生の腕前』光文社文庫、2023.10)
  • 『人と会う力』(新講社、2018)
  • 『これからはソファーに寝ころんで』(春陽堂書店、2019)
  • 『ドク・ホリディが暗誦するハムレット オカタケのお気軽ライフ』(春陽堂書店、2021)
  • 『憧れの住む東京へ』(本の雑誌社、2023.1)
  • 『古本大全』(ちくま文庫、2024.1)、新編選集
  • 『昨日も今日も 古本さんぽ 2015-2022』(盛林堂ミステリアス文庫、2024.1)、単行判
  • 『ふくらむ読書』(春陽堂書店、2024.5)

共著・編著

[編集]
  • 『ニッポン文庫大全』紀田順一郎・谷口雅男監修、茂原幸弘共編(ダイヤモンド社、1997)
  • 『古本道場』(角田光代と共著、ポプラ社、2005→ポプラ文庫、2008)
  • 『書肆アクセスという本屋があった 神保町すずらん通り1976‐2007』(柴田信・安倍甲と共編、右文書院、2007)
  • 『新・文学入門 古本屋めぐりが楽しくなる』(山本善行と共著、工作舎、2008)
  • 『古本検定』(編、朝日新聞出版、2009)
  • 『夕暮の緑の光 野呂邦暢随筆選』(編・解説、みすず書房大人の本棚〉、2010)
  • 『親子の時間 庄野潤三小説撰集』(編・解説、夏葉社、2014)
  • 『上京小説傑作選』(編・解説、中公文庫 2023)
  • 『駄目も目である 木山捷平小説集』(編・解説、ちくま文庫、2024)

出演番組

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 『文藝年鑑』2016年

外部リンク

[編集]