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ピースオブエイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピースオブエイト
第89回東京優駿パドック(2022年5月29日)
欧字表記 Piece of Eight[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 セン[1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2019年1月7日(5歳)[1]
スクリーンヒーロー[1]
トレジャーステイト[1]
母の父 Oasis Dream[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)シルクレーシング[1]
調教師 奥村豊栗東[1]
競走成績
生涯成績 10戦4勝[1]
獲得賞金 1億104万円[1]
(2024年10月27日現在)
勝ち鞍
GIII 毎日杯 2022年
Listed 谷川岳S 2023年
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ピースオブエイト(欧字名:Piece of Eight2019年1月7日 - )は、日本競走馬[1]2022年毎日杯の勝ち馬である。

馬名の意味は、かつて世界的に貿易通貨として使われた、メキシコドルの8レアル銀貨のことである[注 1]

戦績

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2歳(2021年)

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2021年7月11日小倉の2歳新馬(芝1800m)でデビュー。好位追走から直線で鮮やかに抜け出して快勝した[2]

3歳(2022年)

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8か月休養のあと、3月6日のアルメリア賞で復帰。道中5番手追走から直線で鋭く脚を伸ばすと先に抜け出したジュンブロッサムをかわし、デビュー2連勝とした [3]。 3月26日の毎日杯は好スタートからハナを奪うと、直線でも脚色は衰えることなくそのまま逃げ切り重賞初制覇を挙げた[4]。出走馬中、唯一の無敗馬として挑んだ第89回東京優駿は最下位18着惨敗に終わった。8月14日の小倉記念と10月22日の富士ステークスでは掲示板入りしたものの、毎日杯に次ぐ勝利を挙げることはできなかった。

4歳(2023年)

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シーズン2戦目、4月30日の谷川岳ステークスで毎日杯以来となるオープン戦2勝目を挙げる。次走は7月23日の中京記念を予定していたが、6月21日に左前繋部浅屈腱炎発症が判明し、長期休養に入った[5]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[6]およびnetkeiba.com[7]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2021.07.11 小倉 2歳新馬 芝1800m(良) 8 6 6 007.00(3人) 01着 R1:49.7(34.4) -0.2 0福永祐一 54 (グランディア) 462
2022.03.06 阪神 アルメリア賞 1勝 芝1800m(良) 7 2 2 003.50(2人) 01着 R1:46.3(34.2) -0.1 0岩田望来 56 ジュンブロッサム 468
0000.03.26 阪神 毎日杯 GIII 芝1800m(稍) 10 4 4 006.50(4人) 01着 R1:47.5(35.6) -0.1 0藤岡佑介 56 (ベジャール) 466
0000.05.29 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 3 5 059.4(12人) 18着 R2:29.1(41.7) -7.2 0藤岡佑介 57 ドウデュース 460
0000.08.14 小倉 小倉記念 GIII 芝2000m(良) 15 4 7 008.50(4人) 05着 R1:58.7(35.6) -1.3 0松本大輝 53 マリアエレーナ 458
0000.10.22 東京 富士S GII 芝1600m(良) 15 8 15 041.50(8人) 04着 R1:32.4(33.5) -0.4 0三浦皇成 54 セリフォス 466
0000.11.20 阪神 マイルCS GI 芝1600m(良) 17 5 9 057.1(12人) 09着 R1:33.0(34.3) -0.5 0C.デムーロ 56 セリフォス 470
2023.02.11 阪神 洛陽S L 芝1600m(良) 11 6 6 004.50(3人) 05着 R1:33.4(34.5) -0.3 0B.ムルザバエフ 57.5 ジャスティンスカイ 478
0000.04.30 新潟 谷川岳S L 芝1600m(重) 14 4 6 003.50(1人) 01着 R1:35.4(35.7) -0.4 0吉田隼人 58 (ヴィジュネル) 466
2024.10.27 京都 カシオペアS L 芝1800m(良) 18 4 7 039.0(10人) 10着 R1:46.3(36.6) -1.5 0酒井学 59 アルジーヌ 458
  • 競走成績は2024年10月27日現在

血統表

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ピースオブエイト血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ロベルト系
[§ 2]

スクリーンヒーロー
栗毛 2004 北海道千歳市
父の父
*グラスワンダー
栗毛 1995
Silver Hawk Roberto
Gris Vitesse
Ameriflora Danzig
Graceful Touch
父の母
ランニングヒロイン
鹿毛 1993
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ダイナアクトレス *ノーザンテースト
モデルスポート

トレジャーステイト
鹿毛 2012 北海道安平町
Oasis Dream
鹿毛 2000
Green Desert Danzig
Foreign Courier
Hope *ダンシングブレーヴ
Bahamian
母の母
*ワイオラ
鹿毛 2001
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Rubies From Burma *フォーティナイナー
Perfect Example
母系(F-No.) (FN:8-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Danzig 4×4, Northern Dancer 5・5×5・4, Hail to Reason 5・5(父内) [§ 4]
出典
  1. ^ [8][9]
  2. ^ [9]
  3. ^ [8][9]
  4. ^ [8][9]

脚注・出典

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注釈

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  1. ^ 昔の銀貨は実際に銀を含んでいたので、分割しても価値があり、8レアル銀を8つに割って、1レアルとして使う習慣があった。このため8レアル銀貨は英語で"Pieces of eight"とも呼ばれた。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ピースオブエイト”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年4月30日閲覧。
  2. ^ “ピースオブエイト押し切る 福永騎手「言うことなし」/新馬戦”. 日刊スポーツ. (2021年7月11日). https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=5&id=202107110000383&year=2021&month=07&day=11 2022年3月26日閲覧。 
  3. ^ “【アルメリア賞結果】ピースオブエイトが8か月ぶりの休み明けを快勝”. netkeiba.com. (2022年3月6日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=200497 2022年3月26日閲覧。 
  4. ^ “【毎日杯】藤岡佑介騎手のピースオブエイトが逃げ切りで重賞初V 2着は藤岡康太騎手のベジャール”. スポーツ報知. (2022年3月26日). https://hochi.news/articles/20220326-OHT1T51142.html 2022年3月26日閲覧。 
  5. ^ 谷川岳Sを制したピースオブエイト、左前繋部浅屈腱炎が判明”. netkeiba.com (2023年6月21日). 2024年3月19日閲覧。
  6. ^ ピースオブエイト 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年4月30日閲覧。
  7. ^ ピースオブエイトの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年4月30日閲覧。
  8. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ピースオブエイト”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年3月26日閲覧。
  9. ^ a b c d ピースオブエイトの血統表”. netkeiba.com. 2022年3月26日閲覧。


外部リンク

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