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ノーンカーイ駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノーンカーイ駅
ノーンカーイ駅
หนองคาย
Nong Khai
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ノーンカーイ県
ムアンノーンカーイ郡
北緯17度51分52秒 東経102度43分52秒 / 北緯17.86444度 東経102.73111度 / 17.86444; 102.73111
駅番号 2209
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
電報略号 นค.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 2000年5月28日
乗入路線 2 路線
所属路線 東北本線
キロ程 621.10 km(クルンテープ駅起点)
ナーター (3.26 km)
(6.15 km) ターナレーンラオス
所属路線 タラットノーンカーイ線
廃止
キロ程 0.00 km(ノーンカーイ駅起点)
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ノーンカーイ駅(ノーンカーイえき、タイ語สถานีรถไฟหนองคาย)は、タイ王国東北部ノーンカーイ県ムアンノーンカーイ郡にある、タイ国有鉄道東北本線である。

概要

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ノーンカーイ駅はラオス国境を接しているノーンカーイ県県庁所在地であり人口約14万人が暮らすムアンノーンカーイ郡に位置しており、ノーンカーイ市街地の中心部からはやや離れている。東北本線開業時のノーンカーイ駅は、現在のノーンカーイ駅より北進したのち、タイ=ラオス友好橋の手前で東に向きを変え、ノーンカーイ中心部に近い場所に設置されていた。ラオスとの国際線の開業をふまえて新ノーンカーイ駅(当駅)を新設した際、これまでのノーンカーイ駅は当駅に駅名を譲り、タラットノーンカーイ駅(「タラット」は市場の意だが、ノーンカーイ中心部のターサデート市場からは2kmほど離れていた)に改名されたうえで、非公式に1日1往復の普通列車のみが発着していたが、2011年頃に廃止された。(タイ国鉄には、南線スパンブリー支線、同ナムトク支線等にも非公式の営業区間が存在する)

ターナレーン駅開業後

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2009年のターナレーン駅開業後、ノーンカーイ駅には1日に8本(4往復)の国内線と、4本(2往復)の国際線の旅客列車が発着していた。このうち国際線2往復の列車は、メコン川を隔てた対岸のラオス最初の鉄道駅ターナレーン駅までの間を往復していた。この国際列車の運行区間はわずか1駅間、6.15kmという短さであり、ウッドランズ・トレイン・チェックポイント-JBセントラル駅間を結ぶマレー鉄道の国際列車(運行区間2.1km)が設定されるまでは世界で最も運行区間が短い国際列車であった。列車は当駅を発車すると鉄道道路併用橋であるタイ=ラオス友好橋を渡って橋上で国境を越え、橋を渡り終えた後1分程度で終着のターナレーン駅に到着した。当駅-ターナレーン駅間の運賃は、急行列車の為3等車でも20バーツであったが、タイ国鉄の他線区で同じ距離を普通列車3等の乗車なら2バーツであった。この国際線列車設立に伴い当駅ホーム上に出入国管理所ができ、列車の発着に合わせて業務を行っている。

一方、国内線列車は、同駅を始終着としてバンコクのフワランポーン駅とを結ぶ列車が、座席急行1往復、寝台急行1往復、全車3等座席車の快速1往復発着するほか、ナコン・ラーシャシーマ発着の普通列車が1往復発着する。このうち、バンコクとを結ぶ列車は、早朝6時発の急行第76列車を除いてはすべて夜行である。

ヴィエンチャン駅開業後

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2024年7月、ヴィエンチャン駅の運用開始に伴い、バンコククルンテープ・アピワット中央駅)とヴィエンチャン駅を直通する快速国際列車ウドーンターニー駅と直通する国際列車[1]が、それぞれ1日1往復運行され、一般利用が開始された[2][3]。同時に、ターナレーン駅を結ぶ急行列車は廃止された。ノーンカーイ駅のプラットフォーム上にある出入国管理施設が使われ[4]、直通する国際線列車は長時間停車する。

歴史

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地図
ノーンカーイ駅周辺

タイ最初の官営鉄道であるフワランポーン駅-アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業した[5]。その後当初計画のナコーンラーチャシーマー駅まで完成すると、北本線、南本線の工事が始まりしばらく東北線の動きはなかった。北本線、南本線の完成後、東北線をウボンラーチャターニーまで延長する事になり1930年4月1日に完成した。その後ようやくウドーンターニーへ向け工事が開始され、1941年6月24日ウドーンターニー駅までの完成を見たが、旧ノーンカーイ駅まで到達したのは、更に17年後の1958年7月31日である[6]

駅周辺

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  • ノーンカーイ県庁 (1.5km)
  • タイインドシナ大学
  • ノーンカーイバスターミナル (4.5km)

図書館

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駅前に、退役した客車2両を利用した図書館がある。車両は現役時とは異なるクリーム色に塗装されている。

脚注

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  1. ^ ทีมพีอาร์การรถไฟแห่งประเทศไทย - Facebook
  2. ^ Bangkok-Vientiane train service begins July 19 - Bangkok Post, 3 JUL 2024
  3. ^ Thaland-Laos train service to begin on July 19 - Lao News Agency, 05/07/2024
  4. ^ Bangkok-Vientiane Train Service Launches with Full Capacity - National News Bureau of Thailand, 21 Jul. 2024
  5. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.25
  6. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.202 - 203

参考文献

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  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)ISBN 4-924882-29-1
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

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