ナーター駅

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ナーター駅
นาทา
Na Tha
(3.26 km) ノーンカーイ
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ノーンカーイ県
ムアンノーンカーイ郡
北緯17度50分30.9秒 東経102度44分53.7秒 / 北緯17.841917度 東経102.748250度 / 17.841917; 102.748250
駅番号 2207
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 三等駅
所属路線 東北本線・北線
キロ程 617.84 km(クルンテープ駅起点)
電報略号 ยน.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1955年9月13日
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ナーター駅(ナーターえき、タイ語:สถานีรถไฟนาทา )は、タイ王国東北部ノーンカーイ県ムアンノーンカーイ郡にある、タイ国有鉄道東北線・北線である。

概要[編集]

ナーター駅は、タイ王国東北部ノーンカーイ県の県庁所在地であり人口約14万8千人が暮らすムアンノーンカーイ郡に位置し、駅の正面側は北東向きである。

クルンテープ駅バンコク)より617.84km地点に位置し、急行列車利用で12時間程度である。三等駅であり1日に8本(4往復)の列車が発着しその内訳は急行2往復、快速1往復、普通1往復である。バンコク方面の次駅はウドーンターニー駅であるが、かつてはその間に複数の駅が存在した。

歴史[編集]

タイ最初の官営鉄道であるクルンテープ駅 - アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業した[1]。その後の1900年12月21日に当初計画のナコンラチャシーマ駅(当時の名称はコラート駅)まで完成すると、北本線、南本線の工事が始まりしばらく東北線北線の動きはなかった。55年後の1955年9月13日に当駅延伸開業した[2]。開業時の駅名はノーンカーイ駅であり、当初は終着駅(始発駅)であった。3年後の1958年7月31日に旧ノーンカーイ駅(旧ノーンカーイ駅はタラットノーンカーイ駅に駅名変更、その後廃止)まで延伸開業された事により、ナーター駅に駅名を変更、中間駅(途中駅)となった。

駅構造[編集]

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

ラオス中国鉄道ヴィエンチャン南駅から延伸された際には、コンテナ等の貨物の積み替え設備を設置する計画がある[3]

駅周辺[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.25
  2. ^ 『タイ国鉄4000キロの旅』 p.399
  3. ^ ラオス中国鉄道、メコン物流の将来は アジア経済・鉄道の研究者に聞く - NNA ASIA 2022/06/08

参考文献[編集]

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]