カワサキ・ZZR250

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カワサキ・ZZR > カワサキ・ZZR250
ZZR250
基本情報
排気量クラス 軽二輪
メーカー 日本の旗カワサキ
車体型式 EX250H
エンジン EX250EE型 248 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 __ × __ / __
最高出力 35 ps/12,000 rpm
最大トルク 2.2 kg-m/9,500 rpm
車両重量 168 kg
      詳細情報
製造国 日本の旗 日本タイ王国の旗 タイ
製造期間 1990年-2007年
タイプ ツアラー
設計統括
デザイン
フレーム アルミダイヤモンド
全長×全幅×全高 2,050 mm × 700 mm × 1,125 mm
ホイールベース 1,400 mm
最低地上高 135 mm
シート高 760 mm
燃料供給装置 キャブレター (CVK30*2)
始動方式
潤滑方式
駆動方式 チェーンドライブ
変速機 常噛6段リターン
サスペンション 正立テレスコピック
ユニトラックボトムリンク
キャスター / トレール
ブレーキ 油圧式セミフローティングディスク
油圧式ディスク
タイヤサイズ 100/80-17
140/70-17
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 17 L
燃費
カラーバリエーション
本体価格
備考 スペックは2005年モデル
先代 GPX250R
後継 Ninja250R
姉妹車 / OEM
同クラスの車 スズキ・アクロス
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ZZR250(ゼットゼットアールにひゃくごじゅう)は、かつて川崎重工業が製造販売していたオートバイである。

概要[編集]

ZZR250は1990年に発売された。ZZRシリーズを踏襲したフルカウルの車体となっているが、搭載エンジンは既存車種 (GPZ250R / GPX250R) からの流用であるDOHC4バルブ水冷直列2気筒248 ccであり、直列4気筒を搭載する他のZZRシリーズとは一線を画している。

発売当時から大きなモデルチェンジを受けることなく17年間にわたって販売された息の長いモデルであり、2002年までは日本で生産が行われていたが、2003年からはタイの工場に生産が移管された。自動車排出ガス規制のため、2007年8月末をもって生産終了となった。なお2008年発売のNinja250Rが、後継車種としての位置づけとなっている。

輸出仕様(北米向け)は「Ninja250R」として販売された。この車種名は1983年発売のGPZ250R以来、GPX250R、ZZR250、Ninja250R最終型の2012年まで使用されている。

近未来的かつスタイリッシュなフォルムで、ジェームズ・キャメロン監督が製作総指揮を務めた海外ドラマ『ダークエンジェル』や、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』に主人公機として登場している。また、2008年公開の北村拓司監督の映画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』でも、物語後半に主人公が駆るバイクとして登場している。

モデル一覧[編集]

EX250-H1(1990年)[編集]

車体カラーは以下の3種類。

  • キャンディカーディナルレッド×ルミナスローズオペラ (HF)
  • メタリックオパールシルバー×メタリックソニックブルー (HV)
  • エボニー×パールコスミックグレー (T4)

EX250-H2(1991年)[編集]

車体カラーのラインナップを一部変更。

  • キャンディカーディナルレッド×ルミナスローズオペラ (HF)
    • エボニー×メタリックソニックブルー (HD)
    • メタリックバイオレットロイヤル×メタリックイーブンタイド (KA)

EX250-H3(1992年)[編集]

車体カラーのラインナップは変更なし、細部の変更(デカール色仕様)※デカールの色仕様は基本的に各年モデルごとに変更されている。

  • キャンディカーディナルレッド×ルミナスローズオペラ (HF)
  • エボニー×メタリックソニックブルー (HD)
  • メタリックバイオレットロイヤル×メタリックイーブンタイド (KA)

EX250-H4(1993年)[編集]

車体カラーのラインナップを一部変更。

  • キャンディカーディナルレッド×ルミナスローズオペラ (HF)
  • メタリックブルーバイオレット×ルミナスローズオペラ (VX)
  • エボニー×ルミナスグレーマイカ (VT)

EX250-H5(1994年)[編集]

車体カラーのラインナップを一部変更。

  • キャンディカーディナルレッド×ルミナスローズオペラ (HF)
  • メタリックバイオレットロイヤル×メタリッソニックブルー (1F)
  • キャンディパーシモンレッド×メタリックグレーストーン (CF)

EX250-H6(1995年)[編集]

車体カラーはラインナップを全面変更、細部の変更(デカールによるグラフィック追加)。

  • キャンディパーシモンレッド (A5)
  • ルミナスピーコックブルー (35)
  • パールパープリッシュブラックマイカ (20)

EX250-H7(1996年)[編集]

車体カラーはラインナップに変更なし、細部の変更(デカールによるグラフィック廃止)。

  • キャンディパーシモンレッド (A5)
  • ルミナスピーコックブルー (35)
  • パールパープリッシュブラックマイカ (20)

EX250-H8(1997年)[編集]

車体カラーのラインナップを一部変更。

  • キャンディパーシモンレッド (A5)
  • メタリックメドウミストグリーン (93)

EX250-H9(1998年)[編集]

車体カラーのラインナップを全面変更。

  • エボニー×キャンディカーディナルレッド (FK)
  • ギャラクシーシルバー×パールコスミックグレー (CS)

EX250-H10(1999年)[編集]

車体カラーのラインナップを一部変更。

  • キャンディワインレッド×パールコスミックグレー (7D)
  • ギャラクシーシルバー×ールコスミックグレー (CS)

EX250-H13(2002年)[編集]

車体カラーのラインナップを全面変更。

  • パールミスティックブラック (218)
  • ギャラクシーシルバー (F2)

EX250-H15(2004年)[編集]

車体カラーのラインナップを全面変更。

  • キャンディパーシモンレッド (G2)
  • メタリックコメットブラック (167)

EX250-H16(2005年)[編集]

車体カラーのラインナップを一部変更。

  • キャンディサンダーブルー (620)
  • メタリックコメットブラック (167)

EX250-H6F(2006年)[編集]

車体カラーのラインナップ変更なし。

  • キャンディサンダーブルー (620)
  • メタリックコメットブラック (167)

EX250-H7F(2007年)[編集]

車体カラーのラインナップを一部変更。

  • キャンディプラズマブルー (15D)
  • メタリックコメットブラック (167)

画像[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]