Wikipedia‐ノート:曖昧さ回避/改訂案2012

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ウィキペディアにおいて、複数のトピック(主題)が同じ記事名になってしまうとき、それらを判別することを曖昧さ回避と呼びます。たとえば「スピード」というトピックは速度について説明しているのでしょうか? それともトランプゲームの一種の「スピード」なのか、アイドルグループの「SPEED」なのか、はっきりしなければいけません。このような場合の対処が、「曖昧さ回避」です。

曖昧さ回避は、「フリーウェア」(無料ソフト)と「フリーソフトウェア」(変更、再配布等が自由なソフト)のように、類似した名前で異なるページの区別ではありません。あくまでも同じ名前で異なる内容のものに対して行うものです。(それらを読者が混同しないよう、{{混同}}テンプレートを使うのは適切ですが、以下に解説するウィキペディアの用語である「曖昧さ回避」ではありません。)

曖昧さ回避の基本[編集]

曖昧さ回避は、基本的には同じ名前のトピックに関する複数の、既に存在するページへのリンクであり、各ページへのリンクと、簡潔な説明からなります。(より広義には、このページの内容全体も曖昧さ回避と言えます。)

曖昧さ回避は、異なる内容なのに、同じ記事名になるトピックに関して、読者が調べたいものを探す案内板のようなものです。従って、読者が迷う恐れがない場合には、曖昧さ回避にするべきではありません。曖昧さ回避が必要かどうかは、読者がその言葉でその項目を探す可能性が大きいかどうか、また読者が探しているページへの誘導が簡単かどうか、から総合的に判断してください。曖昧さ回避を導入する前にWikipedia:記事名の付け方も参照してください。別の記事名がより適切ならば、そちらを使うべきです。

そもそもウィキペディアは辞書ではありませんし、「連想ゲーム」を意図したものではありません。単なる定義のリストにしたり、語源や発音を書いたりして辞書のようにしてはいけません。辞書であるウィクショナリーに書けば十分なものは、{{wiktionary}}などで右にあるようなウィクショナリーへのリンクを作り、済ませて下さい。

存在しない項目を載せるのには慎重であるべきです。その項目名で呼ばれるものをすべて載せる必要はありませんし、執筆される見込みが薄い項目や、現存するものでも削除されそうな項目、作られたとしてもすぐにWikipedia:削除依頼に提示されるようなものについては、記述すべきではありません。一方で、近い将来執筆される可能性がある主題については曖昧さ回避のページに記述しておいて構いません。

例えば、歌の題名はたくさんありますが、個々の歌がすべて執筆されているわけではないので、まだ記事の書かれていない歌の題名を載せる必要はありません。そのような項目は既存の項目(バンド名、アルバムなど)へ加筆してください。

英字2文字や3文字程度の略語で呼ばれる事柄については、項目名をあらかじめ日本語化しておくか、正式名称にしておくべきでしょう。そして、略語のページは正式な記事名へのリダイレクトページにするか、他の意味の略語にもなっているなら、曖昧さ回避のページとしましょう。たとえば、IPは曖昧さ回避ページにし、インターネットのプロトコルの記事はInternet Protocolに書くべきです。

より詳しい方針に関しては、#曖昧さ回避に記載する内容をご覧下さい。

曖昧さ回避の構成要素[編集]

まず、複数の記事が同じ名前の時、ページ名を「記事名 (分野名)」の形にし、分野名を別々にする事で区別をします。詳しくは以下の#記事名の書式を参照。

次に曖昧さ回避を分類しますが、分類の観点は、主に二つあります。

  1. 代表的なトピックの記事があるか、どうか。
  2. 曖昧さ回避ページが存在するか、どうか。

たとえば分野名のないモモは植物・果実の桃についてのページになっています。これが一番代表的と思えるからです。このような分野名のない記事を#代表的なトピックと、このページの中では呼びます。

他方、「モモ」「桃」などと呼ばれる他の記事(たとえばチベットの料理「モモ (料理)」やイタリアの企業「モモ (会社)」など)を探すためのページ、すなわち#曖昧さ回避ページも必要で、それはモモ (曖昧さ回避)です。曖昧さ回避のページは、「モモ」「もも」などと呼ばれる各項目の簡潔な説明とリンクだけからなるページです。

「キーボード」の場合は、楽器とコンピューターのキーボードの記事は、おのおのキーボード (楽器)キーボード (コンピュータ)となっており、分野名のないキーボードは曖昧さ回避専用ページです。このように、代表的なトピックが無く、曖昧さ回避専用ページがある場合を#平等な曖昧さ回避と呼びます。

多くは、この二つになりますが、それ以外の場合もあります。曖昧さ回避の種類を列挙すると、

  1. #平等な曖昧さ回避 (分野名なしのページは、曖昧さ回避ページ)
  2. #代表的なトピックがある場合
  3. #他の話題は、セクションの中で言及する場合
  4. #代表的でないトピックを中心とする曖昧さ回避

となります。これらを順に解説する前に、重要ないくつかの事を説明します。

記事名の書式[編集]

曖昧さ回避でページ名に括弧を利用する場合には、「項目名 (分野)」のように、項目名の後に半角のスペースをひとつ入れて、半角の括弧の中に分野名を記述してください。

分野名の命名法に関しては、後の#曖昧さ回避後の項目名の節をご覧下さい。

なお、これらのページへのリンクを作る際には、分野名を簡単に隠すことができます。[[項目名 (分野)|]]と、リンクの最後に縦棒(|、「パイプ」)を追加すると[[項目名 (分野)|項目名]]と入力したかのようになります。記事の文中のリンクでは、普通は分野名は見えないようにします。

曖昧さ回避ページ[編集]

(ウィキペディアで普通の用語は「曖昧さ回避ページ」ですが、本ページでは分かりやすくするために「曖昧さ回避専用ページ」と呼んでいる場合があります。)

曖昧さ回避ページは、同じ名前の記事が多い時に作ります。同じ名前の記事が少なく、代表的なトピックがある場合は、そこからの頭注だけでかまいません。

曖昧さ回避ページでは{{Aimai}}タグを末尾に追加し、曖昧さ回避ページであることを表示してください。

修正点1: 次の段落は、改訂案初版以降に修正されました。また、次のサブセクションにも変更箇所があります。修正後:

ページ名には、末尾に「(曖昧さ回避)」とつけますが、#平等な曖昧さ回避の時は(つまり、括弧なしのページ名が空いている場合は)、つけなくても構いません。たとえば中央区でも中央区 (曖昧さ回避)でも適切です。もしも後者を採用する時は、前者から後者へのリダイレクトを必ず作って下さい。たとえば「バリ」は平等な曖昧さ回避ですが、曖昧さ回避ページはバリ (曖昧さ回避)です。この場合、バリからバリ (曖昧さ回避)にリダイレクトしなければいけません。

修正前:

ページ名には、末尾に「(曖昧さ回避)」とつけますが、#平等な曖昧さ回避の時は(つまり、括弧なしのページ名が空いている場合は)、つけなくても構いません。たとえば中央区でも中央区 (曖昧さ回避)でも適切です。しかし、新規に曖昧さ回避ページを作る時は、片方から他方へのリダイレクトを作って下さい。特に、前者から後者へのリダイレクトは、必ず作って下さい。たとえば「バリ」は平等な曖昧さ回避ですが、曖昧さ回避ページはバリ (曖昧さ回避)です。この場合、バリからバリ (曖昧さ回避)にリダイレクトしなければいけません。


修正点2: 次の段落は、改訂案初版以降に修正されました。修正後:

日本語版ウィキペディアでは、曖昧さ回避ページに決まった書式はありませんが、普通は箇条書きを使います。説明は簡潔にして下さい。また、多様な分野に関係する時は、読者の前提知識もバラバラですから、難しい用語や、リンクを読まなければ分からないような説明を避ける工夫が求められます。ジャンルなどで分類できる場合は、節で分けるべきでしょう。#曖昧さ回避に記載する内容もご覧下さい。

修正前:

日本語版ウィキペディアでは、曖昧さ回避ページに決まった書式はありませんが、普通は箇条書きを使います。説明は簡潔にして下さい。ジャンルなどで分類できる場合は、節で分けるべきでしょう。#曖昧さ回避に記載する内容もご覧下さい。

英語版での曖昧さ回避ページの書式en:Wikipedia:Manual of Style/Disambiguation pagesは、日本語版の方針とは無関係ですが、参考になるかも知れません。

曖昧さ回避ページへのリンク[編集]

通常は曖昧さ回避ページにはリンクせずに、各々の記事へ直接リンクしてください。たとえば曖昧さ回避ページであるフランシス・ベーコンにリンクするのではなく、フランシス・ベーコン (哲学者)フランシス・ベーコン (芸術家)にリンクして下さい。そうでないと、読者は混乱し、つまりは記事として不完全です。

リンクしたい記事がまだ書かれていない時は、最小限の説明しかない曖昧さ回避ページにリンクするのではなく、そのページに内容を記述して下さい。

修正点1: 次の段落は、提案を改めました。また、前のセクションにも変更箇所があります。修正後:

逆に、(たとえば代表的なトピックから)曖昧さ回避ページにリンクする場合は、パイプを使って括弧を消すのではなく、金 (曖昧さ回避)などと、曖昧さ回避ページへのリンクである事を明示して下さい。もしも曖昧さ回避ページが「トピック名」で、「トピック名 (曖昧さ回避)」が存在しない時は、後者から前者へのリダイレクトを作り、後者にリンクして下さい。ただし、索引は専用の書式に従って下さい。

修正前:

逆に、(たとえば代表的なトピックから)曖昧さ回避ページにリンクする場合は、パイプを使って括弧を消さず、金 (曖昧さ回避)などと、曖昧さ回避ページへのリンクである事を明示して下さい。ただし、索引は専用の書式に従って下さい。

曖昧さ回避ページへとリダイレクトする事はあります。たとえばアルファベット2、3文字の語は多く、euは、EU (曖昧さ回避)へのリダイレクトです。一方、誤記を項目名としたリダイレクトページから、曖昧さ回避のページへ転送しないようにしてください。

頭注をつける[編集]

モモは果実のさくらんぼについてのページですが、「モモ」で検索してモモにたどりついた読者は、ミヒャエル・エンデの小説モモ (児童文学)を探していたのかも知れません。このように#代表的なトピックでは{{Otheruses}}テンプレートをページ冒頭に置き、説明をします。曖昧さ回避ページがある場合には、そこへのリンクも置きます。

{{Otheruses|植物・果実のモモ(桃)|「モモ」「桃」のその他の用法}}と書くと、次のように表示されます。


辞書であるウィクショナリーに書けば十分なものは、{{Otheruses}}で説明する必要はありません。{{wiktionary}}などでウィクショナリーへのリンクを作り、済ませて下さい。

リンク先を箇条書きで表示したい時は、{{Otheruseslist}}を使います。たとえば岡山県の冒頭には、{{Otheruseslist|岡山県の概要|行政組織|岡山県庁|岡山県庁本庁舎(建築物)|岡山県庁舎}}とあり、次のように表示されています。

(厳密には「岡山県 (分野名)」の形のページがある訳ではありませんが、行政組織も「岡山県」とも呼ばれますので、このテンプレートを置くのは適切です。)

代表的なトピック以外でも頭注が望まれる場合もあります。財務省財務省 (日本)へのリダイレクトですが、各国の財務省記事へのリンクが財務省 (曖昧さ回避)にあり、リンクの明示が求められます。この場合には、{{redirect}}を使います。{{redirect|財務省}}と書くと、次のように表示されます。


詳しくは、これらのテンプレートの説明をお読み下さい。必ず、これらのテンプレートを使って下さい。#山手線方式になってはいけません

代表的なトピック以外のページにOtherusesは不要[編集]

ページ名が「項目名 (分野)」という形式の場合、つまり代表的なトピック以外のページでは{{Otheruses}}は原則貼る必要がありません。既に読者は何らかの形で誘導されて、そのページにたどりついているからです。「モモ」で検索して、植物について記述したモモのページにたどりついた場合は、他の「モモ」について知りたいのかも知れませんが、モモ (児童文学)のページに着いた読者には、植物のモモや、もも肉についての案内は不要です。ただし、上に書いたようにリダイレクトに対する案内などが望まれる場合もあります。

このようなページから「項目名」、「項目名 (他分野)」、「項目名 (曖昧さ回避)」などへのリンクを記載する場合は関連項目の節におくなど記事本文中への記載を検討してください。

各種曖昧さ回避[編集]

平等な曖昧さ回避[編集]

実際の記事には、各々「項目名 (分野)」のように分野名を明記し、「項目名」のページは曖昧さ回避ページとする場合です。(もしくは、「項目名」は「項目名 (曖昧さ回避)」へのリダイレクト。)一つだけ代表的な記事を選ぶのが難しい場合に使います。

この場合、{{otheruses}}を用いた頭注は必要ありません#代表的なトピック以外のページにOtherusesは不要をご覧下さい。

代表的なトピックがある場合[編集]

その項目名で最も代表的だと考えられる記事に「項目名」のページ名を割り当て、それ以外の記事のページ名は「項目名 (分野)」にします。代表的なトピックとしては、その「項目名」の起源・語源となっているトピックや、他と比べて圧倒的に参照されることの多いトピックが選ばれます。たとえばモモは植物・果実についてのページで、他の「もも」「モモ」記事は、ページ名に(分野名)を付けます。

複数の記事がある場合[編集]

多くの場合は、代表的なトピック以外にも、同名の記事があるでしょう。その場合は、代表的なトピックのページの冒頭に{{Otheruses}}などを使い、他の記事や、曖昧さ回避ページへのリンクを作ります。詳しくは#頭注をつけるの節をご覧下さい。

同名の他の記事が多くあれば、曖昧さ回避専用ページを作りますが、そうでなければ、頭注からのリンクだけで構いません。たとえばラ・フランスは洋梨についての記事ですが、同じ名前の他のページはラ・フランス (バラ)だけですので、曖昧さ回避専用ページはなく、代わりにラ・フランスのページの頭注で済ませています。

必ず、{{Otheruses}}などの定型テンプレートを使って下さい。#山手線方式になってはいけません。

他の話題は、セクションの中で言及する場合[編集]

あるトピックに従属的に関連がある事柄に関して記述が望まれるものの、独立した記事とする程の内容ではない場合があります。この場合は、同じページの中に適切な題名のセクションを作り、そこで言及してください。例として観音開き#派生用法シャクンタラー#シャクンタラーをテーマにした音楽作品が挙げられます。

これはつまり、複数の記事があって、曖昧さ回避をする、その前の段階です。セクションの内容が増えた場合には、適宜記事を分割して、トピック名が同じならば、ここまでに述べたいずれかの曖昧さ回避を行って下さい。

代表的でないトピックを中心とする曖昧さ回避[編集]

百科事典的な記事作ることができるのが代表的でないトピックや同じ位知られているもののうちの一つだけということがあります。この場合はウィクショナリーに主要なトピックについて執筆して、そこへリンクしてください。{{See Wiktionary|(説明)|(語句)}} と記述すると、以下のように表示されます。

廃止された方式[編集]

以下は2008年10月までは公式な方針とされ、今は廃止された曖昧さ回避の方法です。以下の方法を発見した場合上記の方式への切替えを推奨します。ただし必要に応じて対話を交えつつ慎重に作業を行ってください。

1ページに共存[編集]

1つのページに見出しを使って分けておく方法です。同音異義語事典の形式となっており、曖昧さ回避の本来の目的から逸脱しています。ウィキペディアは辞書ではありません。#曖昧さ回避の基本参照)。同名であるだけの記事が同じページにあることで、読者は不必要な情報を見る必要があり、また関連のない内容が、同一ページに共存します。

各項目に共通点のあるページ(例:政体など)はこの方式にあたりません。

山手線方式[編集]

代表的なトピックのページの先頭部分に、他のページのリンクと説明をリストアップするものです。代表的なものに山手線(2006年の版へのリンク)があったことから山手線方式と呼ばれます。このページは曖昧さ回避であるにもかかわらず{{Aimai}}のテンプレートを付すことが許されず、曖昧さ回避の管理の埒外に置かれるなど、多くの問題がありました。

{{Otheruses}}を使うのは正しい方法であり、山手線方式ではありません。

どの曖昧さ回避を使うべきか[編集]

どの曖昧さ回避を適用するかは、状況に応じて柔軟に対応してください。どの方法を使用するにしても、曖昧さ回避のページは読者に調べたい項目を選択させるものであるということを忘れないようにしてください。

地名などで複数のトピック間で優先順位をつけにくい場合や、どれを代表的なトピックにすべきか利用者間で対立がある場合には、#平等な曖昧さ回避を使用するべきでしょう。この方法は「リンク元」機能を使って、曖昧さ回避のページへのリンクを、各記事へのリンクに修正しやすいという利点があります。しかし、(2004年6月の版へのリンク)のように、細切れで項目が作られやすく、項目間相互の関連性が見えにくくなって読者の理解を妨げる可能性もあります。

#代表的なトピックとそうでないトピックとが明確な場合には、代表的なトピックを中心とする曖昧さ回避を選択すべきでしょう。この方法は、最もリンクが集中するページへのリンクに特に修正をする必要がないため、読者が探していたものと異なるページへのリンクを少なくする利点があります。また、平等な曖昧さ回避と比較して、説明の細分化が起こりにくい傾向があります。同じ名前をもつトピックの数が少ないときには、曖昧さ回避ページを作らずに別トピックへのリンクはページの先頭に記載し、トピックが3~4個以上になったときに曖昧さ回避ページを独立させるべきでしょう。

曖昧さ回避後の項目名[編集]

曖昧さ回避で項目を分割した後の項目名にはいくつかの方法があります。

曖昧さ回避に載せていた名前と同等に使用される別名や正式名称がある場合には、それを使う方が望ましいでしょう。例えば、プログラミング言語の「C」ならばC言語を、お金という意味の「金」ならば貨幣を項目名にしましょう。

他に適切な別名がない場合には、「項目名 (分野)」のように、項目名の後に半角括弧で分野や分類を表す語を付け加えます。例えば、プログラミング言語の一つである「ひまわり」ならば、ひまわり (プログラミング言語)のようにします。

例外的に、修飾語を伴った項目名を使用できます。項目名に修飾語を使う場合には、括弧を使わないようにしてください。修飾語を伴うものと分野名を用いたものとの両方が使える場合には、どちらを使っても構いません。片方を執筆し、もう片方をリダイレクトにすることが普通です。また、複雑な名前よりも単純な名前の方が望ましいでしょう。例えば「憲法の改正についての議論」よりも「憲法改正論議」のほうが、ふさわしいでしょう。

曖昧さ回避のための括弧内に「コンテクスト」(文章的記述)を使用するような特別な状況とは、架空の登場人物のように、その「コンテクスト」が創作物である場合です。しかし、架空の登場人物についてのわずかな記事の項目を多数作ることは、ウィキペディアでは認められていません(Wikipedia:素晴らしい記事を書くには#フィクションを明確に区別)。もしも、曖昧さ回避をする際に、一般的な用語にするか、コンテクストを付け加えたものにするか迷ったときには、単純な方を選択してください。例えば、「神話上の人物」よりは「神話」を選んでください。

括弧内の語句についても、記事名に準じた基準で決めるべきです。詳細は、Wikipedia:記事名の付け方Wikipedia‐ノート:記事名の付け方を参照してください。

曖昧さ回避に記載する内容[編集]

曖昧さ回避を専用ページで行う場合でも頭注で行う場合でも、以下に留意して下さい。

名前の一部だけが項目名と共通しているだけの言葉は載せない[編集]

例えば、「神奈川」という項目名の曖昧さ回避ページに次のような言葉を載せないでください。

  • 神奈川病院
  • 神奈川大学
  • 神奈川条約
  • 神奈川奉行

ただし、正式でなくても一般的な呼称・略称などは、書いても構いません。たとえばこの例では「神奈川県」は「県」を省略して「神奈川」とも呼ばれますので、適切です。他の適切な例はガリレオ・ガリレイガリレオの曖昧さ回避に、アイスクリームアイスコーヒーアイスの曖昧さ回避に、など。

商品・作品名の可否[編集]

同タイトルのものがたくさんある場合、収拾がつかなくなる場合があるため、「『○○』に収録されている作品。」などといった、直接的な商品名になっていないものは載せません。

手続き上の注意[編集]

リンク元は確認し、すべて修正する[編集]

曖昧さ回避を新たに行ってページを新設・移動する前後には、「リンク元」をクリックして、リンクしている全てのページを確認してください。そして、リンク元を修正すべきか、しなくても問題ないかを確認してください。しばしば忘れがちですが、これは読者にとって不都合となり、修正前よりも悪い状態になります。

大規模な修正の前にノートなどで提案する[編集]

作業途中で反対が出たり、編集合戦になったりしてしまわないように、リンクの修正が大規模になりそうなときには、事前にノートなどで提案し、他の利用者の同意を得ましょう。

曖昧さ回避と言語間リンク[編集]

ある言語で記事になっているページから、別の言語では曖昧さ回避であるページへの言語間リンクを作らないで下さい。

曖昧さ回避のページ同士の言語間リンクは適切です。たとえばUSD (曖昧さ回避)と英語版のen:USD (disambiguation)、フランス語版のfr:USDはいずれも曖昧さ回避ページです。これらの間に言語間リンクは作られるべきです。

曖昧さ回避ページを探すには[編集]

曖昧さ回避ページを探すには次の方法があります。

関連項目[編集]