ROMANTIC NIGHT
『ROMANTIC NIGHT〜炎の誓い』 | ||||
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浜田麻里 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | ビクター音楽産業/Invitation | |||
プロデュース | ||||
チャート最高順位 | ||||
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浜田麻里 アルバム 年表 | ||||
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『ROMANTIC NIGHT〜炎の誓い』(ロマンティック・ナイト〜ほのおのちかい)は、浜田麻里の2枚目のアルバム。ビクター音楽産業/Invitationから1983年12月16日に発売された。
背景
[編集]前作『Lunatic Doll〜暗殺警告』から約8か月ぶりとなる作品で、前作に引き続きヘヴィメタルバンド・LOUDNESSのメンバーである樋口宗孝がサウンドプロデュースを手がけた。
浜田は、代表曲がこの作品でかなり残ったため、思い入れは強くなったと語る一方、発売日前後に浜田が1か月入院した影響で、プロモーション活動が思うようにいかず「当初は不発っぽい扱いをされてたような気はします」と懐古している[1]。
この時期の雑誌のインタビューでの扱いは、デビューに至るまでの経緯などを話したのにもかかわらず「見た目も十人並みで、こんな音楽で、どうやってこの業界で生きていくつもりなのか?」「パンチラがお分かりか」[注釈 1]など、音楽性よりも見た目重視の扱いをされ、浜田は当時の状況を「私はミス・コンテストの応募者じゃないし、見た目の評はどうでもいいんですけど、最初の取材記事ですよ?ショックですよね」と語っている[1]。その後、マネージャーぐるみで『週刊プレイボーイ』(集英社)に、グラビアのオファーが来た際、浜田は「それは絶対無理です」と断り、当時の編集担当に直談判した結果、音楽ページで大きく扱ってくれるようになったことがきっかけで、音楽雑誌『Player』(プレイヤー・コーポレーション)の人気投票で1位になり始め、『ARENA37℃』(音楽専科社)などもかなり好意的になってきた一方で、ヘヴィロック系の音楽雑誌では、小馬鹿にされ続けたという[1]。
批評
[編集]専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[2] |
『CDジャーナル』は、1枚目のアルバム『Lunatic Doll〜暗殺警告』(1983年)と同時に批評し「ここで独自のハイトーン・ヴォイスやロング・ヴィブラートといった“麻里節”がすでに完成されているのはサスガだ」としたうえで「この初期の2作に関しては100%満足できるハズだ」に肯定的に評価している[2]。
収録曲
[編集]LPレコード盤
[編集]全作詞・作曲・編曲: 樋口宗孝 & HIGUCHI PROJECT TEAM。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「DON'T CHANGE YOUR MIND」(ドント・チェンジ・ユア・マインド) | |
2. | 「VIOLENCE FIRE」(バイオレンス・ファイヤー) | |
3. | 「FROM LONG AGO」(フロム・ロング・アゴー) | |
4. | 「XANADU」(キサナドウ) | |
5. | 「LOST MY HEART」(ロスト・マイ・ハート) | |
合計時間: |
全作詞・作曲・編曲: 樋口宗孝 & HIGUCHI PROJECT TEAM。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「ROMANTIC NIGHT」(ロマンティック・ナイト) | |
2. | 「SHADOW」(シャドー) | |
3. | 「CAN'T STOP THE ROCK'N ROLL」(キャント・ストップ・ザ・ロックンロール) | |
4. | 「JUMPING HIGH」(ジャンピング・ハイ) | |
5. | 「SO LONG」(ソー・ロング) | |
合計時間: |
CD盤
[編集]全作詞・作曲・編曲: 樋口宗孝 & HIGUCHI PROJECT TEAM。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「DON'T CHANGE YOUR MIND」(ドント・チェンジ・ユア・マインド) | |
2. | 「VIOLENCE FIRE」(バイオレンス・ファイヤー) | |
3. | 「FROM LONG AGO」(フロム・ロング・アゴー) | |
4. | 「XANADU」(キサナドウ) | |
5. | 「LOST MY HEART」(ロスト・マイ・ハート) | |
6. | 「ROMANTIC NIGHT」(ロマンティック・ナイト) | |
7. | 「SHADOW」(シャドー) | |
8. | 「CAN'T STOP THE ROCK'N ROLL」(キャント・ストップ・ザ・ロックンロール) | |
9. | 「JUMPING HIGH」(ジャンピング・ハイ) | |
10. | 「SO LONG」(ソー・ロング) | |
合計時間: |
参加ミュージシャン
[編集]- Drums : 樋口宗孝 (LOUDNESS)
- Guitar : 北島健二, 松沢浩明
- Bass : 長沢ヒロ, 鳴瀬喜博
- Keyboards : 中島優貴
- Vocal & Chorus : 浜田麻里
リリース日一覧
[編集]地域 | リリース日 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 概要 | 順位 |
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日本 | 1983年12月16日 | ビクター音楽産業/Invitation | LP | VIH-28153 | - | |
1988年3月21日 | CD | VDR-1504 | 初CD (廃盤) | - | ||
1994年3月24日 | ビクターエンターテイメント/SPEEDSTAR RECORDS | VICL-22021 | 再発 (廃盤) | - | ||
2008年10月22日 | ビクターエンターテイメント/Invitation | VICL-63087 | デジタル・リマスタリング / 25th Anniversary 紙ジャケット仕様 | 259位 | ||
2014年1月15日 | JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント | SHM-CD | VICL-70108 | デジタル・リマスタリング / 30周年記念高音質SHM-CD化 | - |
関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “【浜田麻里 40周年インタビュー】第1弾:“ヘヴィメタル”を掲げて鮮烈なデビュー 音楽性の確立やイメージとの葛藤、伝説の『MUSIC WAVE 84』まで振り返る”. リアルサウンド. 株式会社blueprint. p. 2 (2023年3月15日). 2024年5月6日閲覧。
- ^ a b “浜田麻里 / ルナティック・ドール [再発][廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年5月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- Mari Hamada Official Siteによる紹介ページ