RGD-5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
RGD-5
Grenade RGD-5 Navy.jpg
RGD-5手榴弾
種類 手榴弾
原開発国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
運用史
配備期間 1954年-
諸元
重量 310g
全長 117mm
直径 58mm

有効射程 15-20m
最大射程 45m
弾頭 TNT
炸薬量 110g
テンプレートを表示
クウェートで発見された、信管と撃発装置が外された状態のRGD-5

RGD-5ロシア語: ручная граната, дистанционная, Ruchnaya Granata Distantsionnaya, 「遠投手榴弾」の意)は、ソビエト連邦で開発された対人破片手榴弾である。1954年ソビエト連邦軍によって採用された。現在でもロシア連邦の他、旧東側諸国アラブ諸国で広く生産・使用されている。

概要[編集]

RGD-5手榴弾は、ライナー付きの破片手榴弾である。炸薬は110gのTNTで、爆発するとおよそ350個の破片をばら撒く。致死半径は25mである[1]

重量は、信管を取り付けた状態で310gである。通常、RGD-5は3.2-4秒の遅延信管であるUZRGM信管を使用する。UZRGMはRG-41RG-42F1など多くのロシア製手榴弾で使われた信管である。この他、改良型UZRGMやより近代的なDVM-78信管を用いると、遅延時間を0-13秒の範囲で自由に設定することができる。これらの信管はブービートラップの発火装置としても使用される。

設計[編集]

RGD-5は型で、表面の刻みはないが、縦方向中央に横方向の山が設けられている。表面は艶消し加工が施されており、ないしオリーブドラブで塗装されることが多い。平均的な男性が使用した場合、RDG-5の投擲距離はおよそ35-45m程度とされている。信管に着火した瞬間に、ポンという大きな音がすることがある。爆発した場合、おおむね半径25m以内の人間を殺傷し、また、半径3m以内の人間を確実に死亡させる。

ロシアで生産されているほか、ブルガリア中国グルジアなどがコピー生産している。RGD-5およびそのコピーシリーズは長年にわたり、また、無数に製造されてきた。現在では旧式化しており、近代的手榴弾のようにCRISAT英語版規格の防弾チョッキを貫通する事はできないものの、依然として安価かつ効果的な武器として使用され続けている。RGD-5の価格は1つあたり5USドル程度とされており、紛争地などでは安価な手榴弾として大量に使用されている。

URG-Nは、RGD-5を元に設計された訓練用手榴弾で、区別のために白いマーキングが施されている。

小銃擲弾用途[編集]

AK-47自動小銃には、少数生産に終わったスープ型のカップ式擲弾発射器があり[2]、これを用いるとRGD-5手榴弾を小銃擲弾として発射する事ができる。

まずRGD-5を発射器に入れ、安全ピンを抜く。それから薬室に専用の空包を装填し、地面に銃床を押し付けて発射する。この発射器を用いた際の最大有効射程は150m程度だったとされる[3]

出典・脚注[編集]

  1. ^ http://faq.guns.ru/rgd5.html |RGD-5 data (in Russian)
  2. ^ – Wikisource. En.wikisource.org. Retrieved on 2011-09-27.
  3. ^ Operator's Manual for AK-47 Assault Rifle. Department of the Army

外部リンク[編集]