マークII手榴弾

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マークII手榴弾
MkII 07.JPG
第二次世界大戦期のマークII手榴弾
種類 時限信管式手榴弾
原開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
運用史
配備期間 1918年-1960年代
配備先 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ほか多数
関連戦争・紛争 第二次世界大戦以降の戦争・紛争
開発史
開発期間 1918年
諸元
信管 摩擦式時限信管

マークII手榴弾(マークツーしゅりゅうだん、Mk II Grenade、あるいはMk 2 Grenade)は、アメリカで開発された手榴弾である。フランスF1手榴弾を参考に開発したマークI手榴弾を原型に改良を加えたもので、第二次世界大戦以降はアメリカ軍を中心に広く使用された。1950年代より後継のM26手榴弾に更新されている。

概要[編集]

第一次世界大戦中に使用されていたマークI手榴弾の改良型にあたり、その形状から「パイナップル」の愛称で呼ばれている。

アメリカ軍では第一次世界大戦の直後に採用され、第二次世界大戦を通じて使用された。1950年代M26手榴弾が開発されると制式手榴弾の座を譲り段階的に更新されていったが、その後もベトナム戦争ごろまで使用されていた。また、西側諸国の軍隊でもしばしば採用され、日本陸上自衛隊ではM26手榴弾を採用するまで「MK2破片手榴弾(マークツーはへんしゅりゅうだん)」の名称で採用していた。

特徴[編集]

鋳造製の本体表面に、四角形の突起とその間の刻み目が見られる。これは如何なる状況(手が泥で汚れていたとしても)でも確実な投擲ができるように施されたものである。なお、この刻み目が爆裂時の破片の大きさを調整する効果も期待されており、マークIでは破片が細かくなりすぎたためマークIIでは刻み目が一列減らされた。しかし後の研究で刻み目の通りには割れず、弾体の外側ではなく内側に刻まなければ効果はないということが判明している。

指定火薬はTNTを使用していたが、供給不足によりニトロスターチ化合物が多く使われる事となった。爆発有効範囲は5ヤードから10ヤード(4.5メートルから9.1メートル)ほどだが、記録によると50ヤード(45メートル)先に居た人を殺傷する力を有するとされる。投擲距離は30ヤードから40ヤード(27メートルから37メートル)

登場作品[編集]

第75話「カミカゼ」に登場。

関連項目[編集]