シカラムータ
シカラムータ(CICALA-MVTA) | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル |
チンドン アバンギャルド ジャズ ロック |
活動期間 | 1994年 - |
公式サイト | CICALA-MVTA |
メンバー |
大熊ワタル(クラリネット) 関島岳郎(チューバ) 桜井芳樹(ギター) 太田惠資(ヴァイオリン) 吉田達也(ドラムス) 川口義之(サックス) 渡辺明子(トロンボーン) 北陽一郎(トランペット) 佐藤芳明(アコーディオン) ギデオン・ジュークス(チューバ) こぐれみわぞう(チンドン太鼓) |
シカラムータ(CICALA-MVTA)は、大熊亘(大熊ワタル)を中心とする日本のバンド。
1994年より、クラリネット奏者の大熊亘(大熊ワタル)をリーダーに活動を始めた「大熊亘ユニット」を、1997年に「CICALA-MVTA(シカラムータ)」と命名。明治・大正期に活躍した演歌師・添田唖蝉坊の墓碑銘にちなんでいる。
来歴
[編集]1994年、絶対零度、ルナパーク・アンサンブル[1]などのポストパンク・バンドで活動した大熊亘(大熊ワタル)をリーダーに「大熊亘ユニット」として活動開始。
1997年、「CICALA-MVTA(シカラムータ)」とバンド名を命名。
1998年、1st.アルバム『シカラムータ』を発表。
1999年、ヨーロッパでのCD配給開始。横浜寿町フリーコンサートに出演(翌年も出演)。
2000年、ロンドン・ロイヤル・フェスティバル・ホールで行われたブラーの前座[2]を皮切りにした夏のヨーロッパ8ヶ国20数ヶ所にわたるツアーで反響を呼ぶ。ドイツ・ルドルシュタット「Tanz&Folk Festival」にも出演。
2001年、2nd.アルバム『凸凹 DEKO-BOKO』を発表。ロンドン・バービカン・センター「Urbanbeat Festival」に出演。
2002年、再びヨーロッパのフェスティバル巡業し、デンマーク「Roskilde Festival」、アムステルダム「Roots Festival」に出演。
2003年、フジロック・フェスティバルに出演。
2004年、3rd.アルバム『GHOST CIRCUS』を発表。
2005年、ライブ・アルバム『生蝉★CICALA-MVTA★LIVE!2006』発表。台北市主催「Taipei Art Festival」に出演、2日間の単独公演。
2006年、ウィーン市「イマジナリー・バルカン・フェスティバル」に招待されメインアクトをつとめる。
2007年、シカラムータなどに着想を得た小説「mit tuba」(瀬川深)が太宰治賞受賞。(筑摩書房から刊行にあたり「チューバはうたう」と改題。)
2010年、4th.アルバム『裸の星 THE NAKED PLANET』を発表。[3]
2014年、20周年記念ライブアルバム『LIVE at 磔磔』を発表。
2015年、20周年記念アンソロジー(ベスト・アルバム)『NON e MVTA』を発表。
2016年、フランスの前衛ロック・フェスティバル「RIO(Rock in Opposition)2016」に出演。
また、シカラムータの別働隊である、大熊ワタル、こぐれみわぞうを中心とする「ジンタらムータ(Jinta-la-Mvta)」も2004年から活動中で、2012年にLIKKLE MAIとのコラボ・シングル『平和に生きる権利』[4]、2014年に初のアルバム『Dies Irae 怒りの日』を発表。[5] さらに大熊ワタル等は、ソウル・フラワー・ユニオンの別働隊であるチンドン楽団の「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」、「ソウルシャリスト・エスケイプ」にも参加している。
メンバー
[編集]- 大熊ワタル(クラリネット)*絶対零度、ルナパーク・アンサンブル、ピヂンコンボ、オルケスタ・デル・ビエント、蠱的態、ILL BONE、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、ソウルシャリスト・エスケイプ、ジンタらムータ
- 関島岳郎(チューバ)*コンポステラ、くじらドラゴンオーケストラ、オルケスタ・デル・ビエント、THE THRILL、ストラーダ、栗コーダーカルテット
- 植村昌弘(ドラムス)
- 坂本弘道(チェロ)
- 桜井芳樹(ギター)*ミスター・クリスマス、ロンサム・ストリングス、ストラーダ、小松亮太&ザ・タンギスツ、ワールド・スタンダード
- 太田惠資(ヴァイオリン)
- 吉田達也(ドラムス)*YBO2、RUINS、高円寺百景、是巨人、サンヘドリン、ペインキラー、アシッド・マザー・ゴング
- 川口義之(サックス)*渋さ知らズ、栗コーダーカルテット
- 渡辺明子(トロンボーン)*ジンタらムータ
- 北陽一郎(トランペット)*渋さ知らズ
- 佐藤芳明(アコーディオン)*ガレージシャンソンショー、Salle Gaveau
- ギデオン・ジュークス(チューバ)*渋さ知らズ
- こぐれみわぞう(チンドン太鼓)*ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、ジンタらムータ
ディスコグラフィー
[編集]シカラムータ(CICALA-MVTA)
[編集]アルバム
- 「シカラムータ」(1998,Respect Record)
- 「凸凹 DEKO-BOKO」(2001,Respect Record)
- 「GHOST CIRCUS」(2004,Little More Records)
- 「生蝉★CICALA-MVTA★LIVE!2006」(2006,Little More Records)*ライブ・アルバム
- 「裸の星 THE NAKED PLANET」(2010,Rough Music)
- 「CICALA-MVTA結成20周年記念 LIVE at 磔磔」(2014,Super Fuji Discs)*ライブ・アルバム
- 「CICALA-MVTA Non e Muta」(2015,Super Fuji Discs)*2枚組ベスト・アルバム
大熊亘
[編集]アルバム
- 「豚の報い」(2000,Respect Record)*崔洋一監督の映画「豚の報い」サウンドトラック
ジンタらムータ(Jinta-la-Mvta)
[編集]シングル
- 「平和に生きる権利」(2012,MK&RM)*ジンタらムータ with リクルマイ
アルバム
- 「Dies Irae 怒りの日」(2014,Super Fuji Discs)
- 「Songs from the other side」(日本で未流通)
- 「Live in Japan Frank London」(日本で未流通)
関連書籍
[編集]- 「ラフミュージック宣言」大熊ワタル著、インパクト出版会、2001年 ISBN 4755401100
- 「我方他方 サックス吹き・篠田昌已読本」大熊ワタル著、共和国、2002年 ISBN 9784907986032
関連項目
[編集]- 篠田昌巳 *大熊ワタルは篠田昌巳の影響によってチンドン楽士になっている。
- 竹田賢一 *大熊ワタルは竹田賢一のユニットA-Musikにゲスト参加している。
- ソウル・フラワー・ユニオン
- ジンタ
- クレズマー