小野十三郎賞
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小野十三郎賞(おのとおざぶろうしょう)は、優れた詩集または詩評論書に贈られる文学賞。小野十三郎の詩業を記念し、詩や詩評論の創造的な書き手を奨励することを目的に、1999年に創設された。大阪文学協会主催、朝日新聞社共催。
受賞作一覧
- 第1回(1999年)
- 詩集『墓を数えた日』瀧克則
- 記念特別賞 - 詩誌『核』、詩誌『三重詩人』
- 第2回(2000年)
- 詩集『言葉の河』高橋秀明
- 第3回(2001年)
- 詩集『夕方村』八重洋一郎
- 詩評論書『詩論の現在I~III』北川透
- 第4回(2002年)
- 詩集『陣場金次郎洋品店の夏』甲田四郎
- 特別賞 - 詩評論書『マンデリシュターム読本』中平耀
- 第5回(2003年)
- 詩集『バース』苗村吉昭
- 特別賞 - 詩評論書『戦後関西詩壇回想』杉山平一
- 第6回(2004年)
- 詩集『朝鮮鮒』渋谷卓男
- 第7回(2005年)
- 詩集『語族』添田馨
- 第8回(2006年)
- 詩集『学校』たかとう匡子
- 第9回(2007年)
- 詩集『影たちの墓碑銘』長津功三良
- 詩集『宙家族』中岡淳一
- 特別賞 - 詩評論書『栗生楽泉園の詩人たち』久保田穣
- 第10回(2008年)
- 第11回(2009年)
- 該当作なし
- 特別奨励賞 - 詩集『象牙の塔の人々』山口春樹
- 特別奨励賞 - 詩集『野川』岡島弘子
- 第12回(2010年)
- 詩集『青天の向こうがわ』三井喬子
- 特別賞 - 詩評論書『山上の蜘蛛』季村敏夫
- 第13回(2011年)
- 詩集『水源地』谷元益男
- 第14回(2012年)
- 詩集『真心を差し出されてその包装を開いてゆく処』宋敏鎬
- 第15回(2013年)
- 詩集『ワイドー沖縄』与那覇幹夫
- 第16回(2014年)
- 詩集『農場』杉谷昭人
- 第17回(2015年)
- 詩集『ツィゴイネルワイゼンの水邊』平林敏彦
- 特別賞 - 詩集『地球にカットバン』宮内憲夫
- 第18回(2016年)
- 詩集『九月十九日』森水陽一郎
- 特別賞 - 詩集『黎明のバケツ』平野晴子
- 第19回(2017年)
- 詩集『賜物』金田久璋
- 詩評論書『鮎川信夫、橋上の詩学』樋口良澄
- 第20回(2018年)
- 詩集『結晶体』吉田義昭
- 詩集『シバテンのいた村』西岡寿美子
- 第21回(2019年)
- 詩集『stork mark』犬飼愛生
- 詩評論書『クリティカル=ライン 詩論・批評・超=批評』添田馨
- 第22回(2020年)
- 詩集『悪い兄さん』今野和代
- 詩集『賑やかな消滅』永澤幸治
- 詩評論書『終わりなき漱石』神山睦美
- 第23回(2021年)
- 詩集『反暴力考』冨岡悦子
- 特別賞 - 詩集『しのばず』青木由弥子
- 特別賞 - 詩集『名づけ得ぬ馬』颯木あやこ
- 特別奨励賞 - 詩評論書『詩人・木下夕爾』九里順子
- 第24回(2022年)
選考委員
- 第2回 - 荒川洋治、上田正昭、金時鐘、倉橋健一、辻井喬[1]
- 第8~9回 - 金時鐘、倉橋健一、辻井喬、長谷川龍生、日高てる[2][3]
- 第12~15回 - 金時鐘、倉橋健一、小池昌代、辻井喬、坪内稔典
- 第16回~ - 金時鐘、倉橋健一、小池昌代、坪内稔典
- 第20回~ - 倉橋健一、小池昌代、坪内稔典
- 第21回~ - 詩集部門:倉橋健一、小池昌代、坪内稔典 詩評論書部門:葉山郁生、細見和之、山田兼士
脚注
- ^ 第2回小野十三郎賞贈呈式のご案内 - 大阪文学協会
- ^ 第8回小野十三郎賞決定 - 大阪文学協会
- ^ 募集要項/第9回小野十三郎賞 - 登竜門