高山一夫 (ボクサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
高山 一夫
基本情報
本名 高山 一夫
階級 フェザー級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1936-11-11) 1936年11月11日
出身地 兵庫県神戸市
死没日 (2013-09-29) 2013年9月29日(76歳没)
死没地 兵庫県
スタイルボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 85[1]
勝ち 60
KO勝ち 24
敗け 16
引き分け 9
無効試合 他に7EX
テンプレートを表示

高山 一夫(たかやま かずお、1936年11月11日 - 2013年9月29日)は、日本の元プロボクサーである。兵庫県神戸市出身。元日本フェザー級王者。現役時代は帝拳所属。

人物[編集]

小坂照男、渡辺亮、金田森男、福地健治らと帝拳黄金時代を築いた代表的存在で、中量級で世界王座に挑んだ最初の日本人選手であった[2]

左右のフックを得意とし、特にクラウチングスタイルからの右フックが強烈なハードパンチャーで、被弾を恐れて軽く当たった場面で自らダウンした対戦者もあったほどで[2]、その剛腕が災いして倍額のファイトマネーで呼びかけても応じる挑戦者が現れず[1]、防衛戦決定には困難を伴った。

OBF東洋同級王座には同門の小林久雄が在位した時期(1958年3月30日 - 1961年2月1日)が重なったこともあり、挑戦の機会を得られなかった[2]

来歴[編集]

1954年12月21日、八木信吉とのプロデビュー戦には判定負けを喫した。

1958年6月17日、大川寛が持つ日本フェザー級王座を判定勝利により獲得。

1960年8月29日、後楽園球場にてデビー・ムーアが持つ世界同級王座に挑戦。初回には高山の右強打で王者がリングから転落しかけたところをレフェリーが飛びついて助けるという場面があり[3]、前評判を覆す善戦で判定決着に持ち込んだが、挑戦失敗に終わった[4]

1961年8月21日、富山市総合体育館で行われた加藤光広との7度目の防衛戦では試合当日になってもウェイトが下がらず、押し入れに身を潜めて汗を出すうちに行方不明騒動となり、判定勝利で防衛は果たしたものの高山には不本意な試合となった。ウェイトのために本来の実力を発揮できない試合も少なくなかった。

1961年11月13日、世界同級王者のムーアに再挑戦し、13Rにダウンを奪われて敗退した[4]

1963年3月13日、OBF東洋ジュニアライト級王座を獲得した勝又行雄と4度目の対戦をノンタイトルで行い、試合をリードして進めながら6Rに逆転KO負けを喫した。

1963年7月4日、ジュニアライト級転向のため、6年間で8度防衛した王座を防衛戦不敗のまま返上した。その後3試合を戦い、同年9月30日、ラリー・フェルナンドに敗れた試合を最後に現役引退した。

2013年9月29日、兵庫県内の病院にて他界[5]。76歳没。

戦績[編集]

プロボクシング:85戦60勝 (24KO) 16敗9分7EX[1]

※資料によっては25KO[2]

日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
36 1958年6月17日 勝利 10R 判定 大川寛 (極東) 日本の旗 日本 日本フェザー級タイトルマッチ
38 1958年10月7日 勝利 10R 判定 勝又行雄 (串田) 日本の旗 日本 日本王座防衛1
42 1959年3月20日 勝利 5R TKO 鬼崎勝三 (常滑) 日本の旗 日本 日本王座防衛2
45 1959年5月28日 勝利 10R 判定 三浦清 (新和) 日本の旗 日本 日本王座防衛3
50 1959年11月23日 勝利 5R KO 大滝三郎 (オール) 日本の旗 日本 日本王座防衛4
53 1960年3月11日 勝利 10R 判定 渡辺治 (興伸) 日本の旗 日本 日本王座防衛5
58 1960年8月29日 敗北 15R 判定 デビー・ムーア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 世界フェザー級タイトルマッチ
59 1960年11月14日 勝利 8R KO 中村勝三 (笹崎) 日本の旗 日本 日本王座防衛6
66 1961年8月21日 勝利 10R 判定 加藤光広 (野口) 日本の旗 日本 日本王座防衛7
68 1961年11月13日 敗北 15R 判定 デビー・ムーア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 世界フェザー級タイトルマッチ
74 1962年8月27日 勝利 3R KO 小口章 (青木) 日本の旗 日本 日本王座防衛8
79 1963年3月13日 敗北 6R KO 勝又行雄 (串田) 日本の旗 日本
テンプレート

獲得タイトル[編集]

  • 第10代日本フェザー級王座(防衛8度)
受賞歴

参考文献[編集]

  1. ^ a b c ボクシング・マガジン編集部編 『日本プロボクシングチャンピオン大鑑』 ベースボール・マガジン社、2004年3月1日 ISBN 4-583-03784-8、263頁。
  2. ^ a b c d 朝熊伸一郎 「帝拳黄金時代のエース 高山一夫」『ワールド・ボクシング』7月号増刊、日本スポーツ出版社、1993年7月31日 共通雑誌コードT1009804071109 雑誌09804-7、96頁。
  3. ^ 草野克己 (2009年7月7日). “38年ぶりの快挙へ 粟生への期待感”. Web東奥. 2012年7月24日閲覧。
  4. ^ a b ボクシング・マガジン編集部編 『日本プロボクシング史 世界タイトルマッチで見る50年』 ベースボール・マガジン社、2002年5月31日 ISBN 4-583-03695-7、186頁。
  5. ^ 訃報 昭和の名選手、高山一夫逝く ボクシングニュース 2013年10月5日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
大川寛
第10代日本フェザー級王者

1958年6月17日 - 1963年7月4日(返上)

空位
次タイトル獲得者
菊地万蔵