谷峨駅
谷峨駅 | |
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![]() 駅舎(2007年4月)
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やが Yaga |
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(4.6km) 駿河小山 CB08►
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所在地 | 神奈川県足柄上郡山北町谷ケ |
駅番号 | CB 07 |
所属事業者 | ![]() |
所属路線 | CB 御殿場線 |
キロ程 | 20.0km(国府津起点) |
電報略号 | ヤカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
101人/日(降車客含まず) -2014年- |
開業年月日 | 1947年(昭和22年)7月15日[1] |
備考 | 駅員無配置駅 |
谷峨駅(やがえき)は、神奈川県足柄上郡山北町谷ケにある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線の駅である。
概要[編集]
山北町の清水地区に位置する山間の駅。1907年(明治40年)開設の信号場を前身とし、付近住民の要望により1947年(昭和22年)7月に駅として開業した。開業当初は薪や炭を発送する駅としても機能していた[2]が、現在では旅客のみを扱う小さな駅である。丹沢湖・中川温泉方面への玄関口であり、同方面へ向かうバスが駅前を経由している。
当駅は普通列車のみの停車駅で、特急「あさぎり」は通過する。ただし、「あさぎり」が急行列車であった時代は、一部列車が当駅にも停車していた。
駅構内には桜が植えられている。
歴史[編集]
- 1907年(明治40年)3月15日 - 官設鉄道の谷峨信号所として、山北 - 小山間に開業[3]。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定、信号所を通る路線を東海道本線と命名[4]。
- 1922年(大正11年)4月1日 - 谷峨信号場に改称[3]。
- 1934年(昭和9年)12月1日 - 熱海 - 沼津間開通に伴い、東海道本線国府津 - 谷峨 - 沼津間は御殿場線に改称[4]。
- 1943年(昭和18年)7月11日 - 御殿場線単線化。信号所開設前の1901年(明治34年)に付近は複線化されていた。
- 1947年(昭和22年)7月15日 - 山北駅方面に0.3km移転し谷峨駅に昇格、旅客営業を開始[1][3]。
- 1968年(昭和43年)4月27日 - 御殿場線国府津 - 御殿場間電化に伴い、構内を電化。
- 1971年(昭和46年)2月1日 - 荷物の取扱いを廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東海が継承。
- 1991年(平成3年)3月16日 - 急行「あさぎり」特急化により、優等列車の停車が消滅。
- 2000年(平成12年)3月6日 - 駅舎を改築[5]。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。西側のホームは下り列車が使用する1番線、東側のホームは上り列車が使用する2番線である。ホーム間の移動用に、ホーム山北寄りに構内踏切が設けられている。
駅舎は1番線側にある。かつては木造の駅舎であったが、2000年(平成12年)に三角屋根の駅舎に改築された。無人駅であり、管理駅の松田駅が当駅を管理している[6]。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | CB 御殿場線 | 下り | 御殿場・沼津方面[7] |
2 | 上り | 松田・国府津方面[7] |
利用状況[編集]
2014年度の1日平均平均乗車人員は101人である。御殿場線の駅では最も乗車人員が少ない。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 296 [8] |
1996年 | 297 [8] |
1997年 | 309 [8] |
1998年 | 301 [8] |
1999年 | 271 [8] |
2000年 | 249 [8] |
2001年 | 235 [8] |
2002年 | 207 [8] |
2003年 | 197 [8] |
2004年 | 185 [8] |
2005年 | 175 [9] |
2006年 | 173 [9] |
2007年 | 161 [9] |
2008年 | 147 [10] |
2009年 | 138 [10] |
2010年 | 129 |
2011年 | 112 |
2012年 | 117 |
2013年 | 108 |
2014年 | 101 |
駅周辺[編集]
駅前を神奈川県道728号谷峨停車場線が横切り、そのさらに奥を神奈川県道76号山北藤野線が通る。また、駅の裏手を国道246号が通っている。
バス路線[編集]
その他[編集]
鉄道唱歌第1集13番 「い出てはくぐるトンネルの、前後は山北、小山駅 今も忘れぬ鉄橋の」と歌われた歌詞は、当駅付近の風景を表したものとされる。
駅前にはその部分の歌碑が設置されている。[11]
隣の駅[編集]
出典[編集]
- ^ a b 「運輸省告示第196号」『官報』1947年7月12日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 原口隆行 『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』 JTB、2002年
- ^ a b c d 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編2』 JTB、1998年
- ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編1』 JTB、1998年
- ^ 山北町のあゆみ(山北町ウェブサイト)による。
- ^ 東海旅客鉄道編集 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
- ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
- ^ a b c d e f g h i j 山北町データブック「御殿場線駅別1日平均乗車人員」
- ^ a b c 平成21年度山北町統計書 7ページ
- ^ a b 平成23年度山北町統計書 7ページ
- ^ 山峡の駅 半世紀(JR東海谷峨駅50周年記念事業実行委員会刊) 2010年10月9日 山北町中央公民館図書室にて閲覧
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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