下曽我駅

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下曽我駅
駅舎(2008年8月1日)
駅舎(2008年8月1日)
しもそが
Shimosoga
CB00 国府津 (3.8km)
(2.7km) 上大井 CB02
所在地 神奈川県小田原市曽我原
駅番号 CB  01 
所属事業者 JR logo (central).svg東海旅客鉄道(JR東海)
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 CB 御殿場線
キロ程 3.8km(国府津起点)
電報略号 モソ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
1,307人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1922年大正11年)5月15日
備考 JR東海:駅員配置駅(夜間無人駅
みどりの窓口
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下曽我駅(しもそがえき)は、神奈川県小田原市曽我原にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)御殿場線である。

概要[編集]

御殿場線の第一種鉄道事業者であるJR東海と、同線の第二種鉄道事業者であるJR貨物が共同で使用する駅である。但し、JR東海が運行する旅客列車の発着はあるが、JR貨物が運営する貨物列車の発着はない。1922年の駅の開設時より日本国有鉄道(国鉄)やその前身組織など一つの事業者により運営されてきたが、1987年国鉄分割民営化に際して駅の旅客営業をJR東海が、貨物営業をJR貨物がそれぞれ継承したため、2社が共有する現在の形態になった。

駅は小田原市の下曽我地区にある。駅開業時は駅名と同名の下曽我村があったが、1954年に小田原市に統合された。また、JR東海管轄の在来線の駅では最もにある駅となっており、JR東海のみが管轄する在来線停車駅では唯一の関東地方の市に属する駅となっている[1]

歴史[編集]

関東大震災による下曽我駅ホームの地下道の被害

駅構造[編集]

駅構内・ホーム[編集]

国府津駅方面から駅構内を望む。写真左側が太平洋セメント専用線(2008年8月5日)

島式ホーム1面2線を持つ地上駅。ホームの北側は上り列車が使用する1番線、南側は下り列車が使用する2番線である。1番線・2番線ともに上下両方の信号機が設置されており、御殿場方面発で当駅で折り返す列車の設定も可能である。[6]

そのため、御殿場線で運用される313系211系には下曽我行の方向幕が用意されているが、2011年3月現在、定期列車ではそのような列車は設定されていない。[7]

ホームは御殿場線内としては長めであるが、屋根が設置されているのは地下通路付近の2両分のみである。基本的に、列車の国府津寄り2両が屋根のある場所に停車する。この屋根のある部分とその上大井寄りに位置する屋根のない部分3両分の合計5両編成分にホーム嵩上げなどのバリアフリー工事が施されている。

ホームの使用状況
番線 路線 方向 行先
1 CB 御殿場線 上り 国府津方面[8]
2 下り 御殿場沼津方面[8]

駅舎・設備[編集]

1番線北側に木造蔵造り風の駅舎が置かれている。これは太平洋戦争中に空襲で被弾したこともあるが、修理・改修されて使用されている[9]。駅舎とホーム間の移動用に、1番線の下を通る地下通路が設けられている。

みどりの窓口が設置されている。自動券売機はあるが、当駅にはTOICAが導入されていないため、改札機などは設置されていない。

当駅はJR東海の駅員配置駅(直営駅)の一つである[10]。かつては駅長が配置され、夜間も常駐していたが[11]、現在は配置されていないため、管理駅である松田駅が当駅を管理している[10]。また早朝・夜間は無人駅となる[10]

貨物取扱[編集]

現在、JR貨物の駅は臨時の車扱貨物のみを取り扱っており、定期貨物列車の発着はない。かつては太平洋セメント(旧・秩父セメント)小田原サービスステーションや住友大阪セメント(旧・住友セメント)下曽我サービスステーション(いずれも現在は閉鎖)のセメント荷役設備へ続く専用線が駅から分岐しており、当駅にセメントが到着していた。末期は太平洋セメント専用線のみ使用され、武州原谷駅発送のセメントが到着していたが、1998年にセメント輸送は廃止された。

また、1960年代までは駅西にある酒匂川へ向かう砂利採取線が分岐していた[12]。3km余りのこの砂利採取線は譲原砂利株式会社が使用し、廃線跡の大部分は道路に転用されている[12]

利用状況[編集]

近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。

年度 一日平均
乗車人員
1998年 1,476 [13]
1999年 1,446 [14]
2000年 1,389 [14]
2001年 1,386 [15]
2002年 1,351 [15]
2003年 1,362 [16]
2004年 1,343 [16]
2005年 1,367 [17]
2006年 1,382 [17]
2007年 1,389 [18]
2008年 1,392 [18]
2009年 1,359 [19]
2010年 1,328 [19]
2011年 1,282 [20]
2012年 1,331 [20]
2013年 1,354 [20]
2014年 1,307 [21]
2015年 1,307 [22]

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

  • 以下の系統は駅前には乗り入れないため、下曽我駅入口(徒歩3分、成田下曽我停車場線沿い)での利用となる。
    • 富士急湘南バス
      • <国05> 【急行】第一生命新大井事業所行(平日朝方のみ)
      • <国05> 【急行】国府津駅行(平日夕方以降のみ)

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道
御殿場線
国府津駅 - 下曽我駅 - 上大井駅

脚注[編集]

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  1. ^ 新幹線も含めれば、JR東海の最東端駅は東海道新幹線東京駅である。
  2. ^ a b c d e f 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編2』 JTB、1998年
  3. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編1』 JTB、1998年
  4. ^ 住友セメント社史編纂委員会編纂 『住友セメント八十年史』 住友セメント、1987年
  5. ^ 神奈川県鉄道輸送力増強促進会議の平成20年度のJR東海への要望内容による。
  6. ^ 国府津駅がJR東日本管轄であるため、JR東海の都合で設定された臨時列車(回送などを含む)が、当駅から御殿場方面へ折り返す。
  7. ^ 2010年2月のチリ地震により津波警報が発表され、相模湾に近い国府津駅付近への入線が一時運転見合わせとなった際に、当駅で定期列車が御殿場方面へ折り返す運転が行われた。
  8. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
  9. ^ 原口隆行 『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』 JTB、2002年
  10. ^ a b c 東海旅客鉄道編集 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  11. ^ 宮脇俊三・原田勝正編集 『国鉄全線各駅停車 第5巻』 小学館、1983年
  12. ^ a b 『トワイライトゾ〜ン・マニュアル6』 ネコ・パブリッシング、1997年、104-109頁
  13. ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度版)222ページ
  14. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度版)224ページ
  15. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成15年度版)222ページ
  16. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成17年度版)224ページ
  17. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成19年度版)226ページ
  18. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成21年度版) 240ページ
  19. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成23年度版)238ページ
  20. ^ a b c 神奈川県県勢要覧(平成25年度版)236ページ
  21. ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度版)236ページ
  22. ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度版)246ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]