種差別

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種差別(しゅさべつ、英語: speciesism)とは、ヒト以外の生物に対する差別である[1]。「性差別」 (sexism) や「人種差別」 (racism) などにならって作られた用語であるが、ヒトのみを特権づけ他の生物をないがしろにする差別(人間中心主義)は不当だとする、ピーター・シンガー動物の権利(アニマルライツ)の唱道者らによって主に使用される[1]

概要[編集]

この言葉は、1973年に心理学者のリチャード・ライダーが作ったもので、1975年にピーター・シンガーが出版した『動物の解放』(ANIMAL LIBERATION)によって広く知られる様になった。『動物の解放』は種差別を告発し種差別批判を根底的に推し進めた上でその根拠を示した書物である[1]。シンガーの主張は、彼が拠って立つ功利主義の立場から、われわれは快苦を感じそれを表現することができる存在に等しく道徳的配慮をするべきである、というもので知能やヒトにとっての有用さという観点からの差別は正当化されるものではないとする。また、シンガーは快苦を感じ表現する能力の度合いに応じて配慮の度合いを変えることを容認している。

種差別とはヒトとそれ以外の動物を種が違う事を根拠に差別することである[1]。しばしば、誤解されがちだが、ヒトが動物に対して線引き(クジライヌは食べるべきではないが、ウシブタニワトリは食べても良いといった様な)をすることではない。種差別に反対する立場から生まれた動物の権利思想は工場畜産、動物実験狩猟サーカス動物園などを廃止し、人類にヴィーガニズムベジタリアニズムを呼びかけている[2]

参考文献[編集]

  • ピーター・シンガー 著、戸田清 訳「現代のスピシーシズム(種差別)」『技術と人間1988年8月号、株式会社技術と人間、94-112頁。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 「現代のスピシーシズム(種差別)」『技術と人間』1988年8月号、94頁。
  2. ^ 「現代のスピシーシズム(種差別)」『技術と人間』1988年8月号、103頁。

関連項目[編集]