男色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ハドリアヌス帝アンティノウス
ローマ帝国五賢帝の一人に数えられるハドリアヌス帝と、その最愛の寵児アンティノウスの男色関係は、当時から半ば公然のものだった。この絵はハドリアヌスがエジプト視察旅行にアンティノウスを伴ったときの光景を描いたもの。エドゥアール=アンリ・アヴリル画「エジプトのハドリアヌスとアンティノウス」、画集『西洋古典好色文学入門』の第七図。

男色(なんしょく、だんしょく)とは、男性同士の性愛(男性同性愛)を指す言葉である。女色(男性の異性愛)の対語に相当する。発音は異なるが、中国伝来の言葉であり、朝鮮半島でも用いられる。日本に入ってきてからは寺院武家社会、歌舞伎の世界などで独自に発展を遂げた(衆道参照)。

概要[編集]

古代ギリシャアテナイなどにおいて、男色(少年愛)は公然と行われており、プラトンの著作(『プロタゴラス』『饗宴』『パイドロス』など)でも、頻繁に描かれている。

かつて欧米列強植民地とされたアジアアフリカその他の諸国や、イスラム原理主義の影響が強い地域においては、イスラームキリスト教的倫理観の影響により、当事者の性別を問わず同性愛に対する否定的な傾向が強い。

しかし、近年ではヨーロッパを中心に同性愛者に対する肯定的な環境の変化が進んでおり、同性結婚が合法化、夫婦に準じる権利を同性カップルにも認めるパートナーシップ制度などが整備されている国・地域もある(詳細は「同性結婚の項目」を参照)。

日本の男色[編集]

関連項目[編集]