田舎のネズミと町のネズミ

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田舎のネズミと町のネズミ

田舎のネズミと町のネズミ」(いなかのネズミとまちのネズミ)は、イソップ寓話の一つ。

あらすじ[編集]

田舎に住んでいる一匹のネズミが、御馳走を振る舞おうと仲の良いのネズミを招待した。二匹は土くれだった畑へ行き、トウモロコシ大根を引っこ抜いて食べていたのだが、町のネズミがこう言った。「君はこんな退屈な生活によく暮らせるな。ねえ、僕のところへ来ない?そうすれば珍しいものが腹一杯食べられるよ。」

田舎のネズミは二つ返事で承知すると連れだって町へと向かった。ある建物に着くと町のネズミは、パンチーズといった見た事も無い御馳走を田舎のネズミに見せた。めくるめく御馳走を前に田舎のネズミはお礼を述べ、食べようとした。その時、何者かが扉を開けてきた。二匹は潜りこめる狭い穴をみつけると一目散に逃げ込んだ。

そして、彼らが食事を再開しようとすると、また別の誰かが入って来た。すると田舎のネズミは、急いで帰り支度を整えてこう言った。「こんなに素晴らしい御馳走を用意してもらってすまないんだけど、こんなに危険が多いのは御免だね。僕には土くれだった畑で食べている方が性に合ってる。あそこならば、安全で怖いこともなく暮らせるからね。」

補足[編集]

  • 町のネズミが住んでいる家は、解釈によって民家だったりホテルの一室だったりする。
  • 食事を邪魔する者は住んでいる人間とさまざまである。

教訓[編集]

  • 幸せは人それぞれで、満足できる形や安心できる場所は異なる。

関連項目[編集]