「太陽の帝国」の版間の差分
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[[1987年]]度の[[アカデミー賞]]で[[アカデミー撮影賞|撮影賞]]、[[アカデミー作曲賞|作曲賞]]、[[アカデミー美術賞|美術賞]]、[[アカデミー衣装デザイン賞|衣装デザイン賞]]にノミネートされたが、スピルバーグの意気込みにもかかわらず、[[アカデミー賞]]各部門は全て逃した。しかし、外国映画にありがちなステレオタイプの日本人描写がほとんどなく、スピルバーグらしい緻密な映像で非常に正確に日本人像が描写されている希有な作品で、[[伊武雅刀]]ら日本人俳優陣の熱演や、戦前の雰囲気が色濃く残っていた再開発前の[[上海]]の情景、[[長崎原爆]]の炸裂シーンなど非常に見応えのある映画となっている。 |
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=== ストーリー === |
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2009年4月20日 (月) 04:33時点における版
『太陽の帝国』(たいようのていこく、Empire of the Sun)は、イギリスの小説家J・G・バラードの体験をつづった半自伝的な長編小説。スティーヴン・スピルバーグによって映画化され、1987年に公開された。日中戦争時の上海で生活していたイギリス人少年の成長を描く。
小説
文学 |
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1984年に発表された。日本語版は高橋和久訳で国書刊行会から1987年に出版された。
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太陽の帝国 | |
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監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
脚本 | トム・ストッパード |
製作 | スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル |
製作総指揮 | ロバート・シャピロ |
出演者 | クリスチャン・ベール |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | アレン・ダヴュー |
配給 | ワーナー映画 |
公開 | 1988年4月 |
上映時間 | 151分 |
映画
1987年度のアカデミー賞で撮影賞、作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞にノミネートされたが、スピルバーグの意気込みにもかかわらず、アカデミー賞各部門は全て逃した。しかし、外国映画にありがちなステレオタイプの日本人描写がほとんどなく、スピルバーグらしい緻密な映像で非常に正確に日本人像が描写されている希有な作品で、伊武雅刀ら日本人俳優陣の熱演や、戦前の雰囲気が色濃く残っていた再開発前の上海の情景、長崎原爆の炸裂シーンなど非常に見応えのある映画となっている。
ストーリー
1941年の上海。外国人居留地のイギリス租界で生まれ育ったイギリス人少年ジェイミー(通称ジム)は、日本の零戦に憧れる少年。だが、太平洋戦争開戦と共に日本軍が上海の租界に侵攻した際に、避難民の大混乱のなか両親とはぐれる。独りぼっちになった少年は中国人少年に追い回されるが、不良アメリカ人のベイシーに救われる。
生き抜くために空き巣・泥棒などの悪事を重ねるが日本軍に捉えられ捕虜収容所、そして蘇州の収容所へ送られる。飢えと病気、戦争の恐怖で死や絶望に囲まれ庇護もなく淡々と成育していくジェイミーだが、しだいに収容所の人々との交流の中に生きる知恵と希望を見出していく。一人の無邪気な少年が戦争のもたらす現実に翻弄されながらも、健気に生き抜こうとする姿をありありと描写する。
スタッフ
- 原作:J・G・バラード
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 脚本:トム・ストッパード
- 製作総指揮:ロバート・シャピロ
- 製作:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル
- 撮影:アレン・ダヴュー
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
キャスト
- ジェイミー:クリスチャン・ベール
- ベイシー:ジョン・マルコヴィッチ
- フランク:ジョー・パントリアーノ
- ローリング医師:ナイジェル・ヘイヴァース
- ビクター夫人:ミランダ・リチャードソン
- ナガタ軍曹:伊武雅刀
- 特攻隊員の少年:片岡孝太郎
- 日本兵(上官):ガッツ石松
- 日本兵(運転手):山田隆夫
タイトルを元にしたボードゲーム
GMT社から2005年に太平洋戦争全体を扱う戦略級シミュレーション・ボードゲームが出版された。現在主流となっているカード・ドリブン・システムによるもの。タイトルだけ借用したようで、ゲーム内容と映画のストーリは全く関係がないどころか、主に太平洋での日米艦隊とそれに続く上陸戦を扱っており、中国戦線は省略されている。
外部リンク