ヤマカツリリー
ヤマカツリリー | ||||||
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第63回桜花賞出走時(2003年4月13日) | ||||||
欧字表記 | Yamakatsu Lily[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 栗毛[1] | |||||
生誕 | 2000年2月15日(24歳)[1] | |||||
父 | ティンバーカントリー[1] | |||||
母 | リンデンリリー[1] | |||||
母の父 | ミルジョージ[1] | |||||
生国 | 日本(北海道厚真町)[1] | |||||
生産者 | 阿部栄乃進[1] | |||||
馬主 | 山田博康[1] | |||||
調教師 | 松元茂樹(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 13戦2勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億5962万円[1] | |||||
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ヤマカツリリー(欧字名:Yamakatsu Lily、2000年2月15日 - )は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2003年のフィリーズレビュー。
経歴
2000年のセレクトセール当歳セッションにて、山田博康に2310万円で落札された。
競走馬時代
2002年7月14日、小倉競馬場4Rの2歳新馬戦でデビューし2着。3週間後、再び小倉の2歳新馬戦に出走し初勝利を挙げた。年末、格上挑戦で阪神ジュベナイルフィリーズに出走。11番人気の低評価ながら、先行策から粘りピースオブワールドには交わされたものの2着に好走した。
年明け3月、桜花賞トライアルのフィリーズレビューに出走。3番手でレースを進め、直線で先頭に抜け出したモンパルナスをゴール前で差し切り重賞初制覇を達成した。桜花賞本番も前目でレースを進めるが、直線での伸びを欠きスティルインラブの4着に敗れた。翌5月の優駿牝馬もスティルインラブの4着に終わった。8月のクイーンステークスは直線で馬群に沈み、初めての掲示板外となる9着惨敗。仕切り直しを図った秋の秋華賞トライアル・ローズステークスは終盤まで逃げ粘り、直線でアドマイヤグルーヴに差されるも2着と健闘した。秋華賞本番も先行で粘ってスティルインラブの3着に好走。しかし11月のエリザベス女王杯は7着に敗れ、レース後長期休養に入った。
約1年後、2004年11月の霜月ステークスで復帰したが、ブービーの12着。年末の阪神牝馬ステークスも11着惨敗に終わり、この年をもって競走馬を引退した。結局、フィリーズレビューの後は1勝も挙げることはできなかった。
繁殖牝馬時代
競走馬引退後、鮫川啓一牧場で繁殖入り。その後、社台コーポレーション白老ファームや中原牧場を経て新冠タガノファームで繋養された。
2009年12月26日、初仔のヤマカツハクリュウが2歳未勝利戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。
2020年11月に繁殖牝馬を引退[2]。現在は功労馬として上富良野町のコバン牧場で繋養されている。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[3]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2002. 7.14 | 小倉 | 2歳新馬 | 芝1200m(良) | 17 | 1 | 2 | 9.4 (3人) | 2着 | 1:09.3(35.6) | 0.3 | 金折知則 | 53 | ヤマニンカルフール | 468 | |
8. 4 | 小倉 | 2歳新馬 | 芝1200m(良) | 14 | 5 | 8 | 1.3 (1人) | 1着 | 1:10.4(36.2) | -0.3 | 金折知則 | 53 | (カルネヴァーレ) | 460 | |
11.10 | 京都 | 2歳500万下 | 芝1400m(良) | 9 | 7 | 7 | 6.1 (3人) | 3着 | 1:22.8(34.5) | 0.4 | 池添謙一 | 53 | エースインザレース | 462 | |
12. 1 | 阪神 | 阪神JF | GI | 芝1600m(良) | 18 | 7 | 13 | 48.8(11人) | 2着 | 1:34.9(35.9) | 0.2 | 安藤勝己 | 54 | ピースオブワールド | 460 |
2003. 3.16 | 阪神 | フィリーズR | GII | 芝1400m(稍) | 16 | 4 | 7 | 3.3 (1人) | 1着 | 1:22.7(36.3) | -0.1 | 安藤勝己 | 54 | (モンパルナス) | 458 |
4.13 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 芝1600m(良) | 17 | 4 | 7 | 5.0 (3人) | 4着 | 1:34.3(35.6) | 0.4 | 安藤勝己 | 55 | スティルインラブ | 458 |
5.25 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(良) | 17 | 6 | 12 | 27.4 (7人) | 4着 | 2:27.9(34.4) | 0.4 | 安藤勝己 | 55 | スティルインラブ | 462 |
8.17 | 札幌 | クイーンS | GIII | 芝1800m(良) | 11 | 4 | 4 | 10.4 (4人) | 9着 | 1:49.1(35.3) | 1.4 | 安藤勝己 | 52 | オースミハルカ | 476 |
9.21 | 阪神 | ローズS | GII | 芝2000m(良) | 12 | 7 | 9 | 12.4 (5人) | 2着 | 2:01.7(36.4) | 0.2 | 安藤勝己 | 54 | アドマイヤグルーヴ | 478 |
10.19 | 京都 | 秋華賞 | GI | 芝2000m(良) | 18 | 7 | 14 | 20.0 (8人) | 3着 | 1:59.2(35.3) | 0.1 | 安藤勝己 | 55 | スティルインラブ | 484 |
11.16 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 15 | 5 | 8 | 22.1 (8人) | 9着 | 2:12.3(36.8) | 0.5 | 安藤勝己 | 54 | アドマイヤグルーヴ | 480 |
2004.11.21 | 東京 | 霜月S | OP | ダ1400m(稍) | 13 | 6 | 8 | 18.8 (5人) | 12着 | 1:27.5(40.3) | 3.9 | 木幡初広 | 55 | タイギャラント | 480 |
12.19 | 阪神 | 阪神牝馬S | GII | 芝1600m(良) | 16 | 2 | 3 | 51.2(10人) | 11着 | 1:34.7(35.3) | 0.7 | 小池隆生 | 55 | ヘヴンリーロマンス | 482 |
繁殖成績
生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 管理調教師 | 戦績 | 出典 | |
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初仔 | 2007年 | ヤマカツハクリュウ | 牡 | 芦毛 | クロフネ | 山田和夫 | 栗東・松元茂樹 →栗東・松田博資 →栗東・福島信晴 |
33戦7勝(抹消) 2着・新潟ジャンプS(J・GIII) |
[4] |
2番仔 | 2008年 | ヤマカツクライム | 牡 | 栗毛 | ロックオブジブラルタル | 栗東・松元茂樹 →金沢・高橋優子 →栗東・武宏平 |
16戦3勝(抹消) | [5] | |
3番仔 | 2011年 | ヤマカツサユリ | 牝 | 鹿毛 | マンハッタンカフェ | 栗東・松元茂樹 →金沢・高橋優子 →栗東・杉山晴紀 |
29戦6勝(抹消、繁殖) | [6] | |
4番仔 | 2012年 | ヤマカツセレーヌ | 牝 | 栗毛 | キングカメハメハ | 栗東・松元茂樹 →金沢・高橋優子 →栗東・杉山晴紀 |
20戦3勝(抹消、繁殖) | [7] | |
5番仔 | 2016年 | ヤマカツライアン | 牡 | 鹿毛 | ベルシャザール | 栗東・杉山晴紀 →金沢・高橋優子 |
12戦4勝(抹消) | [8] | |
6番仔 | 2018年 | ヤマカツゴードン | 牡→騸 | 栗毛 | オルフェーヴル | 山田博康 | 栗東・大根田裕之 →金沢・高橋優子 |
不出走(抹消) | [9] |
7番仔 | 2019年 | ヤマカツブラック | 牡 | 鹿毛 | キタサンブラック | 山田博康 →山田和夫 |
栗東・池添兼雄 →金沢・高橋優子 |
5戦0勝(抹消) | [10] |
血統表
ヤマカツリリーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ウッドマン系 |
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父 *ティンバーカントリー 栗毛 1992 |
父の父 Woodman栗毛 1983 |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
*プレイメイト | Buckpasser | |||
Intriguing | ||||
父の母 Fall Aspen栗毛 1976 |
Pretense | Endeavour | ||
Imitation | ||||
Change Water | Swaps | |||
Portage | ||||
母 リンデンリリー 栗毛 1988 |
*ミルジョージ 鹿毛 1975 |
Mill Reef | Never Bend | |
Milan Mill | ||||
Miss Charisma | Ragusa | |||
*マタテイナ | ||||
母の母 ラドンナリリー栗毛 1979 |
キタノカチドキ | *テスコボーイ | ||
ライトフレーム | ||||
ヤマニガーサント | *ガーサント | |||
イチクニヒメ | ||||
母系(F-No.) | シユリリー(AUS)系(FN:7-d) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Swaps 5・4(父内) | [§ 3] | ||
出典 |
- 半姉リンデンジョオー(父リアルシャダイ)の孫に京成杯勝ち馬のコマノインパルスがいる。
- 母リンデンリリーは1991年エリザベス女王杯・ローズステークス勝ち馬、祖母ラドンナリリーは1981年東京3歳優駿牝馬勝ち馬。
- 5代母クニハタの全妹に1953年天皇賞(秋)勝ち馬のクインナルビーがいる。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ヤマカツリリー”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “ヤマカツリリー (JPN)”. 血統書サービス. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年8月1日閲覧。
- ^ "ヤマカツリリーの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “ヤマカツハクリュウ”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “ヤマカツクライム”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “ヤマカツサユリ”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “ヤマカツセレーヌ”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “ヤマカツライアン”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “ヤマカツゴードン”. JBISサーチ. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “ヤマカツブラック”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ヤマカツリリー”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月1日閲覧。
- ^ a b c “ヤマカツリリーの血統表”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ
- 引退名馬
- 競走馬のふるさと案内所