コンテンツにスキップ

ヤマカツリリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。アパパネカンパニー (会話 | 投稿記録) による 2023年7月23日 (日) 05:13個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (繁殖成績)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ヤマカツリリー
第63回桜花賞出走時(2003年4月13日)
欧字表記 Yamakatsu Lily[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2000年2月15日(24歳)[1]
ティンバーカントリー[1]
リンデンリリー[1]
母の父 ミルジョージ[1]
生国 日本の旗 日本北海道厚真町[1]
生産者 阿部栄乃進[1]
馬主 山田博康[1]
調教師 松元茂樹栗東[1]
競走成績
生涯成績 13戦2勝[1]
獲得賞金 1億5962万円[1]
勝ち鞍
GII フィリーズレビュー 2003年
テンプレートを表示

ヤマカツリリー(欧字名:Yamakatsu Lily2000年2月15日 - )は、日本競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2003年のフィリーズレビュー

馬名の意味は、冠名ユリ

経歴

2000年のセレクトセール当歳セッションにて、山田博康に2310万円で落札された。

競走馬時代

2002年7月14日小倉競馬場4Rの2歳新馬戦でデビューし2着。3週間後、再び小倉の2歳新馬戦に出走し初勝利を挙げた。年末、格上挑戦で阪神ジュベナイルフィリーズに出走。11番人気の低評価ながら、先行策から粘りピースオブワールドには交わされたものの2着に好走した。

年明け3月、桜花賞トライアルのフィリーズレビューに出走。3番手でレースを進め、直線で先頭に抜け出したモンパルナスをゴール前で差し切り重賞初制覇を達成した。桜花賞本番も前目でレースを進めるが、直線での伸びを欠きスティルインラブの4着に敗れた。翌5月の優駿牝馬もスティルインラブの4着に終わった。8月のクイーンステークスは直線で馬群に沈み、初めての掲示板外となる9着惨敗。仕切り直しを図った秋の秋華賞トライアル・ローズステークスは終盤まで逃げ粘り、直線でアドマイヤグルーヴに差されるも2着と健闘した。秋華賞本番も先行で粘ってスティルインラブの3着に好走。しかし11月のエリザベス女王杯は7着に敗れ、レース後長期休養に入った。

約1年後、2004年11月の霜月ステークスで復帰したが、ブービーの12着。年末の阪神牝馬ステークスも11着惨敗に終わり、この年をもって競走馬を引退した。結局、フィリーズレビューの後は1勝も挙げることはできなかった。

繁殖牝馬時代

競走馬引退後、鮫川啓一牧場で繁殖入り。その後、社台コーポレーション白老ファームや中原牧場を経て新冠タガノファームで繋養された。

2009年12月26日、初仔のヤマカツハクリュウが2歳未勝利戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。

2020年11月に繁殖牝馬を引退[2]。現在は功労馬として上富良野町のコバン牧場で繋養されている。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[3]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2002.07.14 小倉 2歳新馬 芝1200m(良) 17 1 2 009.40(3人) 02着 R1:09.3(35.6) -0.3 0金折知則 53 ヤマニンカルフール 468
0000.08.04 小倉 2歳新馬 芝1200m(良) 14 5 8 001.30(1人) 01着 R1:10.4(36.2) -0.3 0金折知則 53 (カルネヴァーレ) 460
0000.11.10 京都 2歳500万下 芝1400m(良) 9 7 7 006.10(3人) 03着 R1:22.8(34.5) -0.4 0池添謙一 53 エースインザレース 462
0000.12.01 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 18 7 13 048.8(11人) 02着 R1:34.9(35.9) -0.2 0安藤勝己 54 ピースオブワールド 460
2003.03.16 阪神 フィリーズR GII 芝1400m(稍) 16 4 7 003.30(1人) 01着 R1:22.7(36.3) -0.1 0安藤勝己 54 (モンパルナス) 458
0000.04.13 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 17 4 7 005.00(3人) 04着 R1:34.3(35.6) -0.4 0安藤勝己 55 スティルインラブ 458
0000.05.25 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 17 6 12 027.40(7人) 04着 R2:27.9(34.4) -0.4 0安藤勝己 55 スティルインラブ 462
0000.08.17 札幌 クイーンS GIII 芝1800m(良) 11 4 4 010.40(4人) 09着 01:49.1(35.3) -1.4 0安藤勝己 52 オースミハルカ 476
0000.09.21 阪神 ローズS GII 芝2000m(良) 12 7 9 012.40(5人) 02着 02:01.7(36.4) -0.2 0安藤勝己 54 アドマイヤグルーヴ 478
0000.10.19 京都 秋華賞 GI 芝2000m(良) 18 7 14 020.00(8人) 03着 R1:59.2(35.3) -0.1 0安藤勝己 55 スティルインラブ 484
0000.11.16 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 15 5 8 022.10(8人) 09着 02:12.3(36.8) -0.5 0安藤勝己 54 アドマイヤグルーヴ 480
2004.11.21 東京 霜月S OP ダ1400m(稍) 13 6 8 018.80(5人) 12着 01:27.5(40.3) -3.9 0木幡初広 55 タイギャラント 480
0000.12.19 阪神 阪神牝馬S GII 芝1600m(良) 16 2 3 051.2(10人) 11着 R1:34.7(35.3) -0.7 0小池隆生 55 ヘヴンリーロマンス 482

繁殖成績

生年 馬名 毛色 馬主 管理調教師 戦績 出典
初仔 2007年 ヤマカツハクリュウ 芦毛 クロフネ 山田和夫 栗東松元茂樹
→栗東・松田博資
→栗東・福島信晴
33戦7勝(抹消)
2着・新潟ジャンプS(J・GIII)
[4]
2番仔 2008年 ヤマカツクライム 栗毛 ロックオブジブラルタル 栗東・松元茂樹
金沢高橋優子
→栗東・武宏平
16戦3勝(抹消) [5]
3番仔 2011年 ヤマカツサユリ 鹿毛 マンハッタンカフェ 栗東・松元茂樹
→金沢・高橋優子
→栗東・杉山晴紀
29戦6勝(抹消、繁殖) [6]
4番仔 2012年 ヤマカツセレーヌ 栗毛 キングカメハメハ 栗東・松元茂樹
→金沢・高橋優子
→栗東・杉山晴紀
20戦3勝(抹消、繁殖) [7]
5番仔 2016年 ヤマカツライアン 鹿毛 ベルシャザール 栗東・杉山晴紀
→金沢・高橋優子
12戦4勝(抹消) [8]
6番仔 2018年 ヤマカツゴードン 牡→騸 栗毛 オルフェーヴル 山田博康 栗東・大根田裕之
→金沢・高橋優子
不出走(抹消) [9]
7番仔 2019年 ヤマカツブラック 鹿毛 キタサンブラック 山田博康
→山田和夫
栗東・池添兼雄
→金沢・高橋優子
5戦0勝(抹消) [10]

血統表

ヤマカツリリー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ウッドマン系

*ティンバーカントリー
栗毛 1992
父の父
Woodman
栗毛 1983
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
*プレイメイト Buckpasser
Intriguing
父の母
Fall Aspen
栗毛 1976
Pretense Endeavour
Imitation
Change Water Swaps
Portage

リンデンリリー
栗毛 1988
*ミルジョージ
鹿毛 1975
Mill Reef Never Bend
Milan Mill
Miss Charisma Ragusa
*マタテイナ
母の母
ラドンナリリー
栗毛 1979
キタノカチドキ *テスコボーイ
ライトフレーム
ヤマニガーサント *ガーサント
イチクニヒメ
母系(F-No.) シユリリー(AUS)系(FN:7-d) [§ 2]
5代内の近親交配 Swaps 5・4(父内) [§ 3]
出典
  1. ^ [11], [12]
  2. ^ [11], [12]
  3. ^ [11], [12]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ヤマカツリリー”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月1日閲覧。
  2. ^ ヤマカツリリー (JPN)”. 血統書サービス. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年8月1日閲覧。
  3. ^ "ヤマカツリリーの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年8月2日閲覧
  4. ^ ヤマカツハクリュウ”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
  5. ^ ヤマカツクライム”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
  6. ^ ヤマカツサユリ”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
  7. ^ ヤマカツセレーヌ”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
  8. ^ ヤマカツライアン”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
  9. ^ ヤマカツゴードン”. JBISサーチ. 2022年8月2日閲覧。
  10. ^ ヤマカツブラック”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。
  11. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ヤマカツリリー”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月1日閲覧。
  12. ^ a b c ヤマカツリリーの血統表”. netkeiba.com. 2022年8月1日閲覧。

外部リンク