オースミハルカ

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オースミハルカ
O-sumiharuka.JPG
2003年8月17日(札幌競馬場パドック クイーンS)
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2000年4月2日
死没 (現役繁殖牝馬)
フサイチコンコルド
ホッコーオウカ
母の父 リンドシェーバー
生国 日本の旗 日本北海道浦河町
生産 鮫川啓一
馬主 山路秀則
調教師 安藤正敏栗東
競走成績
生涯成績 22戦6勝
獲得賞金 3億0,023万2000円
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オースミハルカは、日本競走馬である。快速の逃げ中央競馬重賞を4勝し、主戦騎手川島信二とのコンビで人気を博した。半弟新潟大賞典の優勝馬オースミグラスワンがいる。

戦績[編集]

2002年札幌の新馬戦でデビュー。2年目の若手騎手・川島信二を背に優勝した後、クローバー賞、すずらん賞とオープン特別を連続して3着。秋になって500万下条件戦を勝利して2勝目を挙げると、オリビエ・ペリエを鞍上にGI阪神ジュベナイルフィリーズに出走し、3番人気に支持されたが7着に敗れた。

2003年チューリップ賞から始動。中団よりやや前で競馬を進め、後の牝馬三冠馬・スティルインラブシーイズトウショウらを抑えて勝利する。しかしその後の桜花賞では6着、5戦振りに川島が騎乗した優駿牝馬(オークス)では10着と敗れた。その後クイーンステークスに出走。7番人気と低評価であったが、ファインモーションテイエムオーシャンといったGI馬を向こうに初の逃げ戦法を取り、ファインモーションの追走をクビ差凌いで重賞2勝目を挙げた。秋はそのまま秋華賞に向かったが6着、続いて出走したエリザベス女王杯ではレース中に右前脚を骨折し、長期休養を余儀なくされた。

2004年6月愛知杯で復帰したが最下位の18着と惨敗。しかし続くオープン戦を2着と逃げ粘り復調の兆しを見せると、前年制したクイーンステークスに出走して逃げ切り勝ちを収め、同レース二連覇を果たした。続く府中牝馬ステークスも勝利し2連勝。有力馬の一頭としてエリザベス女王杯に再挑戦した。レースでは二番手から抜け出して粘ったが、ゴール寸前でアドマイヤグルーヴにかわされて2着となった。その後出走した阪神牝馬ステークスでは、1番人気に推されたが9着に敗れる。

5歳になり春秋1走ずつを使って三度出走したエリザベス女王杯では、観衆からどよめきが起こるほど後続を大きく離しての逃げを打ち、10馬身近いリードを保って直線に向いたが、勝利したかと思われた瞬間、今度はスイープトウショウにまたしてもゴール寸前で差し切られ、2年連続の2着となった。年末は有馬記念に出走し15着。翌年も現役を続行し、引退レースとしてヴィクトリアマイルを目標に調整されていたが、前哨戦の京都牝馬ステークスで8着に敗れ、予定を変更してこの競走を最後に競走馬を引退、繁殖入りとなった。

全22戦中17戦で手綱を取り、3つの重賞を手にした川島はオースミハルカを「ハルちゃん」と呼び、「お姫様のようです」と溺愛していた。

馬齢別成績[編集]

  • 2歳-5戦2勝
  • 3歳-6戦2勝(チューリップ賞、クイーンステークス)
  • 4歳-6戦2勝(クイーンステークス、府中牝馬ステークス、エリザベス女王杯2着)
  • 5歳-4戦0勝(エリザベス女王杯2着)
  • 6歳-1戦0勝

引退後[編集]

引退後は生まれ故郷の鮫川啓一牧場に戻り繁殖生活に入った。2007年に父スペシャルウィークの牡駒(オースミアザレア)が誕生し、2009年11月14日に栗東・荒川義之厩舎からデビューしたが中央では未勝利であり、2010年岩手競馬へと移籍した。2008年ディープインパクトとの間に生まれたナリタキングロード(荒川義之厩舎、牡)が2010年11月27日にデビューし新馬戦を勝ち上がり、母として産駒初の中央での勝利となった。2012年兵庫チャンピオンシップオースミイチバン(父アグネスタキオン)が優勝し、産駒初の重賞制覇を果たした。

馬名 誕生年 毛色 厩舎 馬主 戦績
初仔 オースミアザレア 2007年 鹿毛 スペシャルウィーク 栗東・荒川義之
水沢・佐藤晴記
(株)オースミ
→(有)岩崎商事
10戦0勝(引退・繁殖)
2番仔 ナリタキングロード 2008年 鹿毛 ディープインパクト 栗東・荒川義之
福山・高本敏明
(株)オースミ
→岡田義見
20戦3勝(引退)
3番仔 オースミイチバン 2009年 栗毛 アグネスタキオン 栗東・荒川義之
北海道斉藤正弘
(株)オースミ
白井岳
28戦4勝(引退)
4番仔 オースミミズホ 2010年 鹿毛 スペシャルウィーク 栗東・荒川義之 (株)オースミ 13戦1勝(引退・繁殖)
5番仔 オースミフブキ 2011年 鹿毛 マンハッタンカフェ 栗東・荒川義之
園田薮田辰己
西脇・坂本和也
(株)オースミ 34戦2勝(引退)
6番仔 オースミラナキラ 2012年 鹿毛 ハーツクライ 栗東・荒川義之 (株)オースミ 8戦3勝
7番仔 2015年 黒鹿毛 ノヴェリスト    
8番仔 2016年 鹿毛 ノヴェリスト    

血統[編集]

オースミハルカ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ニジンスキー系
[§ 2]

フサイチコンコルド
1993 鹿毛
父の父
Caerleon
1980 鹿毛
Nijinsky II Northern Dancer
Flaming Page
Foresser Round Table
Regal Gleam
父の母
*バレークイーン
Ballet Queen
1988 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Sun Princess *イングリッシュプリンス
Sunny Valley

ホッコーオウカ
1993 鹿毛
*リンドシェーバー
1988 鹿毛
Alydar Raise a Native
Sweet Tooth
*ベーシイド
Bersid
Cool Moon
Polondra
母の母
ランズプロント
1974 鹿毛
*プロント
Prompt
Prince Taj
La Carvelle
トサモアー トサミドリ
第三スターリングモア
母系(F-No.) フロリースカップ系(FN:3-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Nearctic 5・5×5、Northern Dancer 4・4(父系)
出典
  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ [3]

フサイチコンコルド産駒のうち、数少ない牝馬の活躍馬である。曾祖母トサモアーは1955年の阪神3歳ステークスの優勝馬で、繁殖牝馬としても優秀だった。オースミハルカの近親には宝塚記念優勝馬スズカコバンや、天皇賞(春)優勝馬リキエイカンなどの活躍馬がいる[3]

出典[編集]

  1. ^ 血統情報:5代血統表|オースミハルカ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年12月23日閲覧。
  2. ^ オースミハルカの血統表 競走馬データ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2017年5月22日閲覧。
  3. ^ a b 『優駿』2003年10月号、日本中央競馬会、140頁

外部リンク[編集]