松村颯祐

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獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
世界ジュニア
2019 マラケシュ 100kg超級
世界ジュニア団体戦
2019 マラケシュ 90kg超級

松村 颯祐(まつむら そうすけ、1999年7月23日 - )は、島根県出身の、日本柔道選手。階級は100kg超級。身長180cm。体重155kg。血液型はA型。組み手は右組み。得意技は払腰[1][2]

経歴[編集]

柔道は4歳の時に開星柔道クラブで始めた[1]。小学校5年の時には全国小学生学年別柔道大会の45kg超級に出場するが3回戦で敗れた。6年の時には全国少年柔道大会の個人戦で優勝を飾ったが、全国小学生学年別柔道大会の50kg超級では5位だった[1]開星中学時代は全国大会に出場できなかった[1]開星高校に進むと、2年の時にインターハイ100kg超級で5位となった[1]全国高校選手権の個人戦無差別では決勝で桐蔭学園高校2年の関根聖隆を指導2で破って優勝した[3]。また、全日本選手権の中国予選でも高校生ながら社会人を破って優勝した[2]。3年の時には全日本選手権に高校生として7人目となる出場を果たすも、初戦で90kg級の選手であるJRA池田賢生小内巻込の有効で敗れた[2][4]。その後のインターハイには出場しなかった[1]

2018年には東海大学へ進学すると、1年の時には優勝大会で優勝した[5]全日本ジュニアでは3位だった[6]。2年の時にも優勝大会で優勝した[5]アジアジュニアでは2位だったが、全日本ジュニアで優勝した[7]世界ジュニアでは2回戦で前年のチャンピオンであるジョージアのゲラ・ザアリシビリを豪快な裏投げで破るなどして決勝まで進むと、ドイツのエリック・アブラモフを合技で破って全て一本勝ちで優勝した[8][9]。団体戦では準々決勝の韓国戦で世界選手権3位のキム・ミンジョンに反則勝ちすると準決勝のフランス戦でも一本勝ちするが、決勝のロシア戦でバレリー・エンドビツキーに小内刈で敗れるも、チームは優勝を飾った[10][11]ヨーロッパオープン・オーバーヴァルトでは決勝で日大4年の木元拓人に反則負けして2位だった[12]。4年の時には優勝大会で優勝した[13]。続く学生体重別でも優勝した[14]。さらには、体重別団体でも優勝を果たした[15]

2022年からはパーク24の所属となった[1]。4月の全日本選手権では2回戦で長府工産の原沢久喜に内股で敗れた[16]。5月の全日本強化選手選考会では優勝した[17]。2023年6月の実業団体では2位だった[18]

戦績[編集]

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
  2. ^ a b c 「平成29年全日本選手権 出場選手名鑑」近代柔道 ベースボールマガジン社、2017年5月号 52頁
  3. ^ 【全国高校柔道選手権】男子無差別 松村颯祐が小学校以来の全国制覇 弱点克服「波に乗れた」
  4. ^ 高校生・松村は初戦敗退「力負けして、いいところ出せなかった」/柔道 時事通信 2017年4月29日
  5. ^ a b 全日本学生柔道優勝大会
  6. ^ 平成30年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
  7. ^ 松村颯祐、手術乗り越え喜び「日本一になれてうれしい」 柔道全日本ジュニア サンケイスポーツ 2019年9月15日
  8. ^ 女子78キロ級和田が連覇=柔道世界ジュニア 時事通信 2019年10月20日
  9. ^ World Junior Championships 2019
  10. ^ 日本、混合団体で優勝=柔道世界ジュニア 時事通信 2019年10月21日
  11. ^ Word Team Championship Juniors 2019
  12. ^ 木元拓人が松村下し優勝 欧州OP100キロ超級 - 柔道 日刊スポーツ 2020年2月17日
  13. ^ 東海大が5大会連続V/柔道 サンケイスポーツ 2021年11月14日
  14. ^ 松村が男子100キロ超級制す 全日本学生体重別柔道 時事通信 2021年11月26日
  15. ^ 東海大、環太平洋大がV 全日本学生体重別団体/柔道 サンケイスポーツ 2021年12月9日
  16. ^ 令和4年全日本柔道選手権大会
  17. ^ 松村颯祐が100キロ超級制す「考えて試合できた」/柔道 サンケイスポーツ 2022年5月8日
  18. ^ 第73回全日本実業柔道団体対抗大会

外部リンク[編集]

  • 松村颯祐 - JudoInside.com のプロフィール(英語)