東北学院大学硬式野球部

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東北学院大学硬式野球部
加盟団体 仙台六大学野球連盟
創部 1893年
練習グラウンド 仙台市泉区天神沢
監督 星孝典[1]
公式サイト 東北学院大学硬式野球部
リーグ戦成績
リーグ成績 優勝18回
全日本大学野球選手権大会
出場回数 20回
明治神宮野球大会
出場回数 1回
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東北学院大学硬式野球部(とうほくがくいんだいがくこうしきやきゅうぶ、: Tohoku Gakuin University Baseball Club)は、仙台六大学野球連盟に所属する大学野球チーム。東北学院大学の学生によって構成されている。

歴史[編集]

押川春浪

1893年(明治26年)、押川春浪(東北学院創設者・押川方義の長男)により設立[2]

1947年(昭和22年)、全国実業専門学校野球大会で全国制覇を果たした[3][4]

1953年(昭和28年)、第2回大会が開催された全日本大学野球選手権大会の本塁打第1号は、本学の千葉七郎が1回戦の対西南学院大学戦で記録したものであり、まだ仙台六大学野球連盟発足(1969年)以前のことである[5][出典無効]。全日本大学野球選手権大会には仙台六大学野球連盟発足以前の1952年(昭和27年)の第1回大会から1982年(昭和57年)の第31回大会まで通算19回の出場を誇る古豪である。

このように、1969年(昭和44年)の仙台六大学野球リーグ発足当初から1979年(昭和54年)の東北福祉大による春秋リーグ戦連覇までは、東北工業大(優勝4回)や仙台大(同1回)を引き離し、東北学院大がリーグ優勝常連校(同13回)だった。

しかし、福祉大が上記1979年春のリーグ戦初優勝、続いて秋の第10回明治神宮野球大会初出場、1981年春秋リーグ連覇、1982年秋季リーグ優勝と積み重ね、さらに1983年(昭和58年)春秋リーグ連覇と第32回全日本大学野球選手権大会に初出場を遂げた頃からリーグ戦の様相が変わる。この間、東北学院も1982年の第31回全日本大学野球選手権大会1回戦で3年高野光投手らを擁する優勝候補東海大を1-0で下すも、2回戦で優勝した田中富生投手や木戸克彦らの法政大に2-9(7回コールド)で敗退に終わった。

以降、1980年代を通じて全国の強豪校に変貌した福祉大が、毎年のリーグ戦連覇と共に全日本大学野球選手権大会代表校の座を、のみならず(地区代表決定戦に敗退の場合を除いて)明治神宮野球大会代表校の座も独占することとなる[6]

2006年(平成18年)春季リーグで、エース岸孝之の奮闘でおよそ18年ぶりとなる実に1988年(昭和63年)秋以来35季ぶり(平成に入って初)17回目の優勝と第55回全日本大学野球選手権大会出場を果たした[7]

2012年(平成24年)秋季リーグで、18回目の優勝を果たす。

東北学院大学スポーツ特別強化プロジェクト[編集]

スポーツを教育の一貫と捉えた特別強化プロジェクト。特別強化の対象スポーツを「硬式野球」と「女子バスケット」に絞り、人材を集め、全国大会で戦える組織とする。このプロジェクトには、言うまでもなく結果も求められている。

練習場[編集]

東北学院大学 泉キャンパス(仙台市泉区天神沢)

記録[編集]

※以下、2023年現在。

主な出身者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 元巨人・星孝典氏、東北学院大の新監督に就任 元西武・杉山賢人氏がコーチ”. スポーツ報知 (2023年2月2日). 2023年2月5日閲覧。
  2. ^ 学校法人東北学院 『東北学院の歴史』 河北新報出版センター、2017年、33頁
  3. ^ 広瀬謙三 『日本の野球史』 日本野球史刊行会、1964年、48頁
  4. ^ 学校法人東北学院 『東北学院の歴史』 河北新報出版センター、2017年、122頁
  5. ^ [1]
  6. ^ 全国の代表校が集う性格の春の全日本大学野球選手権大会と、招待試合という性格の秋の明治神宮野球大会の仕組みは若干異なる。
    全日本大学選手権の場合、当時、東北地方を管轄する北部地区内の仙台六大学連盟校とそれ以外の大学との兼ね合いで、秋田大学富士大学(旧奥州大学)などと仙台六大学連盟代表校がほぼ隔年出場のような形となっていたが、東北学院大学がほぼ独占していた。上記1983年からは東北福祉大が独占している。
    一方、明治神宮大会の場合、当時、北海道地区の独占状態から北部地区との兼ね合いで隔年出場の形となった。上記1979年に北部地区代表校として東北福祉大が東北地方の大学として初出場を果たしている。
  7. ^ 【楽天】東北学院大で開花した岸孝之…無名右腕、彗星のごとく登場”. スポーツ報知 (2020年4月18日). 2023年1月25日閲覧。

外部リンク[編集]