東京都交通局330形電車

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東京都交通局330形電車
330形31編成(2015年9月13日、足立小台駅)
330形31編成(2015年9月13日、足立小台駅)
基本情報
運用者 東京都交通局
製造所 三菱重工業
製造年 2015年
製造数 1編成5両
運用開始 2015年10月10日
投入先 日暮里・舎人ライナー
主要諸元
編成 5両固定編成
軌間 1,700 mm
電気方式 三相交流 600 V、50Hz
最高運転速度 60 km/h
設計最高速度 60 km/h
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 262人
車両定員 先頭車(Mc1,Mc5) 51 名
中間車(M2,M4) 53 名
中間車(M3) 54 名
自重 先頭車 10.7 t
中間車 10.1 t
編成重量 51.7 t
編成長 45 m
車体長 先頭車 8,550 mm
中間車 8,500 mm
全幅 2,900 mm
車体幅 2,490 mm
全高 3,325 mm
車体高 3,340 mm
車体 アルミニウム合金製
台車 4案内輪車軸ボギー方式台車
主電動機 三相誘導かご形自己通風式
主電動機出力 110 kW
駆動方式 直角駆動式 差動歯車式
制御方式 CI制御(VVVFインバータ制御)
制動装置 電気指令式電磁直通空気ブレーキ
保安装置 ATOATC
備考 ATOによる自動運転
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東京都交通局330形電車(とうきょうとこうつうきょく330がたでんしゃ)は、東京都交通局AGT新交通システム)である日暮里・舎人ライナー用の車両。輸送力増強による列車増発のために、2015年平成27年)10月10日に営業運転を開始した[1][2]

概要[編集]

第1編成である31編成は、2015年に三菱重工業で製造された。車両の外観などは、東京都が出資しているゆりかもめで使用されている7300系に似たデザインとなっている。

車体[編集]

車体はアルミニウム合金製であり、300形と比べ、1編成あたり7.4tという大幅な軽量化を図っている。客室扉は、1両あたり片側2ヶ所の外吊り式両開き戸としており、車内側には予告開閉ランプが取り付けられている。先頭車前面の下部中央には、LED式の前照灯と尾灯を集約配置している。側窓は、熱線吸収UVカットガラスが採用されている。先頭車の先頭側面にはシンボルカラーが配色されており、日暮里方330-1形にはマゼンタを、見沼代親水公園方330-5形にはグリーンを配色し、車体中央側窓下には、沿線都市の緻密さを示す縦のストライプが配置されている。

主要機器[編集]

制御装置は、300形と同じくVVVFインバータ制御装置を採用しており、コンバータ装置とVVVFインバータ装置を1つのユニットにまとめた主変換装置(CI装置)により誘導電動機を制御している。また、5両編成すべてが電動車となっている。また、補助電源装置は、電力に三相交流を使用しているため、三相純ブリッジ位相制御方式による出力5KVAのものを編成に2台搭載しており、その他に、交流100Vを出力する3KVAの補助変圧器(照明用)を編成内に2台、交流200Vを出力する3KVAの補助変圧器(空調用)を1両に1台搭載している。

台車[編集]

台車は平行リング式のダイヤフラム式の空気バネを搭載したボギー台車であり、台車の走行車輪を操向(ステアリング)する操向方式は、300形の2軸4輪ステアリング方式から4案内輪車軸ボギー方式に変更されている。

車内装備[編集]

300形は混雑時に重量超過となる懸念から限界以上の乗車ができないよう立席スペースを意図的に狭くする方針であり、当初はオールクロスシート、その後一部ロングシート化を行い若干の立席スペースの増加を図ったものの前述の理由からこれ以上の定員増はできない状況である。330形は車体を大幅に軽量化し、その軽量化分を定員増に振り向けることでオールロングシート化を実現している。そのため一部クロスシートとなっている300形よりも輸送力が15パーセント以上向上している。客室内では荷棚の新設とつり手の増設が行われ、客室の照明にはLED式照明が採用されており、客室扉上部には、15インチの2画面カラー液晶ディスプレイを千鳥式に1両あたり2ヶ所に設置されている。

ロングシートの腰掛にはバケットタイプを採用しており、一般席はグリーンとし、優先席はマゼンタとしている。車椅子・ベビーカーのためのフリースペースは中間車の330-3形に2ヶ所設置されており、車両の妻面にある貫通路にはLED式のダウンライトが天井に取り付けられている。また、防犯カメラを1両あたり2ヶ所天井に設置している。

編成[編集]

330-1形
(Mc1)
330-2形
(M2)
330-3形
(M3)
330-4形
(M4)
330-5形
(Mc5)

その他[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]