岡崎神社 (広島市)

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岡崎神社
所在地 広島市安佐南区中央1-11-9
主祭神 品陀和気命
帯中津日子命
息長帯日売命
市寸島比売命
多岐都比売命
多紀理比売命
社格村社(伴村、長楽寺村)
本殿の様式 三間社入母屋造
別名 岡崎八幡宮(旧称)
はちまんさん(通称)
例祭 11月2日、3日
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岡崎神社(おかざきじんじゃ、旧称:岡崎八幡宮、通称:はちまんさん)は、広島県広島市安佐南区にある神社

由緒[編集]

祭神[編集]

主祭神[編集]

品陀和気命、帯中津日子命、息長帯日売命、市寸島比売命、多岐都比売命、多紀理比売命

相殿神[編集]

高木神、建御雷之男神、国之常立神、大山津見神、建御名方神。

祭祀[編集]

歳旦祭(元旦祭):1月1日
節分祭:2月3日
祈念祭(春祭):春分の日
夏越祭(麦初穂):6月第3日曜日
例祭:11月2日、3日
七五三祭:11月15日
新嘗祭:11月23日
年越祭(秋初穂):12月第3日曜日
除夜祭:12月31日

三城田神楽団[編集]

摂末社[編集]

当神社には、境内社1社と、飛地境内社22社の合わせて23社の摂末社がある

稲荷神社[編集]

稲荷神社(いなりじんじゃ)は、宇迦之御魂神を祭神とする唯一の境内社。
例祭日は、春分の日

筏地役神社[編集]

筏地役神社(いかだじやくじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央1丁目7-3に鎮座する建御雷之男神を祭神とする飛地境内社。
「役神社建立八十年(大正5年 1916年)、平成八年( 1996年)十月六日還暦記念」という棟札がある。
祭神の建御雷之男神は、地元では、子どもたちの神、農作業の神として信仰されている。
例祭は、10月10日

琴比羅神社[編集]

琴比羅神社(じんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央3丁目に鎮座する大物主神大穴牟遅神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月10日

中山神社[編集]

中山神社(なかやまじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央3丁目に鎮座する大山津見神を祭神とする飛地境内社

金平神社[編集]

金平神社(じんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央4丁目24-1に鎮座する大物主神大穴牟遅神を祭神とする飛地境内社

葛原神社[編集]

葛原神社(つづわらじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央4丁目26に鎮座する天津日子根命を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月彼岸の日

川原田諏訪神社[編集]

川原田諏訪神社(かわはらだすわじんじゃ、通称:おすわさん)は、広島市安佐南区伴中央6丁目1-30に鎮座する建御名方神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月第1日曜日

黄幡神社[編集]

黄幡神社(おうばんじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央6丁目18-7に鎮座する高木神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月第2日曜日

前原胡子神社[編集]

前原胡子神社(まえはらえびすじんじゃ)は、広島市安佐南区伴中央7丁目3に鎮座する胡子神を祭神とする飛地境内社。
1983年昭和58年)9月 広島自動車道建設のため、住所地に遷座した。
例祭は、10月20日に近い日曜日

菅原神社[編集]

菅原神社(すがわらじんじゃ、旧称:尾首天満宮、通称:天神さん/もりさん)は、広島市安佐南区伴東1丁目8-15に鎮座する菅原道真を祭神とする飛地境内社。
安芸武田氏の家臣、伊藤氏が、この地に居住した際、勧請したと伝わる。岡崎神社の末社的な神社と思われるが、1952年昭和27年)に単独で宗教法人登録。
例祭は、9月第2日曜日

稲荷大明神[編集]

菅原神社の境内社。
個人宅に祀られていたが、1914年(大正3年)に合祀された

大元國神社[編集]

大元國神社(おおもとくにじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東2丁目17-32に鎮座する国之常立神菅原道真を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月第1土曜日

天皇社[編集]

天皇社(てんのうしゃ)は、広島市安佐南区伴東3丁目9-3に鎮座する須佐之男命を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月第2日曜日

雲願寺胡子神社[編集]

雲願寺胡子神社(うんがんじえびすじんじゃ、通称:えべっさん)は、広島市安佐南区伴東4丁目7-24に鎮座する胡子神を祭神とする飛地境内社。
由緒、勧請年代すべて不詳だが、江戸中期以降の神社と考えられる。かつては、雲願寺の境内にあった。岡崎神社の摂社の神社名には「胡子神社」とあるが、棟札には「恵比須」となっている。
例祭は、11月23日

三坂神社[編集]

三坂神社(みさかじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東4丁目32-42に鎮座する大穴牟遅神塞ノ神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月15日

新畑天神社[編集]

新畑天神社(しんはたてんじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東4丁目43-3に鎮座する菅原道真を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月23日

下向稲荷神社[編集]

下向稲荷神社(しもむかいいなりじんじゃ、通称:おいなりさん)は、広島市安佐南区伴東7丁目1-17に鎮座する宇迦之御魂神を祭神とする飛地境内社

下向神楽[編集]

  • 下向神楽は、嘉永年間に始められたと伝わっており、現在まで、下向稲荷神社を氏神社とする下向神楽団に継承されている、安芸十二神祇神楽である。
  • 保持演目は、「すすはき」「神降ろし」「大鬼小鬼」「所務分け」(「三方」「なぎなた」「旗舞」「二刀」「八つ花」の5演目で構成)「たい釣り」「太鼓かくし」「岩戸」「弓舞」「蛇切り」「関」である。
  • かつては、舞と舞の合間に、吹火、傘火、綱火と呼ばれる花火が行われていたが、消防法の規制強化などにより、現在では、殆ど行われていない。

松峯河内神社[編集]

松峯河内神社(まつみねこうちじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東7丁目15-13に鎮座する天津日子根命を祭神とする飛地境内社。
例祭は、10月第3日曜日

大原金比良神社[編集]

大原金比良神社(じんじゃ)は、広島市安佐南区伴東8丁目3に鎮座する大物主神少名毘古那神を祭神とする飛地境内社

三城田天神社[編集]

三城田天神社(さんじょうだてんじんじゃ)は、広島市安佐南区伴東8丁目81に鎮座する菅原道真を祭神とする飛地境内社

芦谷神社[編集]

芦谷神社(あしだにじんじゃ)は、広島市安佐南区伴西3丁目に鎮座する大山津見神を祭神とする飛地境内社

八ツ面神社[編集]

八ツ面神社(やつおもてじんじゃ)は、広島市安佐南区伴西6丁目872-2に鎮座する五男三女神を祭神とする飛地境内社

椎原神社[編集]

椎原神社(しいばらじんじゃ)は、広島市安佐南区伴北5丁目2839に鎮座する猿田彦神久那斗神を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月15日に近い日曜日

大下河内神社[編集]

大下河内神社(おおしもこうちじんじゃ)は、広島市安佐南区伴北6丁目に鎮座する天津日子根命を祭神とする飛地境内社。
例祭は、9月第2日曜日

交通[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『広島県史年表(中世2)』p.63


参考文献[編集]

  • 『沼田町史』
  • 広島県神社庁『廣島縣神社誌』
  • 沼田歴史散歩の会『沼田歴史散歩』

外部リンク[編集]