基層言語

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基層言語(きそうげんご、: substratum)または基層語あるいは単に基層とは、

  1. 2つの言語を併用する社会において、威信の低い方の言語。対して、威信の高い方の言語を上層言語、上層語、上層 (superstratum) という。威信に明確な差がない複数の言語が使用されている場合、お互いに傍層 (adstratum) の関係にある、という[1]
  2. このような言語接触状況において、基層語が話されなくなり上層語に置き換えられることがある。置き換えられて消滅した言語を、残った上層語に対する基層という。このような置き換えの結果、上層語に基層語の影響が残ることがある。比較方法では説明できない特徴を、何らかの基層語に由来すると説明することを基層説、基層理論(substratum theory)という[1]

基層言語の例[編集]

上層言語の例[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 田口善久「基層」斎藤純男・田口善久・西村義樹編『明解言語学辞典』三省堂、2015年、43頁。
  2. ^ 寺崎英樹 「2.7. ゴート語の影響」『スペイン語史』 大学書林、2011年5月20日、46頁。ISBN 9784475016254
  3. ^ 寺崎英樹 「3.2. アラビア語の影響」『スペイン語史』 大学書林、2011年5月20日、51頁。ISBN 9784475016254

関連項目[編集]