ガリア語

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ガリア語
話される国 -
地域 ヨーロッパ
民族 ガリア人
消滅時期 6世紀
言語系統
表記体系 古イタリア文字ギリシア文字ラテン文字
言語コード
ISO 639-1 なし
ISO 639-3 各種:
xcg — シスアルパイン・ゴール語
xtg — トランスアルパイン・ゴール語
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ガリア語(ガリアご、Gallic)とは、古代ローマ時代のヨーロッパの地域ガリアで話されたケルト語派の一言語ゴール語 (Gaulish) ともいう。

ガリア人ローマ帝国支配下に入り、征服者の言語であるラテン語が流入するとガリア語に代わってラテン語の変化した俗ラテン語(に後の古フランス語やそれにゲルマン語派が影響を与えたフランス語の元の言語)がひろく使用され(これは現在のガロ・ロマンス語となっている)、ガリア語は6世紀までに死語になっていった。通常ガリア語はケルト語派のなかのPケルト語的な言語だと考えられている。

ガリア語の例[編集]

  • Exucri con-exucri Glion. Aisus scrisumio uelor! Exugri con-exugri lau (ボルドーのマルセラスに記録された呪文

訳:「吐き捨て、吐き捨てるツバ。アイスス(神名)、吐き捨てたい!行け、悪いもの行け」(誰かはのどのなかに止まったものがあったら、この呪文を話すべきだと書かれた。)

  • LICNOS CONTEXTOS IEURU ANUALONNACU CANECO-SEDLON

訳:「リクノス・コンテクストスがアヌアロンナコスに金の玉座を捧げる」

フランス語の基層言語として[編集]

ガリア語はフランス語基層言語として影響を与えている。特に顕著なのは連音現象(リエゾンアンシェヌマン子音弱化)とアクセントの無い音節の欠落である。またuをウでなくユと発音するのもガリア語の影響と考えられる。フランス語におけるガリア語起源の統語上の習慣としては、強調を意味する接頭辞re-の使用(例えば、luire「かすかに光る」とreluire「光る」のように、ラテン語の口語における接頭辞re-は、ゴール語のro-やアイルランド語のro-と同じように使われている。)強調構文、発音を表すための前置詞変化、oui「はい」や、それに似た言葉の意味の拡がりなどが挙げられる。

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]