中国野菜

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中国野菜(ちゅうごくやさい)は、中国原産、または中国で大きく品種改良されて、栽培されている野菜中国料理の材料として、また、外国の消費嗜好に合うものは、新しい食材として、海外でも栽培されている。

日本への輸入[編集]

日中国交正常化後の1971年から食品専門商社の手により日本への輸入が始まった。当時は、大型港のある上海市天津市近郊で収穫した野菜を船積みし、3日目に東京港や神戸港へ到着するスケジュールであったが、通関に手間取り一週間近くかかることもあった。それでもスーパーやデパートの店頭に並ぶと半値ということもあり飛ぶように売れた。輸入された野菜の多くは、日本でもなじみのあるタマネギ、キャベツ、ハクサイ、ダイコンなどであった[1]

主な品種[編集]

タイサイ
漢字で体菜。アブラナ科。チンゲンサイパクチョイに分かれる。
チンゲンサイ
漢字で青梗菜。アブラナ科。タイサイの一品種。小白菜ともいう。
パクチョイ
漢字で白菜。アブラナ科。タイサイの一品種。小白菜ともいう。
タアサイ: Tatsoi
漢字で塌菜。アブラナ科。キサラギナともいう。
セリホン
漢字で雪里蕻。アブラナ科。カラシナの一種で雪菜ともいう。
サイシン
漢字で菜心。アブラナ科。アブラナの一種。
コウサイタイ
漢字で紅菜苔。アブラナ科。アブラナの一種。
ヒユナ
漢字で莧菜。ヒユ科。ハゲイトウの食用品種。
紅心大根
アブラナ科。
紅丸大根
アブラナ科。赤蕪の一種。
キンサイ
漢字で芹菜。セリ科。中国セロリスープセロリともいう。
エンツァイ
漢字で蕹菜。ヒルガオ科。アサガオナのこと。空心菜通菜ともいう。
カイラン
漢字で芥藍。アブラナ科。チャイニーズブロッコリーチャイニーズケールともいう。

中国野菜ではないが中国で多用される野菜[編集]

シャンツァイ
漢字で香菜。セリ科。コエンドロのこと。コリアンダーパクチーともいう。
ツルムラサキ
漢字で蔓紫。ツルムラサキ科。木耳菜潺菜ともいう。
トウミョウ
漢字で豆苗。マメ科のエンドウの若芽。
ニンニクの芽
漢字で蒜苗。ネギ科。
マコモダケ
漢字で茭白。イネ科のマコモの肥大した芽。茭筍ともいう。
ドクダミ
漢字で折耳根。ドクダミ科。薬用以外に、四川料理貴州料理で野菜とされる。

脚注[編集]

  1. ^ 「風紋 中国野菜」『中國新聞』昭和46年10月16日夕刊 1面