ポモナ・カレッジ

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ポモナ・カレッジ
Gates at Pomona College.jpg
大学設置/創立 1887年
学校種別 リベラルアーツ
本部所在地 アメリカ合衆国カリフォルニア州クレアモント市
学部

経済学、政治学、公共政策学 ニューロ・サイエンス、化学、 天文学、物理、生物、歴史、 数学、心理学、社会学、哲学、 コンピューター・サイエンス 国際関係学、環境分析、地学、 人類学、言語、芸術、音楽、 機械工学、宗教学、ダンス

認知科学、メディア学 等
ウェブサイト ポモナ・カレッジ公式サイト
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ポモナ・カレッジ英語: Pomona College)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州クレアモント市に本部を置くアメリカ合衆国リベラルアーツ大学である。1887年に設置された。

キャンパス[編集]

ロサンゼルスダウンタウンの東56kmにあり、キャンパスの北にはサン・ガブリエル山脈が連なる。クレアモント・カレッジズ・コンソーシアムの5つの大学の1つである。残り4つのカレッジ、2つの大学院はそれぞれ徒歩圏内にあり横の交流が文武ともに盛んである。

生徒の98%は4年間、140エーカーのキャンパス内に16ある寮のいずれかに住む。それぞれのカレッジにダイニング・ホール(学食)があり、好きなように行き来が出来る。


概要[編集]

徹底した少数精鋭教育が行われ、4学年合計1700名に対し、常任教授が188人と生徒と教授の人数比は8:1である。1つの授業の平均生徒数はわずか15名。リベラルアーツ・カレッジとして、教授は研究でなく教育に注力する。

ポモナ・カレッジでは理系・文系あわせて48分野の専攻、600もの授業[1]が提供されている。また、どのカレッジに属していてもクレアモント・カレッジズ全体の2700の授業が受講できる。たとえば、ポモナ・カレッジの生徒がハーベイ・マッド・カレッジのサイエンス系のクラスを取るということが可能である。

また海外34か国の他大学で学ぶ環境が整っており、ほぼ半数の学生が、4年間のうち1セメスター~1年間を海外で学ぶ。

2010年~2015年の統計では、ポモナ・カレッジ卒業生のメディカルスクールへの合格率は70~85%であり、全米平均40%と比較して突出している[2]

Bridges Auditorium


潤沢な資金力[編集]

非常に小さい大学ながら $2.1 billion (約2200億円)の基金を有し、学生1人あたり資金力では2017年度で全米6位、リベラルアーツ・カレッジでは全米1位だった[3]。この潤沢な資金力により、スカラーシップ(奨学金)を受ける生徒の受給金額は、1人あたり年間で 平均$51,134 (約540万円)と大学は発表している[4]


Admissions[編集]

ポモナ・カレッジの公式発表によると、Class of 2022年の合格率はわずか6.9%だった。

また合格者713名中、95%が高校において「トップ10%以内」と判断された成績優秀者だった。[5] 合格者のSAT中央値はReading& Writing:735点、Math:760点。ACTの中央値は34。高校の成績を含め、各スコアはいずれもハーバード、スタンフォード、MITと並ぶレベルが要求された。[5]


ランキング[編集]

College Avenue Gateway, Pomona College (South Side).jpg

フォーブス Top 25 リベラルアーツ・カレッジ 2017 【1位】[6]

フォーブス America’s Top リベラルアーツ・カレッジ & 総合大学 2017 【10位】 [7]

フォーブス  America’s Top リベラルアーツ・カレッジ & 総合大学2015 【1位】[8]

U.S.News  2018 ベストカレッジ “Best Value Schools” 【3位】[9]

U.S.News  2018 アメリカ・リベラルアーツ・カレッジ 【6位】[9]

Times Higher Education 2019 ベスト リベラルアーツ・カレッジ 【3位】[10]


主な出身者[編集]

アメリカのリベラルアーツ・カレッジの中でも特に学生数が少ないポモナカレッジは、卒業生は毎年わずか450名前後である。

以下は米国内外で著名な卒業生とその功績。


Persons Hall

財界/産業界/慈善活動[編集]

  • ラズロ・ボック :グーグル人事担当上級副社長/Humu社(AIによる人事改革)CEO(2014年よりPomona Collegeの理事も務める)
  • ジョーイ・クリュグ :仮装通貨 Auger(オーガー)共同創始者(中退)
  • リン・フォスター・ド・ロスチャイルド :E.L.ロスチャイルド(投資会社)会長
  • バーネル・H・デヴォスJr. :プライスウォーターハウス・クーパース 共同会長(前インドネシア大統領候補 プラボウォ・スビアントの実弟)
  • リチャード・フェアバンク :キャピタル・ワン・フィナンシャルグループ(米大手銀行持ち株会社)創業者/現会長
  • チャールズ・スクリップス :米大手ケーブル会社スクリップス・ネットワーク 会長
  • ブライアン・ホワイト :米ブラックロック(世界最大資産運用機関)チーフ投資オフィサー
  • アダム・バウエン :JUUL社(電子タバコ)創業者兼CEO
  • キャシー・コリソン :カリフォルニア・ナパバレー「コリソン・ヴィンヤード」創業者。世界的に高名なワイン醸造家
  • クララ・ブリード :第2次世界大戦下、強制収容所の日系二世の少年少女に本を送り続けたサンディエゴ市立図書館司書
  • フランク・ウェルズ :ウォルト・ディズニー・カンパニー 社長
  • リビー・ゲイツ・アーミントラウト :慈善活動家。マイクロソフト創業者ビル・ゲイツの妹


判事/政治家/外交官[編集]

1903年のキャンパス(Pearsons Hall)と当時の米国大統領セオドア・ルーズベルト
  • チャード・G・タラント :合衆国連邦控訴裁判所 判事
  • ジェイムス・マーシャル・カーター :合衆国連邦控訴裁判所 判事
  • ステファン・レインハード :合衆国連邦控訴裁判所 判事
  • クルーズ・レイノゾ :カリフォルニア州最高裁判所 判事
  • キンベリー・J・ミューラー :カリフォルニア東部地区裁判所 初の女性判事
  • ジョージ・H・ウー :カリフォルニア州中部連邦地方裁判所 判事
  • ハリム・ダニディナ :カリフォルニア州第2地区控訴裁判所判事(カリフォルニア州最初のイスラム教徒判事)
  • ブライアン・シャーツ :アメリカ合衆国上院議員(民主党)
  • エスター・ブリマー :合衆国連邦国際機関担当国務次官(オバマ大統領時)
  • ウィリアム・B・ベイダー :合衆国連邦国務省教育文化担当次官補
  • エレン・バード :ペンシルバニア州下院議員
  • マーク・ウィランド :カリフォルニア州上院議員
  • シルスビー・スパルイディング :ビバリーヒルズ市長
  • ヒュー・S・ギブソン :第一次大戦時初のポーランド大使。ユダヤ人の人権問題に尽力
  • ジュリアン・ナヴァ :メキシコ系アメリカ人としての最初の駐メキシコ大使
  • マーリー・エヴァーズ :全米黒人地位向上協会(NAACP)議長、公民権活動家
  • ジョン・ペイトン :公民権弁護士・NAACP弁護基金の会長
  • ハシム・ジョヨハディクスムモ  :インドネシアの政治家。スカルノ元大統領の義甥
  • ベルナルド・チャン :香港行政長官の最高諮問機関である香港行政会議の議長/アジア・フィナンシャルグループ 社長


科学者[編集]


教育関係[編集]


Walker Beach

ジャーナリズム/作家/歴史家[編集]

  • ビル・ケラー :NYタイムズ編集主幹 ピュリッツァー賞
  • メアリー・シュミック :米紙シカゴ・トリビューン記者。ピュリッツァー賞
  • ダグ・マコーネル :著名TVジャーナリスト
  • ヴァ―リン・クリンケンボーグ :ノンフィクション作家
  • ザファ・ソブハン :バングラディシュのジャーナリスト。「ダッカ・トリビューン」記者
  • アシュリ・ヴァンス :NYタイムズ記者、ノンフィクション作家(「イーロン・マスク」)
  • ヴィクラム・チャンドラ :インド人作家
  • ギャレット・ホンゴウ :日系アメリカ人作家。ピュリッツァー賞ノミネート
  • ヴェド・メータ :パキスタン人作家
  • ルイ・メナンド :哲学者、米史研究者。ピュリッツアー賞
  • ウィリアム・アーウィン・トンプソン :哲学者
  • ポール・ファッセル :ノンフィクション作家。アメリカで最も権威のある文学賞「National Book Award」など複数受賞


映画/舞台/脚本[編集]


Summer Hall and Memorial Garden

音楽/芸術[編集]


Merritt Field

アスリート[編集]

  • マイク・ビューデンホルツァー :NBA サンアントニオ・スパーズミルウォーキー・バックスアトランタ・ホークスのヘッドコーチを歴任。ポモナ・カレッジ男子バスケット部のコーチも務めた
  • ペニー・リー・ディーン :長距離水泳世界記録保持者(1978年イギリス海峡)
  • ダーリーン・ハード :テニスプレイヤー(1969年までにテニス世界4大会で優勝・準優勝)
  • マーヴィン・ラメノフスキー :水泳選手(東京オリンピック400m自由形で銀メダル)


脚注[編集]

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