ペンタトニックス

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ペンタトニックス
Pentatonix
Pentatonix concert Paris.jpg
(左から)アヴィ、カースティ、スコット、ミッチ、ケヴィン
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テキサス州アーリントン
ジャンル ア・カペラ
活動期間 2011年 -
レーベル アメリカ合衆国の旗 RCAレコード
公式サイト ptxofficial.com
メンバー スコット・ホーイング
カースティ・マルドナード
ミッチ・グラッシ
アヴィ・カプラン
ケヴィン・オルソラ

ペンタトニックスPentatonix)は2011年に結成されたアメリカ合衆国テキサス州出身のア・カペラ五人組。グループ名は「五音音階(Pentatonic scale)」に由来。

デジタルエフェクト系サウンドをア・カペラでの大胆なアレンジ、ヒューマンビートボックスによる表現は再現性の高さ・着眼点の良さから口コミで人気が広がった[1]

概要[編集]

高校時代にスコット、ミッチ、カースティの三人でボーカルトリオを結成。レディー・ガガの「テレフォン」をカバーしたア・カペラ・ビデオがYouTubeで30万回再生されるなどネット上で人気を得る。その後、新たに友人を通じて出会ったアヴィと本人のYouTube動画によりコンタクトを取ったケヴィンの二人が加わりペンタトニックスを結成。

2011年、NBCのア・カペラ・オーディション番組「The Sing Off」シーズン3(en)に出演する。メンバーが初めて正式に顔を合わせたのは出演オーディションのわずか24時間前であったのにもかかわらず、その唯一無二のスタイルと高い楽曲アレンジ能力が評価され見事優勝。 その後、本格的に活動するためロサンゼルスに拠点を移し、公式YouTubeにカバー楽曲を上げはじめ、その耳を疑うクオリティで話題となる。

2013年末にリリースされたア・カペラ・カバー「Daft Punk」(ダフト・パンクの「ワン・モア・タイム」、「デジタル・ラヴ」、「ゲット・ラッキー」などを含んだメドレー)はYouTubeで2億回再生を記録[2]。 Pentatonix Wins Grammys 【img via @PTXofficial】

2014年8月、サマーソニック出演のため初来日。ラゾーナ川崎でも公演。

2014年11月26日に日本でリリースされたクリスマスアルバムでは日本のアーティスト山下達郎の「クリスマスイヴ」のカバーが収録されている。

2014年12月、クリスマスアルバムのリリースに合わせ再び来日。めざましテレビなどたくさんのメディアに出演する。

2015年「Best Arrangement, Instrumental Or A Cappella」部門にて「Daft Punk」でグラミー賞を受賞。

2015年6月、On My Way Home Tour のため来日。日本で初の単独公演を行う。東京3公演、名古屋福岡大阪と各都市を回った。

2015年11月、デビューアルバム「PENTATONIX」のリリースに合わせ来日。ラゾーナ川崎でアルバム発売記念イベントとして2度目の公演。雨の中にも関わらず8000人が集結した。スッキリ!!めざましテレビプレミアMelodix!Love music、また様々なラジオにも出演した。

2016年、前年のDaft Punkメドレーに続いて「Best Arrangement, Instrumental or A Cappella」部門にて「くるみ割り人形」でグラミー賞を受賞

2016年4月、音楽フェス「POPSPRING」出演のため来日。東京、大阪の二つの都市でトリとして出演した。この時東京公演にて世界で初めてメーガン・トレイナーの「No」のカバーを披露した。その後名古屋で単独公演。

2016年8月、2度目のサマーソニック出演のため来日。東京と大阪にて出演。世界で初めてトゥエンティ・ワン・パイロッツの「Ride」とPerfumeメドレーを披露した。また、お台場にてめざましライブに出演する予定だったが台風の影響により中止となった。

メンバー[編集]

  • スコット・ホーイングScott Richard Hoying1991年9月17日) / リード・ヴォーカル
テキサス州アーリントン出身。グループのリーダー的存在。金髪が特徴で身長が191cmでメンバーの中で最も高い。メンバーのミッチ、カースティとは幼馴染。
・作曲家。ドイツイギリスの血が入っている。[3]
リフというテクニックが得意でビヨンセの熱狂的ファン。
・グループを結成するまで南カリフォルニア大学で音楽を勉強していた。[4]
・同メンバーのミッチとスーパーフルーツ(SuperFruit)というコンビ名でYouTubeチャンネルを持っており毎週火曜日に動画を配信している。
・4年生の時にカドルズという名前の変身ビーバーを主人公に漫画を描いたことがある。[5]
・部屋に閉じこもり16時間連続で「どうぶつの森」をやったことがある。[5]
・フュージョン・チェスという新しいチェスを編み出し周囲に流行らせたがチェスクラブの年長の女子にどやされ追い出された経験がある。[5]
2009年に17歳でHigh School Musical 4のオーディションを受けるなど、表情豊かな一面を持つ。
・ミッチ・グラッシと共にゲイであることを公言している[6]
  • カースティン・マルドナードKirstin Taylor Maldonado1992年5月16日) / リード・ヴォーカル
テキサス州アーリントン出身。グループの紅一点。
メキシコスペインイタリアフランスの血が入っている。[3]
・グループを結成するまでオクラホマ大学でミュージカル演劇を学んでいた。[4]
・他のメンバーの身長が非常に高いこともあり、いつも高いヒールをはいている。本人曰く「ヒールを履いて生まれてきた」らしい。
・ドラマチックでイライラさせられるような女の子同士のドラマが少ないと思うので唯一の女性メンバーという点は気に入っている。[4]
・左足首に鍵、右手の指に恋人の名前の頭文字であるJML、右手首に月、右腕にphilippians 4:3の文字、右腕の内側に青い目のハスキー犬、右の耳後ろに音符のタトゥーが入っている。
・名前を間違われる事が多く、The Sing-Offの番組内でも審査員にクリスティー(Christie)と呼ばれてしまった。カースティ(Kirstie)は本名カースティン(Kirstin)の短縮形、アメリカの公式サイトではカースティン(Kirstin)なのだが日本公式サイトではカースティ、日本公式Twitterではカースティンと紹介されたり日本での表記は定まっていない様子。
・日本での公演ではウィッグを多用する。
・現在、ジェレミー・マイケル・ルイス(Jeremy Michael Lewis)と交際中。日本時間2016年5月30日に婚約。ジェレミーからティファニーの指輪が送られた。
  • ミッチ・グラッシMitchell Coby Michael Grassi1992年7月24日) / リード・ヴォーカル
テキサス州アーリントン出身。グループ最年少。The Sing-Off出場時はまだ高校生だった。
・イタリア、アイルランドスコットランドウェールズの血が入っている。[3]
・声が高いため中学の時にいじめられた経験を持つ。
・メンバー内で最も歌が上手いと評判。[3]
デッドマウスエイフェックス・ツインのロゴマーク、魔女の宅急便より黒猫ジジ、セミ、クリスタル、スポンジボブ、同作品のキャラクター9種、「Girls are from venus」という文字とともにハエトリグサのような観葉植物千と千尋の神隠しトトロよりススワタリ骸骨安全ピンコウモリ、ヨーロッパツアーの際の道順、「collarbone(鎖骨)」の文字、「BAD GIRL」の文字、「!!」の文字、目、「⁇?」と書かれた旗のようなマークの計25個のタトゥーが入っている。(2016年9月現在)
チョコレートが好きだがチョコレート味のアイスクリームは嫌い。[5]
・子供の頃サッカーをしていたが本人曰く下手だった為ずっとキーパーだった。[5]
・学生の頃バインダーに日本のアーティストを挟んでいた。[4]
ベイビーメタルきゃりーぱみゅぱみゅGacktが好き。[4]
・おそらくメンバーで一番日本の文化に詳しい。
  • アヴィ・カプランAvriel Benjamin Kaplan1989年4月17日) / ヴォーカル・ベース
カルフォルニア州バイセイリア出身。長い髪とヒゲが特徴。
ユダヤ系ロシア人の血を引く。[3]
グループを結成するまで大学でオペラを専攻していた。[4]
・大学の時ルームメイトから教わった同時にトーンの異なる二つの音を出す、ホーミー(オーバートーン)が得意で曲中でもよく使用している。[4]
ナルトドラゴンボールなどジャンプ系のアニメを空き時間によく見ており、かなりのアニメ好き。
・実姉であるエスター・カプランもツアーマネージャーとしてメンバーを支えている。
ケンタッキー州オーエンズボロ出身。グループ最年長。
グレナダナイジェリアのハーフ。[3]
絶対音感を持っており[3]ヒューマンビートボックスによる美しいハーモニーが持ち味。パフォーマンス前に彼でチューニングすることもしばしば。
・グループを結成するまでイエール大学に通っており、東アジア研究と医進過程を終えようとしていた。中国に住んで医学をやろうとしていたところだったので医学部に行く準備をしていた。[4]
イエール大学在学中は東アジア研究をしており、中国への留学経験から中国語も堪能。チェリストでもある。
・日本のアメリカ大使館でチェロの演奏をしたことがある。
・チェロの名前は「ビヨンセ」。
・チェロを演奏しながらビートボックスを奏でるチェロボキシング(Cello-boxing)の動画をYouTubeにアップし注目を集め、その動画が新しいメンバーを探していたスコットたちの目に留まりペンタトニックスに加入することとなった。
・チェロとビートボックスを同時にやろうと思ったきっかけは、中国留学時、よくビートボックスを披露しチェロの話もしていた当時の中国語の先生から「チェロと一緒にビートボックスをやろうとしたことはある?」と言われたこと。クラシック音楽に何かを付け加えると批判されやすいと考えていたケヴィンはあまり乗り気ではなかったが面白いアイディアだと思いやり始めた。[4]
・最初にマスターしようとしたのはスネアの音。同時進行で息を吸いながらビートボックスをして疲れない方法を学んだ。[4]

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
US
[7]
AUS
[8]
AUT
[9]
CAN
[10]
FRA
[11]
GER
[12]
JPN
[13]
NLD
[14]
NZ
[15]
SWI
[16]
2014 PTX, Vols. 1 & 2 63 6
PTX
  • 発売日: 2014年9月19日
  • レーベル: RCA
  • フォーマット: CD, digital download
20 94 34 27
That's Christmas to Me
  • 発売日: 2014年10月21日
  • レーベル: RCA
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 190万枚[18]
2 21 11 4 96 18 52 23 68
2015 Pentatonix
  • 発売日: 2015年10月16日[21]
  • レーベル: RCA
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 50万枚[22]
1 5 14 7 83 38 13 14 8 24
  • US: ゴールド[23]
2016 A Pentatonix Christmas
  • 発売日: 2016年10月21日[24]
  • レーベル: RCA
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 63.9万枚[25]
1 16 5 1 147 20 13 18 17
  • AUT: ゴールド[26]
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

EP[編集]

タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
US
[7]
AUS
[27]
AUT
[9]
BEL
[28]
CAN
[29]
FRA
[11]
NZ
[15]
2012 PTX, Volume 1
  • 発売日: 2012年6月26日
  • レーベル: Madison Gate
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 20万枚[30]
14
PTXmas
  • 発売日: 2012年11月13日
  • レーベル: Madison Gate
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 44万枚[30]
7 78 36 35
2013 PTX, Vol. ll
  • 発売日: 2013年11月5日
  • レーベル: Madison Gate
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 19.9万枚[30]
10 113 154 35
2014 PTX, Vol. lll
  • 発売日: 2014年9月23日
  • レーベル: RCA
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 20.1万枚[30]
5 19 8 19
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

脚注[編集]

  1. ^ “驚異のアカペラ・グループ「ペンタトニックス」、女子中高生ユニット「Little Glee Monster」と競演決定! 8/18イベント開催”. tv roove. http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/2/nid/18264.html 2014年8月2日閲覧。 
  2. ^ “話題のアカペラ・グループ“ペンタトニックス”がLittle Glee Monsterと競演”. CDJournal. http://www.cdjournal.com/main/news/pentatonix/60699 2014年8月2日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g [字幕]ペンタトニックス - トリビアのいずみ”. 2016年9月4日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j 【Pentatonix特集】特別インタビュー(個人編):日本のイメージ、好きな日本のアーティスト、知っている日本語など”. 2016年9月4日閲覧。
  5. ^ a b c d e [字幕]SUPERFRUIT - 2つの真実と1つの嘘”. 2016年9月4日閲覧。
  6. ^ Mitch Grassi of Pentatonix on being gay in the cool a cappella band
  7. ^ a b Pentatonix – Chart History: The Hot 100”. Billboard. Prometheus Global Media. 2014年9月26日閲覧。
  8. ^ Discography Pentatonix”. australian-charts.com. Hung Medien. 2015年10月27日閲覧。
  9. ^ a b Discographie Pentatonix” (German). austriancharts.at. Hung Medien. 2014年12月17日閲覧。
  10. ^ Pentatonix - Chart history - Billboard Canadian Albums”. Billboard. 2014年11月27日閲覧。
  11. ^ a b Pentatonix discography”. 'lescharts.com'. Hung Medien. 2014年10月19日閲覧。
  12. ^ Offizielle Deutsche Charts”. Officialcharts.de. 2015年5月28日閲覧。
  13. ^ Pentatonixのアルバム売上ランキング | ORICON STYLE”. Oricon.co.jp. 2015年5月28日閲覧。
  14. ^ Steffen Hung. “Discografie Pentatonix”. Dutchcharts.nl. 2015年5月28日閲覧。
  15. ^ a b Pentatonix discography”. 'Charts.org.nz'. Hung Medien. 2013年12月10日閲覧。
  16. ^ Steffen Hung. “Pentatonix”. Hitparade.ch. 2015年5月28日閲覧。
  17. ^ ミュージック - Pentatonix「PTX, Vols. 1 & 2 (Japan Edition)」”. iTunes Japan (2014年7月30日). 2014年8月3日閲覧。
  18. ^ Caulfied, Keith (2016年12月14日). “Billboard 200 Chart Moves: 'A Pentatonix Christmas' Hits Half-Million in U.S. Sales”. Billboard. 2016年12月15日閲覧。
  19. ^ "American album certifications – Pentatonix". Recording Industry Association of America. February 11, 2016閲覧.  If necessary, click Advanced, then click Format, then select Album, then click SEARCH
  20. ^ "Canadian album certifications – Pentatonix". Music Canada. December 12, 2015閲覧. 
  21. ^ Papadatos, Markos (2015年8月28日). “Pentatonix to release debut studio album on RCA Records”. Digital Journal. 2015年8月29日閲覧。
  22. ^
  23. ^ "American album certifications – Pentatonix". Recording Industry Association of America. November 17, 2016閲覧.  If necessary, click Advanced, then click Format, then select Album, then click SEARCH
  24. ^ http://wegotthiscovered.com/music/pentatonix-announce-christmas-album-cover-dolly-parton/
  25. ^ Grein, Paul (2016年12月21日). “Top Selling Albums of 2016”. Yahoo! Music. 2016年12月26日閲覧。
  26. ^ http://www.ifpi.at/?section=goldplatin
  27. ^ Discography Pentatonix”. australian-charts.com. Hung Medien. 2012年9月27日閲覧。
  28. ^ Discografie Pentatonix” (French). Ultratop. Hung Medien. 2014年9月26日閲覧。
  29. ^ Pentatonix - Chart history - Billboard Canadian Albums”. Billboard. 2014年10月19日閲覧。
  30. ^ a b c d Hits Daily Double Staff (2015年10月23日). “Pentatonix: Can't Sleep Rollout”. Hits Daily Double. 2015年11月1日閲覧。

外部リンク[編集]