ビッグ (映画)
| ビッグ | |
|---|---|
| Big | |
| 監督 | ペニー・マーシャル |
| 脚本 |
ゲイリー・ロス アン・スピルバーグ |
| 製作 |
ジェームズ・L・ブルックス ロバート・グリーンハット |
| 出演者 |
トム・ハンクス エリザベス・パーキンス |
| 音楽 | ハワード・ショア |
| 撮影 | バリー・ソネンフェルド |
| 編集 | バリー・マルキン |
| 配給 | 20世紀フォックス |
| 公開 |
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| 上映時間 | 104分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 英語 |
| 興行収入 | $151,668,774[1] |
『ビッグ』(原題:Big)は、1988年製作のアメリカ映画。
ペニー・マーシャル監督によるコメディ映画。主演のトム・ハンクスは、この作品でゴールデングローブ賞 主演男優賞を受賞。
ストーリー
[編集]13歳の少年ジョッシュは、親友のビリーといつもつるんで遊んでいた。年に一度地元の街にやってくる移動遊園地で、ジョッシュは意中の女の子にカッコつけたくジェットコースターに乗ろうとするが、身長が低くて乗れず落胆した。その夜の遊園地で願いを叶えるという不思議でレトロなコインゲーム機「ゾルダー」を見つけ、大きくなりたいと願う。奇妙なことに「ゾルダー」は電源も入っていないのに稼働していた。
翌朝目が覚めるとジョッシュは望み通りに大人の姿になっていた。すっかり変わったジョッシュは親に不審者と勘違いされて追い出されてしまう。なんとか親友のビリーにジョッシュであることを認識させて、すでにどこかに移転してしまった移動遊園地=「ゾルダー」を探すため二人でニューヨークに向かう。移動遊園地はなかなか見つからずジョッシュは帰る場所もないので、安いホテルに泊まり経歴を偽りおもちゃ会社に就職し大人として生活することになった。ある日ニューヨークの老舗おもちゃ屋「FAOシュワルツ」の巨大鍵盤ピアノで連盤して、偶然出会った就職先のマクミラン社長に「大人が失っている子供の感性」を持っていると気に入られ、商品開発のアドバイサーに起用された。商品会議で会社の重役であるスーザンと出会い、スーザンは不思議なジョッシュに惹かれ、ジョッシュは戸惑いながらも大人の恋人関係になっていく。ジョッシュの「子供の感性」が受けて、とんとん拍子におもちゃ会社で出世していき大人として生活が安定するが、逆にビリーとは疎遠になってしまう。月日が過ぎ、消えてしまった息子に悲しむ両親・年相応に学生生活するビリーやクラスメイトたちを見て心を揺さぶられる。ついに元凶である移動遊園地=「ゾルダー」が見つかるが、ジョッシュは「このまま大人としてスーザンと過ごす」か「こどもに戻る」かの選択を迫られる。
苦渋のうえ「こどもに戻る」ことを選び「ゾルダー」を稼働させたジョッシュを、全て理解したスーザンはジョッシュの実家に送る。スーザンの車から玄関に向かう一瞬にジョッシュは13歳の少年の姿に戻った。ジョッシュは歓喜する家族に迎えられ、相も変わらず親友のビリーとともに学校生活を過ごすのであった。
登場人物
[編集]- ジョッシュ・バスキン
- ひょんなことから一夜にして少年から成人男性となる。おもちゃ会社に入社しデータ科の平社員として働き始めるが、1週間後に製品開発担当副社長に大抜擢される。見た目は20代半ばぐらいだが、中身は12歳ぐらいの状態。行動や思考、味覚なども子供なため状況によって周りから変な目で見られたり逆に周りに新鮮な発想をもたらす存在となる。
- 少年ジョッシュ
- アメリカで言う7年生(日本で言う中学1年生)ぐらいのどこにでもいる少年。趣味はパソコンを操作すること。ある日移動遊園地にあった不思議な機械に「(背が)大きくなりたい」と願い事を言ったところ、一夜にして大人の男に成長してしまい生活が一変する。
- スーザン
- おもちゃ会社の女性社員。仕事をバリバリこなし、市場調査などから子供が欲しがるおもちゃを考えようとする。プライベートではポールの恋人。作中ではよくタバコを吸っている。今まで男性社員とは数多く関係を持ってきたが、これまでとは全然タイプの違うジョッシュに興味を持ち始める。
- マクミラン社長
- おもちゃ会社の経営者。自社のおもちゃが今以上に売れるにはどうしたらいいか日々考えている。子供のような個性的な感覚を持つジョッシュを気に入り、彼のアイディアを新商品開発に取り入れる。
- ポール
- 社長の腰ぎんちゃく。部下には厳しく社長にはゴマをする性格。1週間で大出世したジョッシュを妬み、一方的に敵視して彼の新商品のアイディアなどに否定的な発言をする。
- ビリー
- ジョッシュの親友。悪ガキでませた性格の少年。ジョッシュの隣の家に住んでおり、帰宅後もお互いの部屋にあるトランシーバーで話している。ジョッシュが「見た目は大人だが中身は子供」ということを唯一知っている人物。
- スコッティ
- マクミランの会社の勤続5年目の男性社員。入社当初データ科の社員として配属されたジョッシュと席が隣同士になる。
- ジョッシュの母
- 夫と2人の子供を持つ主婦。ある朝ジョッシュが部屋からいなくなり、代わりに見知らぬ男(大人になったジョッシュ)と鉢合わせしたことから、息子が目の前の男に誘拐されたと思い悲嘆に暮れる。
キャスト
[編集]| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
|---|---|---|---|---|
| 機内上映版[2] | ソフト版 | テレビ東京版 | ||
| ジョッシュ・バスキン | トム・ハンクス | 大塚芳忠 | 堀内賢雄 | 井上和彦 |
| スーザン | エリザベス・パーキンス | 高島雅羅 | 土井美加 | 幸田直子 |
| マクミラン社長 | ロバート・ロッジア | 小林勝彦 | 小林修 | 阪脩 |
| ポール | ジョン・ハード | 納谷六朗 | 江原正士 | |
| ビリー | ジャレッド・ラシュトン | 坂本千夏 | 松岡洋子 | 坂本千夏 |
| 少年ジョッシュ | デヴィッド・モスコー | 伊倉一恵 | 羽村京子 | 冬馬由美 |
| シンシア | キンバリー・M・デイヴィス | 岡本麻弥 | 伊藤美紀 | 津野田なるみ |
| スコッティ・ブレナン | ジョン・ロヴィッツ | 秋元羊介 | 村山明 | 伊藤和晃 |
| ジョッシュの母 | マーセデス・ルール | 火野カチコ | 吉田理保子 | 泉晶子 |
| ジョシュの父 | ジョシュ・クラーク | 小島敏彦 | 塚田正昭 | 伊藤和晃 |
| 人事部長 | ハーヴェイ・ミラー | 峰恵研 | 藤本譲 | 吉水慶 |
| パターソン | デブラ・ジョー・ラップ | 片岡富枝 | 滝沢ロコ | |
| 課長 | ジェームズ・エックハウス | 田原アルノ | 西村知道 | 鹿島信哉 |
| 体育教師 | アラン・ワッサーマン | 西村知道 | 稲葉実 | 西川幾雄 |
| 浮浪者 | ポール・ハーマン | 城山知馨夫 | 石井敏郎 | 江原正士 |
| 引越し業者 | ゴードン・プレス | 伊井篤史 | 小関一 | 出演シーンカット |
| 秘書 | ダナ・カミンスキー | さとうあい | 岡のりこ | 冬馬由美 |
| フロント | ロケッツ・レッドグレア | 小室正幸 | 荒川太郎 | 幹本雄之 |
| 重役(1) | バート・ゴールドスタイン | 星野充昭 | 大山高男 | 伊井篤史 |
| 重役(2) | ケヴィン・ミーニー | 稲葉実 | 大塚明夫 | 幹本雄之 |
| 重役(3) | ピーター・マクロビー | 沢木郁也 | 喜多川拓郎 | 鹿島信哉 |
| 遊園地の係員 | ゲイリー・ハワード・クラー | 秋元羊介 | 稲葉実 | 伊井篤史 |
| カレン | スーザン・ワイルダー | 伊倉一恵 | 岡のりこ | 冬馬由美 |
| フィル | ジョン・ロスマン | 西村知道 | 稲葉実 | 成田剣 |
| デレク | マーク・バルー | 飛田展男 | 子安武人 | |
| フレディ | オリバー・ブロック | 鈴木祐子 | 篠原あけみ | |
| 日本語版スタッフ | ||||
| 演出 | 伊達康将 | 小山悟 | 松川陸 | |
| 翻訳 | 島伸三 | 入江敦子 | ||
| 制作 | 東北新社 | ムービーテレビジョン | ||
ノベライズ
[編集]- 『ビッグ』B・B・ヒラー、ニール・W・ヒラー著、安達昭雄訳、角川文庫、1988年7月
ミュージカル
[編集]1996年にブロードウェイで、この映画を元にしたミュージカルが上演された。主演はダニエル・ジェンキンス。
日本では1998年からフジテレビ主催で『big 〜夢はかなう〜』というタイトルで上演された。1998年と1999年は唐沢寿明主演、ヒロインは1998年が酒井法子、1999年は真矢みき。2000年は赤坂晃主演。ヒロインは宮崎優子。
リメイク
[編集]2012年に韓国でコン・ユの主演により、『ビッグ 〜愛は奇跡〜』のタイトルでテレビドラマ化された。
余談
[編集]ポケモン(『ルビー・サファイア』および『オメガルビー・アルファサファイア』)の主人公のテレビを調べると本作の「大人と子供が2人並んで大きなピアノの上でおどってる」という本作のシーンと思われる場面がある。
出典
[編集]- ↑ “Big”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年2月1日閲覧。
- ↑ “ビッグ[吹]機内上映版”. 【スターチャンネル】映画・海外ドラマの放送・配信サービス. 2024年8月19日閲覧。