バンダ海プレート

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バンダ海プレート(Mer de Banda(仏語)の部分)

バンダ海プレートBanda Sea Plate英語))は、東南アジアバンダ海付近に存在するプレートである。スラウェシ島の一部、セラム島全域、バンダ諸島が含まれる。東の方角から時計回りに、西部ニューギニア島バーズヘッドプレートオーストラリアプレートティモールプレートスンダプレートモルッカ海衝突帯モルッカ海プレート)と接している。

西側は収束型境界で、主に西スラウェシ島の山脈の形成に寄与したと考えられる。また、東側のセラム島および南側のティモールプレートとの境界上に沈み込み帯が存在している。

小規模な地溝もスラウェシの中央に存在し、地震活動も活発で、多くの火山や巨大地震も発生している。最も規模が大きかったものは、1938年のバンダ海地震で、マグニチュードは8.5であった。