ドクタークラレ

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へるどくたークラレ
現況 講演・イベント出演、講師、書籍執筆、ケミカルクッキング、雑誌連載、漫画原作、メルマガ、ニコニコ生放送
国籍 日本の旗 日本
別名 逆夜れらく、くられ、薬理凶室、中川 基 など
団体 爆笑秘密結社「薬理凶室
著名な実績 アリエナイ理科ノ教科書』(三才ブックス) シリーズ
影響を受けたもの 畑 正憲
活動拠点 東京都
肩書き 不良科学者、サイエンスライター、トリック設定作家、理科講師等
敵対者 ホメオパシーなどニセ科学論者全般、著書を有害図書指定する自治体
公式サイト KURARERAKU くられらく

ドクタークラレは、KuRaReへるどくたークラレくられ逆夜れらくれらく中川 基(なかがわ はじめ)など複数のペンネームで活動しているフリーライターである。Macintosh用のアングラテキスト「離乳食」「お道具箱」などを配布していた。ペンネームの「クラレ」は南米で矢毒として使用されるクラーレに由来する[1]ニコニコ生放送にて生放送を配信する活動も行っている。ちなみに肩書きに関して「ドクタークラレとは実は一度も名乗ったことはないんだけどなー(笑)」[2]と発言していたが、2013年7月30日のニコニコ動画公式生放送「ニコラジ」で名乗っている。

爆笑秘密結社薬理凶室」のリーダーとしても活動しており、仲間との共同名義である「薬理凶室」の名前で『図解アリエナイ理科ノ教科書』(略称:ア理科)シリーズを執筆している。また、『もえたん』の製作スタッフの1人でもある。

彼の関係した書籍は過激な表現の多いアングラ物が多く、有害図書指定と廃刊オチが続くことで有名である。

なお、「へるどくたークラレ」名義の際にはキツネお面を被り、白衣を着て巨大なメスを持つという、いかにもマッドサイエンティストという姿のイラストが描かれることが多く、映像に登場する時はキツネのお面に血糊まみれの白衣という格好の時もある。 また、白衣以外に黒衣(黒く染めた白衣)で登場したりもする。本体と揶揄される狐面は、イラストに描かれたのと同デザインのお面型のものはプロトタイプ(バージョン0)で、その後、ベネチアンマスクのアイマスク型でバージョン1が登場。2013年1月にバージョン2が完成し披露された。

略歴[編集]

データハウスより『コンピュータ悪のマニュアル』(1998年刊)を上梓する。同社の季刊誌『危ない28号』(1998~1999年刊)の発刊に関わり、同誌の第1~4巻の編集長を務める。その後、編集長を(名目上の)クビになり、第5巻以降(と言っても最終巻だが)の編集長は同業者のMADが引き継ぐ。『危ない28号』廃刊後しばらくの間行方不明となる。その後、三才ブックス雑誌B-GEEKS』中の1コーナー「懲りない28号」の執筆者として復活する。『B-GEEKS』廃刊後に『図解アリエナイ理科ノ教科書』(2004年刊)を上梓する。

また『図解アリエナイ理科ノ教科書』シリーズ三作を通して生物編・化学編を中心に執筆している。ペットショップの如く自宅の一部を温室に改造しており、昆虫類(『図解アリエナイ理科ノ教科書IIIC』から判るだけでもアフリカ産のカマキリ、ヒシムネカレハカマキリダイオウサソリ、シロモンオオサシガメ)が飼育され、植物の組織培養も行っている模様[3]。また、部屋には熱帯魚の水槽もある。

本人曰く大変な下戸なためワインのケミカルドーピング法を考案しても自分で試す事が出来なかったり、実験中の事故で首から胸にかけて大火傷を負ったり、そもそも実験のし過ぎで年中金欠であるなど[4]科学と共にあるその日常もかなり壮絶なものであるらしい。下戸である他にタバコも大嫌いであり「地球上から根絶すべき」と語る。また、食べ物の好みとしてライチが大嫌いであり、本人曰く「食べると死ぬ」との事。

ネットにおけるアングラ一大ブームと同時に名を馳せ、『危ない28号』でも積極的にコンピュータ系の記事を取り上げており、そのためハッカークラッカーとして扱われることも多いが、実際には危ない化学好きの面が大きい(本人曰く「生物化学系のトンチキネタを担当するボンクラ科学者」とのこと[5])。ボヤッキーマシリト博士岸和田博士を師匠と崇めている。[6] 

BLAZBLUE』の大ファンで、特に愛用しているキャラはアラクネ。 また、好みのタイプについては「猫顔系前髪パッツンサキュバス系」。[7] 宝石好きでもあり、本人曰く「原石でもルースも地味に好き。但しジュエリーには興味がない」と語っている(本人のツイッターより)

三才ブックスの雑誌『ラジオライフ』2008年6月号より連載記事「薬理凶室のアリエナイ理科の実験室」を薬理凶室メンバーと分担執筆していた。 同連載は終了したが、現在も薬理凶室メンバーによる記事は『ラジオライフ』に連載されている。

2013年2月よりまぐまぐ!ニコニコチャンネルブロマガから無料のメルマガを配信開始。内容の過激さは 書籍>>メルマガ>ニュースサイト>ニコ生 の順とのこと。

主な編著書[編集]

活動初期[編集]

  • 『コンピュータ悪のマニュアル』(データハウス) ISBN 4-88718-478-6 /1998.2.(H&Cクラブ:KuRaRe名義)
  • 危ない28号』全5巻(データハウス) ISBN 4-88718-501-4 /1998.7.~1999.11.(第1~4巻ではKuRaRe名義で編集長を務める)

ア理科(系)シリーズ[編集]

その他[編集]

  • 『水生昆虫完全飼育・繁殖マニュアル』(データハウス)ISBN 978-4-88718-565-4 /2000.6.(全編集)※日本図書協会推薦図書に指定
  • 『もえたん』(三才ブックス) ISBN 4-915540-70-7 /2004.1(例文製作、単語選出等)
  • 『デッドリーダイエット』(三才ブックス) ISBN 4-86199-010-6 / 2005.9.
  • 『「ニセモノ食品」作り最前線』(別冊宝島1519 食品のカラクリ11) ISBN 978-4-7966-6176-8 /2008.9.
  • 『ニセモノ食品の正体 ―「食品表示ラベル」に隠されたトリック』(別冊宝島1917 ノンフィクション) ISBN 978-4-8002-0287-1 /2012.11.(中川 基 名義)
  • 『ニセモノ食品の正体と見分け方』(宝島SUGOI文庫) ISBN 978-4-8002-2242-8 /2014.1.9(中川 基 名義)
  • 『薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 よく効く! 得する! 市販薬早わかりガイド』(ディスカヴァー・トゥエンティワン) ISBN 978-4799315286 /2014.7.17(中川 基 名義)
  • 『本当にコワい? 食べものの正体』(すばる舎) ISBN 978-4799103371 /2014.10.15(中川 基 名義)
  • 『MacJack』(毎日コミュニケーション, 1折りほどを数回編集)

DVDムック[編集]

同人誌[編集]

連載[編集]

雑誌[編集]

  • ゲームラボ』 アリエナイ理科サイトB(2014年10月号~)
  • ラジオライフ』 新しいアリエナイ理科ノ教科書(2013年1月号~)
  • 『月刊「化学」』 意外と知らない?!身近なケミストリー(2015年2月号~, 隔月連載)

WEB[編集]

メルマガ[編集]

総称「アリエナイメルマガ」。発行に関しては双方ほぼ同じ内容であるが、メインはまぐまぐで、ブロマガは(内容によっては修正されたものが)後発で発行される。

終了したもの[編集]

  • 「薬理凶室のアリエナイ理科の実験室」(『ラジオライフ』2008年6月号〜2010年12月号)
  • 「センセイ必見!!簡単DIYでアッと驚く 魅せて教える科学実験」(『月刊「化学」』2013年1月号~12月号)(くられ 名義)
  • 「迷怪ノ薬学教室」(『ラジオライフ』2011年1月号〜2013年12月号)
  • 「キョけん~虚構研究機構~」(『ゲームラボ』~2014年9月号)

協力[編集]

寄稿・掲載[編集]

漫画原作[編集]

  • 「DE;TRICK!ーデトリックー」『コミックチャージ』Vol.03 角川書店(2007/5/01) 漫画:坂本あきら(読み切り)
  • 「夜子の保健室」『新版 アリエナイ理科』内掲載 漫画:京作(読み切り)
  • 「カラスの鳴かぬ日はあれど」(れらく 名義) 『ネムキ』(2012年7月号:2012/6/13~(隔月連載)) 朝日新聞社, 漫画:夢路キリコ(2012年11月号~休載中)

出演[編集]

講師[編集]

  • 株式会社エニーワークス サイエンス部門プロデューサー(中川 基 名義)
  • 和光大学 科学系特別授業/2007年11月15日(薬理凶室 名義)、2013年11月28日、2014年12月13日
  • 東京コミュニケーションアート専門学校 科学トリック、雑学、SF他 講師/2007年~
  • 東京コミュニケーションアート専門学校 サテライト授業(衛星授業)講師/2009年~
  • 早稲田大学本庄高等学院 学園祭 科学の実演授業 ゲスト/2009年、2010年
  • 早稲田大学本庄高等学院 スーパーサイエンスハイスクール(文部科学省指定理科教育促進制度)指導員/2011年〜
  • 「化学のわかるセラピストになろう! 手作りコスメのサイエンス」講習会(開催場所:大阪/2013年1月14日)(中川 基 名義)
  • 和光大学 公開講座[環境学A] 「身の回りの毒から公害毒まで、毒とはそもそもなんなのか?」/2014年6月19日

講演[編集]

  • SSHフェスティバル2012 サイエンス特別講演「まっどさいえんすのススメ」(奈良SSHコンソーシアム主催/2012年3月17日)
  • 河合塾大阪校 「理科に善悪はない!」 講演 (2012年5月26日)
  • 「ドクタークラレの科学講座」 (主催:日本薬学生連盟(APS-Japan)/会場:武蔵野大学/2012年6月16日)
  • 第17回東京科学シンポジウム ニセ科学問題分科会(主催:日本科学者会議東京支部/会場:中央大学(多摩キャンパス)/2013年12月1日)

イベント[編集]

  • 三省堂(開催場所:神保町)『アリエナイ理科』発売記念イベント/2008年
  • 東京コミュニケーションアート専門学校(開催場所:東京)/2008年5月22日(逆夜れらく 名義)
  • 東京コミュニケーションアート専門学校(開催場所:東京)学園祭/2008年6月14日(逆夜れらく 名義)
  • 三月ウサギ(開催場所:秋葉原)『アリエナイ理科ノ教科書IIIC』発売記念トークショー/2009年8月22日
  • 三省堂 (開催場所:千葉)アリエナイ理科展示/2009年
  • サイエンスアゴラ(開催場所:東京)/2009年~
  • ラジオライフ ペディションイベント(ケミカルクッキングの実演)/2008年~(数回)
  • 3331 Arts Chiyoda 開館記念展 第1弾出展「エクストリームDIY」出展/2010年
  • 「アリエナイ夜の実験室」(会場:Naked Loft, 2011年11月4日)
  • 「アリエナイ夜の実験室 2限目」(会場:LOFT/PLUS ONE, 2012年3月21日)
  • 「アリエナイ夜の実験室 第三講 狂乱夏の夏期講習」(会場:Asagaya/Loft A, 2012年8月8日)
  • 「アリエナーズ キッチン」(MAX20名限定ワークショップ, 会場:新宿・秘密基地ヘブン, 2012年11月16日)
  • 「アリエナイ夜の実験室 第四講 狂瀾の冬期講習」(会場:Asagaya/Loft A, 2012年12月17日)
  • 「新宿毒蛇博 vol.7」ゲスト出演(会場:Naked Loft, 2013年1月30日)
  • 「新宿毒蛇博 vol.8」ゲスト出演(会場:Naked Loft, 2013年5月29日)
  • 「第61回 白雉祭」ありえない理科の教室―サイエンス実験ショー&講演(会場:武蔵大学, 2013年11月2日)
  • 「アリエナイ理科ノ教科書 冬の復活祭」(会場:Asagaya/Loft A, 2013年12月20日)
  • 「アリエナイ理科 in関西 夏の実験室」(会場:Loft PlusOne West, 2014年7月20日)
  • ゲームラボ「ゲーラボミーティング 2014 sumer(仮)」ゲスト出演(会場:CAFE BAR SIXTEEN, 2014年8月30日)
  • マッドサイエンティストになろう!「アリエナイ理科 ドロップデッド冬期講習」(会場:Asagaya/Loft A, 2014年12月5日)
  • Candy & 月花 presents『飴と月 vol.7』(会場:新宿ウルガ, 2015年5月13日)

DVD・動画[編集]

  • ケミカルクッキング(2007年7月、株式会社メディアックス「ネットの超怖い話DVD」に収録。小明が助手を務めた)
  • ケミカルクッキング2(2007年12月、株式会社メディアックス「ネットの超怖い話DVD 冬の怨霊編」に収録。小明が助手を務めた)
  • GeekNews「ドクタークラレの良い子の実験」(2008年)Webは現在閉鎖

ニコニコ生放送[編集]

  • ラジオライフ生放送!【第4回】マッドな生実験するよ!/2009年12月2日
  • 3331 Arts Chiyoda「エクストリームDIYワークショップ」第1部:サイエンス・キッチン/2010年4月4日(中川 基 名義)
  • ニコニコ公式生放送「サイエンス・キッチン ~アリエナイ理科ノ料理~」/2011年8月20日
  • ニコニコ公式生放送「ニコラジ」ゲスト/2013年7月30日
  • ニコニコ公式生放送「【怖いニコニコ神社?!】「怪談ニコニコ供養の館 /最終日」【お化け発生装置ゼロベクトルも登場】」ゲスト/2013年8月18日
  • ニコニコ公式生放送「最恐の生怪談イベント「怪談供​養の城 in ニコファーレ」​ホラー生放送」ゲスト/2013年8月22日
  • ニコニコ公式&チャンネル生放送「【閲覧注意】ニコ生ナックルズ「怖すぎる実験」生中継」ゲスト/2013年8月22日

(ここでは本人が生主として配信しているものは除く)

インタビュー[編集]

インターネットラジオ[編集]

  • sora×niwaFM「Julie Watai HARDWARE GIRLS RADIO」にゲスト出演/2013年6月3日
  • ふらふら」ゲスト出演/2014年5月下旬

テレビ[編集]

  • TBS「ネプ理科」に解説者として出演 「透明オレンジジュース他 添加物の科学」/2007年5月1日
  • 東海テレビ「くりびつ!」にくりびつ先生として出演 「お化けを科学する 科学でお化けを再現」/2011年8月14日(逆夜れらく 名義)
  • NHK「クローズア●プ現代」映像内で犯罪者役で出演[8]/出演年未詳
  • YTV「ワケあり!レッドゾーン」/2013年11月22日深夜(読売テレビ),11月28日深夜(日本テレビ)
  • YTV「かんさい情報ネットten.」食品偽装ニュースの解説でVTR出演/2013年12月23日
  • YTV「ワケあり!レッドゾーン」ワケあり!バスツアー ~ワケありスポット巡り~/2014年8月30日&9月5日深夜(読売テレビ),9月4日&11日深夜(日本テレビ)

企画・監修[編集]

  • 日本科学未来館「お化け屋敷で科学する!― 恐怖の研究」 協賛:フジテレビ/企画協力、監修・アドバイス (2009年)
  • 日本科学未来館「お化け屋敷で科学する!2 ~恐怖の実験~」 協賛:フジテレビ/企画協力、監修・アドバイス (2010年)
  • 洋食料理店 「FUJIYA 1935」/サイエンスアドバイス
  • 文藝春秋、連載中作品/トリック企画、監修・アドバイス
  • 浅井ラボ著 ライトノベル「されど罪人は竜と踊る」/科学監修・アドバイス
  • 夢路キリコ著 漫画「シュヴァリエ」/資料提供、構造監修・アドバイス
  • 濱元隆輔著 漫画「アルティメットガール」/資料提供、アドバイス
  • 原宿・ニコニコ本社/カフェメニュー開発(ブルーカレー、期間限定で他も。2011年)
  • Dr.STONE 科学監修

他多数

脚注[編集]

  1. ^ 他にあったペンネーム候補
  2. ^ 本人のTwitterより
  3. ^ 『図解アリエナイ理科ノ教科書IIIC』の64-74ページを参照
  4. ^ 『図解アリエナイ理科ノ教科書IIIC』の90-91ページ、134-135ページ及び裏表紙を参照
  5. ^ 『ラジオライフ』2008年8月号35ページより
  6. ^ 本人のtwitterより
  7. ^ 本人のWebサイトより。2012年11月現在
  8. ^ 本人のTwitterより

外部リンク[編集]