チームラボ

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チームラボ株式会社
teamLab Inc.
teamLabロゴ
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
113-0033
東京都文京区本郷1-11-6 東接本郷ビル5F
設立 2000年12月
業種 サービス業
法人番号 3010001079889
事業内容 インターネットメディア事業、ソフトウェア開発事業
代表者 代表取締役 猪子寿之
資本金 1000万円
従業員数 400人
主要子会社 チームラボエンジニアリング株式会社
チームラボキッズ株式会社
チームラボセールス株式会社
チームラボアーキテクツ株式会社
チームラボ上海
チームラボ台湾
チームラボシンガポール
外部リンク http://www.team-lab.com/ http://www.teamlab.art/
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チームラボ株式会社teamLab Inc.)は、東京都文京区に本社を持つ、デジタルコンテンツ制作会社である。

ウルトラテクノロジスト集団を自称し、プログラマ、エンジニア、数学者、建築家、絵師、ウェブデザイナーグラフィックデザイナー、CGアニメーター、編集者など、デジタル社会の様々な分野の専門家から構成されている。芸術的な表現を主体としたコンテンツ制作を得意としている。

概要[編集]

2001年に東京大学と東京工業大学の大学院生ら5名によって設立され、創業期は、WEB開発と共にレコメンデーションエンジンなど独自技術の製品開発、デジタルアートの制作を手がけていた。

2002年8月、チームラボ株式会社に組織変更。

様々な分野のスペシャリストを集め、サイエンステクノロジー、クリエイティビティ、アートを融合させた領域でものづくりを行っている。創作活動の基本に「集団的創造」を掲げている[1]「多くの産業、もしくは企業は、生み出す製品やサービス、そして存在自体が、“人がアート的だと感じるようなもの”でないと生き残れない社会になっていく」と公言し、様々な依頼に対するソリューションとして、WEBサイト、デバイス、実店舗用プロダクト、スマートフォンアプリ、空間設計、建築、TV-CM、舞台演出など、多岐にわたる仕事をこなしている[2]

ソリューション[編集]

クライアントの課題や要望を様々な角度から調査・分析。システム設計・UI/UX設計・デザイン・企業ブランディング・インフラ構築を始めとした、最新のテクノロジーによる、最適なソリューションをご提案し、プロモーション戦略、映像制作、運用保守などを行っている。また、機械学習、画像処理、信号処理、パターン認識、自然言語処理などの先端研究を用いて、歩く人間のセンシングや、物体認識、需要の予測やテキストデータの分析や、検索エンジン、レコメンドエンジン、イメージサーチ、ビッグデータ分析ツール等の開発も行っている。

2013年7月6日、日本テレビ音楽番組THE MUSIC DAY 音楽のちから」内で行われた、テレビ史上初となる、生放送中に全国の視聴者が同時に音ゲーをプレイし、ライブ演奏に参加できる「 Feat. You」のシステムを開発した[7]。終了後、音ゲーの参加人数は132万8000人だったと番組内で発表された。

デジタルサイネージを使ったものづくりにも力を入れており、中でもデジタルサイネージと連動した「チームラボハンガー」は、実際に導入している店舗や開発者のインタビューと共に度々取り上げられた[3][4]

デジタルアート[編集]

創業当時からアートをつくっており[5]、デジタル技術を駆使した「デジタルアート」の先がけとしても知られるが[6]、創業時はアートの領域ではなかなか認められなかった。[7]2010年頃、アーティストの村上隆から「世界で戦った方がいいよ[8]」と言われたのがきっかけで、2011年春、村上隆が所有していた台湾・台北のカイカイキキギャラリーでチームラボとして初の個展[9]を開催。2012年には欧州最大のバーチャルリアリティ博覧会「Laval Virtual 2012」にて、アート作品「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」が「建築・芸術・文化賞」を受賞し[10]、台湾の国立美術館にて、外国人の企業では初となる[11]個展を開催。2013年に国際美術展「シンガポール・ビエンナーレ」にビエンナーレのメインのアーティスト[12]として参加。Pace Galleryが2016年2月に米シリコンバレーにてオープンした、[13]Pace Art + Technologyのオープニングエキシビジョンとして個展「teamLab: Living Digital Space and Future Parks」を開催。

歴史[編集]

  • 2000年 - 東京大学東京工業大学の大学院生・学部生が集まり、チームラボ有限会社を設立
  • 2002年 - チームラボ株式会社に組織変更
  • 2006年5月 - フジテレビラボLLC合同会社を設立
  • 2007年 - au design projectにて制作したコンセプトモデル携帯「actface」が文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品に選出
  • 2008年 - パリルーヴル宮の、フランス国立装飾美術館で開催された「感性kansei Japan Design Exhibition」展に、日仏交流150周年事業の一環として制作した映像作品「花と屍」を出展
  • 2010年 - 「コレカモ.net」が、第2回「日経ネットマーケティング イノベーション・アワード」で大賞を受賞[14]
  • 2011年 - 「百年海図巻」と「チームラボハンガー」が文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品に選出
  • 2012年 - 欧州最大のバーチャルリアリティ博覧会「Laval Virtual 2012」にて、「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」が「建築・芸術・文化賞」賞を受賞
  • 2012年 - 東京スカイツリーの開業に合わせて「東京スカイツリーの壁画」を制作し[15]、1階の団体用エントランスに展示
  • 2012年 - 台湾国立美術館にて、外国人では初となる個展「We are the Future」を開催
  • 2012年 - 「メディアブロックチェア」が、経済産業省の「Innovative Technologies」に採択される[16]
  • 2012年 - 「ウルトラピュアソフトウォーター テレビCM」が、「2012 Asia Digital Art Award FUKUOKA」エンターテインメント(産業応用)部門の優秀賞を受賞[17]
  • 2013年 - デジタルサイネージアワード2013にて、「FaceTouch」がシルバー賞、「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」がブロンズ賞を受賞
  • 2013年 - 国際美術展「シンガポール・ビエンナーレ」にビエンナーレのメインのアーティストとして参加。「秩序がなくともピースは成り立つ」展示
  • 2014年 - 「秩序がなくともピースは成り立つ」が「アルス・エレクトロニカ賞(Prix Ars Electronica)、インタラクティブアート部門Honorary Mention入選[18]
  • 2015年 - 日本科学未来館で開催された 「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」が約47万人集客[19]し、「2015年美術展入場者数 BEST20」の3位[20]designboom「TOP 10 art exhibitions of 2015[21]」に選ばれた。
  • 2015年 - ミラノ国際博覧会の日本館で展示制作を担当した「HARMONY, Japan Pavilion, Expo Milano 2015」が「EXHIBITOR Magazine's Expo 2015 Awards」の「BEST PRESENTATION賞」受賞[22]、Classeditori社(イタリア)によるExpo Pavilion Heritage Awardsを受賞[23]。また、ミラノ万博(2015年ミラノ国際博覧会)の日本館は、「The BIE Day (Bureau International des Expositions)」においてThe best display prizeの金賞を受賞[24]

主な実績[編集]

WEB[編集]

  • iza! - ニュース配信サービスにユーザー参加型の双方向サービスを組み込んだ新感覚のニュースサイト。
  • コレカモ.net - Twitter連動型の在庫検索・レコメンドサービス。
  • スケッチピストン - お絵描きFlashサイト。
  • マイナビバイト
  • ヴィレッジヴァンガードECサイト
  • PHOTOPRESSO - 写真をWeb上に集めてオリジナルブックを作成し、フォトブックとして製本することができる。スマホアプリも開発。2011年グッドデザイン賞[25]
  • 東急ハンズ ネットストア

プロダクト[編集]

  • チームラボハンガー - 商品を手にとると、ショップ内のディスプレイに、その商品のコーディネイトされた写真や動画を表示させるインタラクティブハンガー。
  • チームラボボール - ボール型のインタラクティブ作品。BUMP OF CHICKENの「firefly」および「虹を待つ人」のMVなどで使用されている[26]
  • チームラボカメラ - Facebookと連動したサイネージ型カメラ。2013年春の「シブパル展。」で、写真家の蜷川実花とコラボレーション[27]
  • FaceTouch - タッチパネルを操作して写真から担当者を探す受付システム。
  • メディアブロックチェア - ジョイントさせると色が変わる多目的プロダクト。
  • Digital Information Wall / デジタルインフォメーションウォール - パブリックアートのような空間演出も兼ねた、情報をグラフィカルにインタラクティブに見ることのできる、タッチパネル型デジタルサイネージ対応のソフトウエアエンジン
  • Digital Floor Guide / デジタルフロアガイド - ソフトウエアエンジン「Digital Information Wall」を利用した、写真で直感的に商品・店舗を探して、店舗に行きたくなるタッチパネル型デジタルサイネージフロアガイド
  • チームラボイメージサーチ - 最先端機械学習であるディープラーニングを元に画像を解析

デジタルアート[編集]

チームラボクリスタル花火(2017年、第33回全国都市緑化よこはまフェア/グランモール公園
  • Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite
  • Impermanent Life
  • Black Waves
  • クリスタル ユニバース[28]
  • Floating Flower Garden; 花と我と同根、庭と我と一体[29]
  • 世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う - 鑑賞者自身が作品の一部となる、インタラクティブな作品[30]
  • Nirvana - 伊藤若冲の特異な表現方法にインスパイアされたデジタルアート作品。
  • 秩序がなくともピースは成り立つ - 100台以上のスマートフォンを使ったインタラクティブな展示。
  • 世界はこんなにもやさしく、うつくしい - 書家紫舟とのインタラクティブインスタレーション。
  • チームラボクリスタル花火 - スマートフォンのブラウザと連動し、花火など様々な光の立体物を打ち上げることができるインタラクティブアート作品[31]
  • 花と屍 剥落 - 3DCG作品。
  • 生命は生命の力で生きている - 3DCG作品。

展覧会[編集]

常設展示[編集]

舞台演出[編集]

映像制作[編集]

  • 脊振ILCハイスクール! - ILC国際リニアコライダー)の招致を目指す佐賀県と福岡県の依頼で製作されたプロモーション映像[32]
  • 三浦工業 ウルトラピュアソフトウォーター - ダンサーの動きをリアルタイムに解析してエフェクトを生成する[33]TV-CM。
  • AYABIE『流星』 - ミュージックビデオ。
  • NHK大河ドラマ「花燃ゆ」オープニング映像 - 2015年

空間設計[編集]

建築[編集]

オフィス設計[編集]

チームラボアイランド(常設展)[編集]

  • キャナルシティ博多
  • チームラボアイランド ららぽーと湘南平塚
  • チームラボアイランド ららぽーと富士見
  • Wonders of Wildlife
  • Leam&Play! teamLab Future Park
  • Leam&Play! teamLab Future Park and Crystal Universe
  • 上海Green and Safe
  • teamLab Kids Sketch Town in Omaha
  • The New Children's Museum,san Diego
  • チームラボギャラリー昭和の町、大分
  • FUTURE WORLD WHERE ART MEETS SCIENCE
  • The Magic House(St.Children's Museum)
  • Explora Science Center and Childrens Museum of Albuquerque,New Mexico
  • Miami Children's Museum
  • FUTURE WORLD,Art Science Museum,Marina Bay sands
  • Wonder Forest JOYPOLIS
  • Madame Tussauds Wax Museum
  • パルファン イオンモール長久手店
  • 日産サティオ湘南 ららぽーと湘南平塚店
  • お絵かきピープル
  • お絵かきスマートタウン
  • イオンモール大和郡山
  • タイトーステーション セブンパーク アリオ柏店
  • イオンモール広島祇園
  • Thai:Snowtown・Bangkok

関係する人物[編集]

  • 森山雅勝 - チームラボ株式会社取締役COO、チームラボビジネスディベロップメント株式会社代表取締役、トランスコスモス株式会社専務取締役・BtoC事業戦略本部長、株式会社ココア代表取締役

参考資料[編集]

出典[編集]

  1. ^ "集団的創造の時代の知は、手を動かすことでしか生まれない"、DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー(2017年7月3日)
  2. ^ チームラボ株式会社 TOP
  3. ^ “UIはハンガー、ネットの価値をリアルに展開し新体験を創る チームラボの「teamLabHanger」”、IT pro(2012年9月24日)
  4. ^ "「めざましテレビ」に、チームラボが設計した空間の紹介。11/9(金)7:40〜"、チームラボ株式会社
  5. ^ “感動と物質は本質的には関係ない だから、物質から人類を解放したい”、東洋経済オンライン(日時不明)
  6. ^ 海外で絶賛、「チームラボ」が世界でウケる理由”、日経ビジネスオンライン(2017年2月14日)
  7. ^ “20代起業家の構想力 チームラボ・猪子代表が語る アートと起業、経済の関係”、事業構想PROJECT DESIGN ONLINE(2017年9月)[1]
  8. ^ “【対談】堀江貴文×チームラボ代表・猪子寿之が語る「アートが変える未来」”、excite.ニュース
  9. ^ チームラボ株式会社
  10. ^ “2012年の受賞者たち”、Laval Virtual
  11. ^ 毎日放送「情熱大陸」、2012年7月15日O.A.回より
  12. ^ [2]、“【対談】堀江貴文×チームラボ代表・猪子寿之が語る「アートが変える未来」”、excite.ニュース
  13. ^ [3]、“海外で絶賛、「チームラボ」が世界でウケる理由”、日経ビジネスオンライン(2017年2月14日)
  14. ^ “東急ハンズの「コレカモネット」が大賞に決定!”、日経ビジネスオンライン
  15. ^ "隅田川とスカイツリーを中心にした“ありえない密度を持った”東京の街"、STUDIO VOICE(2012年7月11日)
  16. ^ “我が国の優れたコンテンツ技術を発掘・評価する「Innovative Technologies」の採択技術を決定しました”、経済産業省
  17. ^ “「2012 Asia Digital Art Award FUKUOKA」エンターテインメント(産業応用)部門にて、「ウルトラピュアソフトウォーター テレビCM」が優秀賞を受賞”、チームラボ株式会社
  18. ^ “CyberArts 2014”、ART ELECTRONICA 2014(2014年9月4日)[4]
  19. ^ “企画者の愛情と熱量で47万人を集客した展覧会”、宣伝会議デジタルマガジン(2015年6月)
  20. ^ “大盛況の「モネ展」 70万人超は3年ぶり”、Art Annual online( 2016年1月27日)
  21. ^ “TOP 10 art exhibitions of 2015”、designboom(2015年12月9日)
  22. ^ “EXHIBITOR Magazine Announces Expo 2015 Award Winners”、EXHIBITOR(2015年10月22日)
  23. ^ “ミラノ万博閉幕、日本館はパビリオンプライズで「金賞」受賞”、JETRO(2015年11月2日)
  24. ^ “ミラノ万博閉幕、日本館はパビリオンプライズで「金賞」受賞”、JETRO(2015年11月2日)
  25. ^ “プロモーション [PHOTOPRESSO 「ほんとのつながり。」 | 受賞対象一覧”]、Good Design Award
  26. ^ “BUMP OF CHICKEN新曲「firefly」MVが公開!”、CDJournal(2012/09/10 掲載)
  27. ^ “チームラボ代表・猪子寿之、蜷川実花とタッグを組んだコラボ作品を語る - 「チームラボカメラ」開発秘話も”、マイナビニュース(2013/03/18 掲載)
  28. ^ "クリスタル ユニバース / Crystal Universe"、チームラボ
  29. ^ Floating Flower Garden; 花と我と同根、庭と我と一体”、チームラボ
  30. ^ “「これまでアートは作品を出す側と見る側に境界線があったが、チームラボの作品は、見る側も参加することで一つの作品が生まれる」”、香港経済新聞(2013年5月24日)
  31. ^ teamLab Crystal Fireworks / チームラボクリスタル花火(チームラボ)
  32. ^ “「彼女がいないとダメなんだ!」 女子高生が熱演、電子擬人化ミュージカルがステキ”、ねとらぼ(2013年4月19日)
  33. ^ “teamLab☆が進化系プロジェクション・マッピングで描く、三浦工業の軟水器のCMシリーズ「スゴイ水」”、white-screen.jp (2012年8月31日)
  34. ^ "チームラボによる電脳メイド喫茶が登場、ファミコン化された店内は仕掛けが満載"、CINRA.NET(2011年12月14日)
  35. ^ "ミラノ博覧会・日本館の演出に日本の一流クリエイターが集結。日本の食と文化を最新技術で表現"、ethica(2015年4月29日)
  36. ^ "DMM「斬新すぎる新オフィス」に隠された思惑"、東洋経済オンライン(2017年3月16日)

外部リンク[編集]