チームラボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
チームラボ株式会社
Team Lab Inc.
teamLabロゴ
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
113-0033
東京都文京区本郷1-11-6 東接本郷ビル5F
設立 2000年12月
業種 サービス業
事業内容 インターネットメディア事業、ソフトウェア開発事業
代表者 代表取締役 猪子寿之
資本金 1000万円
従業員数 200人
主要子会社 チームラボビジネスデベロップメント株式会社(チームラボBD)
チームラボサービスコンサルティング株式会社
ブランドデータバンク株式会社
チームラボセールス株式会社
フジテレビラボLLC合同会社
チームラボベトナム
チームラボ上海
外部リンク http://www.team-lab.com/ http://www.team-lab.net/
テンプレートを表示

チームラボ株式会社Team Lab Inc.)は、東京都文京区に本社を持つ、独立系のシステムインテグレート企業である。

東京大学発のベンチャー企業として知られている。ウルトラテクノロジスト集団を自称し、プログラマ(アプリケーションプログラマ、ユーザーインターフェイスエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア)、ロボットエンジニア、数学者、建築家、ウェブデザイナーグラフィックデザイナー、CGアニメーター、編集者など、情報化社会のさまざまなものづくりのスペシャリストから構成されている。芸術を主体とした先鋭的なモノ作りを得意としている。

概要[編集]

東京大学での同級生であった猪子寿之青木俊介がシステム開発の請負事業を行い始めたのが会社の源である。その後、猪子の幼馴染である東工大生の吉村譲や、東工大で吉村の友人だった田村哲也など数名を加え、ベンチャー企業としての形態となった。

2000年12月に会社組織となり、有限会社チームラボ設立。その後も堺大輔などの東大生が数多く参加するようになり、メインであったWEB開発と共にセレクトウェアなど独自技術の製品開発も手がけた。2002年8月、チームラボ株式会社に組織変更。

様々な分野のスペシャリストを集め、サイエンステクノロジーデザインアートを融合させた領域でものづくりを行っている。「多くの産業、もしくは企業は、生み出す製品やサービス、そして存在自体が、“人がアート的だと感じるようなもの”でないと生き残れない社会になっていく」と公言し、様々な依頼に対するソリューションとして、WEBサイト、デバイス、実店舗用プロダクト、スマートフォンアプリ、空間設計、TV-CM、舞台演出など、多岐にわたる仕事をこなしている[1]。中でもデジタルサイネージと連動した「チームラボハンガー」はメディアからの注目度が高く、実際に導入している店舗や開発者のインタビューと共に度々取り上げられている[2][3]

国内の仕事のみに留まらず、2012年には欧州最大のバーチャルリアリティ博覧会「Laval Virtual 2012」にて、アート作品「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」が「建築・芸術・文化賞」を受賞し[4]、台湾で最も権威のある国立美術館にて、外国の企業では初となる[5]個展を開くなど、海外での実績も目立つ。

デジタルサイネージを使ったものづくりに力を入れており、デジタルサイネージアワード2013にて、タッチパネル式の次世代受付システム「FaceTouch」がシルバー賞、成田空港第一ターミナルに常設展示中の「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」がブロンズ賞に選ばれた。[6]

2013年7月6日、日本テレビ音楽番組THE MUSIC DAY 音楽のちから」内で行われた、テレビ史上初となる、生放送中に全国の視聴者が同時に音ゲーをプレイし、ライブ演奏に参加できる「 Feat. You」のシステムを開発した[7]。終了後、音ゲーの参加人数は132万8000人だったと番組内で発表された。

代表の猪子は社会や文化など様々な分野を独自の理論で紐解いており、その強烈なキャラクターも相まってか各種メディアイベント、講演会への露出も増えている。

歴史[編集]

  • 2000年 - 東京大学東京工業大学の大学院生・学部生が集まり、チームラボ有限会社を設立
  • 2001年9月 - ブランドデータバンク株式会社を設立
  • 2002年 - チームラボ株式会社に組織変更
  • 2006年5月 - フジテレビラボLLC合同会社を設立
  • 2007年 - 株式会社大広と業務提携
  • 2007年 - auDesign projectにて制作したコンセプトモデル携帯「actface」が文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品に選出
  • 2008年 - パリルーヴル宮の、フランス国立装飾美術館で開催された「感性kansei Japan Design Exhibition」展に、日仏交流150周年事業の一環として制作した映像作品「花と屍」を出展
  • 2010年 - 「コレカモ.net」が、第2回「日経ネットマーケティング イノベーション・アワード」で大賞を受賞[8]
  • 2011年 - 「百年海図巻」と「チームラボハンガー」が文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品に選出
  • 2012年 - 欧州最大のバーチャルリアリティ博覧会「Laval Virtual 2012」にて、「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」が「建築・芸術・文化賞」賞を受賞
  • 2012年 - 東京スカイツリーの開業に合わせて「東京スカイツリーの壁画」を制作し[9]、1階の団体用エントランスに展示
  • 2012年 - 台湾国立美術館にて、外国人では初となる個展「We are the Future」を開催
  • 2012年 - 「メディアブロックチェア」が、経済産業省の「Innovative Technologies」に採択される[10]
  • 2012年 - 「ウルトラピュアソフトウォーター テレビCM」が、「2012 Asia Digital Art Award FUKUOKA」エンターテインメント(産業応用)部門の優秀賞を受賞[11]
  • 2013年 - デジタルサイネージアワード2013にて、「FaceTouch」がシルバー賞、「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」がブロンズ賞を受賞

主なサービス・ワーク[編集]

WEB[編集]

  • iza! - ニュース配信サービスにユーザー参加型の双方向サービスを組み込んだ新感覚のニュースサイト。
  • コレカモ.net - Twitter連動型の在庫検索・レコメンドサービス。
  • スケッチピストン - お絵描きFlashサイト。
  • マイナビバイト
  • ヴィレッジヴァンガードECサイト
  • PHOTOPRESSO - 写真をWeb上に集めてオリジナルブックを作成し、フォトブックとして製本することができる。スマホアプリも開発。2011年グッドデザイン賞[12]

プロダクト[編集]

  • チームラボハンガー - 商品を手にとると、ショップ内のディスプレイに、その商品のコーディネイトされた写真や動画を表示させるインタラクティブハンガー。
  • チームラボボール - ボール型のインタラクティブ作品。BUMP OF CHICKENの「firefly」および「虹を待つ人」のMVなどで使用されている[13]
  • チームラボカメラ - Facebookと連動したサイネージ型カメラ。2013年春の「シブパル展。」で、写真家の蜷川実花とコラボレーション[14]
  • FaceTouch - タッチパネル式の次世代型受付システム。
  • メディアブロックチェア - ジョイントさせると色が変わる多目的プロダクト。

アート作品[編集]

チームラボクリスタル花火(2017年、第33回全国都市緑化よこはまフェア/グランモール公園
  • 世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う - 鑑賞者自身が作品の一部となる、インタラクティブな作品[15]
  • Nirvana - 伊藤若冲の特異な表現方法にインスパイアされたデジタルアート作品。
  • 秩序がなくともピースは成り立つ - 100台以上のスマートフォンを使ったインタラクティブな展示。
  • 世界はこんなにもやさしく、うつくしい - 書家紫舟とのインタラクティブインスタレーション。
  • チームラボクリスタル花火 - スマートフォンのブラウザと連動し、花火など様々な光の立体物を打ち上げることができるインタラクティブアート作品[16]
  • 花と屍 剥落 - 3DCG作品。
  • 生命は生命の力で生きている - 3DCG作品。

舞台演出[編集]

映像制作[編集]

アプリ制作[編集]

  • SUNTORY RACING GAME – Facebookアプリ。
  • Tweetめざまし – Twitterのタイムライン上のツイートを可愛く読み上げてユーザーを起こしてくれるiPhoneアプリ。
  • ガクブルペンギン - Androidアプリ。
  • チームラボボディ - 世界で初めて、生きた人間の骨格の動き・人体の形態を忠実に再現した3D人体解剖アプリ。
  • Nintendo TVii[19], Wii Street U powered by Google[20] - 任天堂Wii U』用アプリケーション。

空間設計[編集]

オフィス設計[編集]

関係する人物[編集]

  • 森山雅勝 - チームラボ株式会社取締役COO、チームラボビジネスディベロップメント株式会社代表取締役、トランスコスモス株式会社専務取締役・BtoC事業戦略本部長、株式会社ココア代表取締役

参考資料[編集]

出典[編集]

  1. ^ チームラボ株式会社 TOP
  2. ^ “UIはハンガー、ネットの価値をリアルに展開し新体験を創る チームラボの「teamLabHanger」”、IT pro(2012年9月24日)
  3. ^ “「めざましテレビ」に、チームラボが設計した空間の紹介。11/9(金)7:40~”、チームラボ株式会社
  4. ^ “2012年の受賞者たち”、Laval Virtual
  5. ^ 毎日放送「情熱大陸」、2012年7月15日O.A.回より
  6. ^ “アワード開催結果”、DIGITAL SIGNAGE AWARD 2013
  7. ^ “テレビ史上初!生放送中に全国の視聴者が同時に音ゲーをプレイし、ライブ演奏に参加できる「嵐 Feat. You」のシステムをチームラボが企画・開発。”、チームラボ株式会社
  8. ^ “東急ハンズの「コレカモネット」が大賞に決定!”、日経ビジネスオンライン
  9. ^ “隅田川とスカイツリーを中心にした“ありえない密度を持った”東京の街”、STUDIO VOICE(2012年7月11日)
  10. ^ “我が国の優れたコンテンツ技術を発掘・評価する「Innovative Technologies」の採択技術を決定しました”、経済産業省
  11. ^ “「2012 Asia Digital Art Award FUKUOKA」エンターテインメント(産業応用)部門にて、「ウルトラピュアソフトウォーター テレビCM」が優秀賞を受賞”、チームラボ株式会社
  12. ^ “プロモーション [PHOTOPRESSO 「ほんとのつながり。」 | 受賞対象一覧”]、Good Design Award
  13. ^ “BUMP OF CHICKEN新曲「firefly」MVが公開!”、CDJournal(2012/09/10 掲載)
  14. ^ “チームラボ代表・猪子寿之、蜷川実花とタッグを組んだコラボ作品を語る - 「チームラボカメラ」開発秘話も”、マイナビニュース(2013/03/18 掲載)
  15. ^ “「これまでアートは作品を出す側と見る側に境界線があったが、チームラボの作品は、見る側も参加することで一つの作品が生まれる」”、香港経済新聞(2013年5月24日)
  16. ^ teamLab Crystal Fireworks / チームラボクリスタル花火(チームラボ)
  17. ^ “「彼女がいないとダメなんだ!」 女子高生が熱演、電子擬人化ミュージカルがステキ”、ねとらぼ(2013年04月19日)
  18. ^ “teamLab☆が進化系プロジェクション・マッピングで描く、三浦工業の軟水器のCMシリーズ「スゴイ水」”、white-screen.jp (2012年8月31日)
  19. ^ “社長が訊く『Wii U』 Nintendo TVii 篇”、任天堂株式会社
  20. ^ “社長が訊く『Wii U』 Wii Street U powered by Google 篇”、任天堂株式会社
  21. ^ “チームラボによる電脳メイド喫茶が登場、ファミコン化された店内は仕掛けが満載“、CINRA.NET(2011年12月14日)

外部リンク[編集]